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園長室便り8月・9月号

充実期の2学期が始まりました

 

毎日の猛暑続きで、体調管理が大変でしたね。

でも、子ども達はエネルギーを力強く発揮し

ていたのではないでしょうか。

 

さて、1学期のお便りでは園生活の中の体験

の重みについて触れさせて頂きました。

今日から始まった2学期では、その体験に重

みと深みが加わっていきます。

体験そのものが、子ども達の心と身体を育て

てくれるものと思っております。

 1学期では体験する事自体が楽しくて楽し

くて!!と、やりたい事にたくさん手を付け

てきました。結果なども考えず。また創意・

工夫する事も少々中途になったり、友だちと

調和する事よりも自らの楽しさを追求したり。

と、自らの楽しい体験をいっぱいやってきま

した。特に年少児・年中児はそうでした。

 

 そして2学期は、子ども達のこの

“やれば楽しい!!”という体験が生かされ

てきます。

この楽しい思いを心で味わった事が基となっ

て、2学期は体験そのものに

“考えて行動する!!”という意識が加わっ

てきます。

ですから、少々難しい事が目の前に生じても、

何とか解決をしよう!と、考える事自体を楽

しみ始めます。

“難しいけど楽しい!!”という言葉が子ど

も達からよく聞かれるようになってきます。

そして、ひたすら自分だけが楽しいという世

界から、仲間の方にもしっかりと目が届くよ

うになっていきます。

「友だちが悲しい表情をしている、辛そうに

している」という仲間の心情にも目が注げる

ようになり、相手の立場に立った配慮をして

くれるようになります。

また、やり始めた事は、最後まで頑張ろうと

いう強い意志を持って物事に当るようにもな

ります。

そして、こんな事も。

今まで遠ざけていた遊び(一輪車等)も、仲間

の頑張りや努力する姿を見て、「このままで

は成功しないから、また頑張ろう!!」と集

中し、努力し、自分の力で成し遂げようとい

う逞しさも見せてくれるようになります。

 

 その様な能力を幼児期の子ども達はどの子

どもも秘めていますね。

ただ、それらの能力は、知識として大人が指

示して命令してやらせる事が中心になります

と、その力は発揮してきません。

それは、小さな体験を一つひとつ積み重ねて

いった結果として力を発揮してくれるものと

思っております。

そして、その小さな体験の中には失敗やアク

シデント、トラブル等もたくさん含まれてい

ます。

さらに幼児期の子どもは、効率よく物事を進

める事は余りやりません。

大人から見ますと“何と無駄な事を!!”と

思えるような事も、子ども達は何の疑いも抱

かず、自分で考えた事だから!!と、何度で

も、そして何でもやりたがるのです。

試行錯誤を何度でも繰り返すのです。

そしてこの試行錯誤は、大人の目から見ます

と、いたずらに思えるような事がとても多い

のです。

でもこれを子どもが満足するまで、出来るだ

け見守るようにしていけば、そのいたずらが

実は学習だったりします。

子どもの体験の一つひとつが、どんな小さな

体験でも自ら考えて行動を起こした時には無

駄がない事を子ども達は私共に教えてくれま

した。体験そのものに意味がある事を!

 もちろん、危険な事や相手が困ってしまう

体験が全て良い訳ではありませんので、その

体験の状況に応じて、何が大切な事か!!を

考える機会にします。

そうしますと、体験からの気付き(学び)につ

ながっていくようです。

 実は、体験の積み重ねは

【効率の良さ】

【失敗は成功のもと】

【努力は結ばれる】

【本当の優しさとは?】等、

とても難しい抽象的な概念の理解につながって

いく事が分かりました。

お子さん方がよく「失敗は成功のもと!」と

口にしますね。

もちろん日々の生活の中で私共もよく口にし

ている言葉ですが、子どもがそれを口にする

時は、自分で体験して心で実感した思いが込

められている事を感じています。

                 

       ☆

 

今小学2年生になっている子ども達が年長児

の時に【47都道府県を覚える】という課題

を出しました。

その時、1つのクラスの女児全員(12人)が

【47都道府県】のジオラマ作りを楽しみ始

めました。

ある時子ども達は、1枚の模造紙を12人で

囲み製作をしていました。この時子ども達は

「東北地方を皆で作ろう!」と決めてスター

トしていました。

でもやはり12人全員で1枚の模造紙を囲ん

で作るにはとても狭くて上手くいきません。

 

 作った作品を貼りたい場所があっても貼れ

る状態にはありませんでした。

でもそこには多人数で作成するからこその悩

みや気づきがありました。

子ども達は移動してみたり、貼る時には順番

に並ぼうとか、様々な対策を考えながら行動

を進めていました。

しかし、横に移動しても人数が多くて十分な

広さを確保出来ず、又、順番に並んで貼るの

は時間がかかってもったいないし、待つのも

大変。

子ども達はあの手この手で現状改善を試みて

います。

でも新たな手段を用いるも、また新しい問題

が出て来てしまう状態でした。

しかし、子ども達はその悩みをおろそかにす

るのではなく、また次の案を出しては先に進

んでいたのです。

 そして、最終的には

「あ!良い事考えた!東北地方グループと

か、四国地方グループとか、グループ毎に

分かれて作るのはどうかな?」

「良い考え!グループに分かれたら狭くなら

ないし、待つ時間もかからないね。」

(これまでの体験が生かされていました!)

「いいね!その方が3つ一緒に作れる!どう

やってグループ分ける?」

「うーん…、北海道地方は北海道だけで少

ないから2人グループが良いと思う。あと、

東北地方は6つもあるから、3人か4人グ

ループが良いと思うんだけど、どうかな?」

 

この時子ども達は、大人でいう“効率の良さ”

しっかり意識していましたね。

 

さらに子ども達は、仲間の力を認め、個々の

子どもが生かされる方法をとっていたのでし

た。

「○○ちゃんはいつも字を書くのが上手だよ

ね。ここに〜〜って書いて欲しいな。」

「△△ちゃんは色を塗るのがいつも丁寧だか

ら、ここは△△ちゃんにお願いしてもいいか

な?」等と。

 

日常の生活の中で、その子の得意分野や素敵な

ところをしっかり見ており、各々の力を生かす

方法をとっていました。

苦手なところを指摘するのではなく、得意なと

ころを生かす方法を考えて、“協調する事”の

本当の意味も理解していたのです。

 

 子ども達は、6月上旬から始めて、卒園間近

2月までかかって9地区に分かれたジオラマ

を全て完成させたのでした。

 

 

 

 

 

           ☆

 

 子ども達はたくさんの失敗をしながらも試行

錯誤をいっぱいする事で効率の良さもしっかり

学んでいたのですね。

 

 このように子ども達は、自らの体験の中から

“とても難しい事への理解”にまで学びとって

いったのです。

全て、自らの体験で、自ら学びとっていったも

のです。

幼児期の子ども達の器量の大きさを感じます。

 

            ☆

 

 これから始まる2学期は、大きな行事もたく

さんあります。

子ども達はその一つひとつをとても楽しみにし

ていますので、それを生かし、成長に結びつけ

ていきたいと思っております。

そしてこれらの行事の一つひとつも、大人が考

えた事を与えるというやり方はしません。

子ども達が一つひとつの行事を、自分達の行事

として捉えられるよう、一つひとつの事を考え

ながら、本当にやりたい行事とは何か?等と考

えながら実行に移して参りたいと思っておりま

す。

 

  たくさん頭で考えます

  たくさん心で味わいます

  たくさん身体で感じとっていきます    

 

それを子ども達は、楽しくやろうとするのが、

この2学期です。どうぞ、お子さん方のやる気

を支えて頂けますと嬉しいです。

2学期も、どうぞ宜しくお願い致します!

        

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