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園長室便り6月号のつづき〜

年中児間のトラブル

 

 5月10日・2便のバス待ちの時間。遊びの

での来事です。

ままごとコーナーではるなちゃんが遊んでいま

た。

暫くするとひよりちゃんの大きな泣き声が。

ひよりちゃんは4月に入園したばかりの新入児

す。

 

担任:「どうしたの?ひよりちゃん。」と、

    すぐにか寄り、声をかけました。

ひより:「あの女の子が私を蹴っ飛ばしたの…。」

     すと側で遊んでいた進級児のゆら

     ちゃんが心配してかけ寄り、

ゆら:「どの子?」と、ひよりちゃんの声に耳

    を傾けめました。

ひより:「あの子。」と、指を差した先には

     はるなちゃんが。

ゆら:「はるなちゃんがひよりちゃんのところ

    を蹴っばしたんだね。でも、どうし

    て蹴っ飛ばしたのかな?」

      と、はるなちゃんの理由に耳を傾け始め

    ました。

はるな:「だって、はるなちゃんが遊んでいた

    ところ入ってきたんだもん!」

ゆら:「そうか、それは嫌だったよね。」

 

      と、はるなちゃんの気持ちに共感しなが

   らひよりちゃんにはるなちゃんの気持ち

   を伝えてくれていました。

ゆら:「ひよりちゃんは、混ぜてって言わなか

    ったの?」と、ひよりちゃんへ。

ひより:「言ったよ。」

ゆら:「はるなちゃん、ひよりちゃんは混ぜて

    って言ったんだって。」

はるな:「うん聞こえてた。でも、はるなが返

    事する前に勝手に入ってきたんだもん。」

ゆら:「そうだったんだ。ひよりちゃんが勝手に

    入ってきたからはるなちゃん嫌な気持ち

    になったんだね。」

 

      はるなちゃんはゆらちゃんと会話してい

   くうちに目には涙がいっぱいに。

      ひよりちゃんのことを泣かせてしまった

   のに、責める事なく理由を聞いてくれた

   ゆらちゃんの気持ちがとても嬉しかった

   ようです。

      すると、

ゆら:「ひよりちゃん、はるなちゃんはひより

    ちゃん混ぜてっていう言葉聞こえて

    いたんだけど、お返事する前に入って

    きたから嫌な気持ちになったんだって。」

    と、ひよりちゃんへ。


       ひよりちゃんは黙ってゆらちゃんの話

    を聞いていました。すると、

はるな:「ひよりちゃん、ごめんね。」と、

    はるなちゃん。

       すると、

ひより:「ごめんね。」と、ひよりちゃんも自ら

    の言葉で。

              ★ 

 大人の出番がほぼなく、子ども同士でトラブル

の解決を図っていました。

はるなちゃんとひよりちゃんは互いに言葉が足

りなくてトラブルになっていました。

でも、一歩距離を置いていたゆらちゃんは、冷

静な状態で状況判断をしっりととってくれて

いました。ゆらちゃんが言葉の架け橋となって

くれた事で互いの気持ちを知る事が出来、心か

ら自分の事をかみしめる事が出来ていた2人で

した。

問題解決後の2人は、何事もなかったかのよう

に各の遊びに戻っていきました。

             ★

進級した子ども達は、年少の時の1年間でたく

さん経験を積んできました。

ケンカやトラブルは日常茶飯事でした。

ですから、その都度、【一方的な責め方はせ

ずケンカやトラブルには必ず原因がある事に

気づかせる】とか、

【互いの思いを言葉にして相手に伝える事】

とか、

【自分の思いは相手に伝わるように話す】、

さらに

【お互いに心がすっきりする為にはどうした

ら良いのか】

等々、を常に意識して子ども達と関わってき

ました。

子ども達は、体験の中からしっかりと大切な

事を吸収していたのですね。

          ★

ただ、いつもいつも今回の様に子ども同士で

問題解決が図れるか?と申しますと、そうで

はありませんね。

状況によっては大人が入らなければならない

時もたくさんあります。

又、同じ様なトラブルに遭遇しても、自分の

遊びを優先して仲間の援助に入れない時もあ

ります。これらも全て経験です。

 

これからの1年もこれらの体験を大切にして

関わって参りたいと思っております。

 

4月下旬。

やっと自分の気持ちを言葉や態度で表わす事が

出来る様になって参りました。

その分、関わりも増え、トラブルやアクシデン

トもたくさん起き始めています。

 

 2人の子どもが発砲スチロール製のブロック

を高く積み重ねていました。

そこへもう1人の子どもが“楽しそう!”と思

ってそのまま入り込み、3人でブロック積みを

楽しんいます。

勝手に入り込む状況になりますが、まだそこに

は気づく3人ではなく、そのまま高く重ねる事

を楽しんでいます。

 ところが、その高くなったブロックが壁状と

なっており、とても魅力的に映ったのでしょう。

他の子が勢いよく体当たりしてきました。

体当たりの結果、バラバラになったブロックに

も魅力を覚え、大喜びしております。

 このような姿は、入園当初にもたくさん見ら

れていました。

でも、4月下旬から5月上旬頃になりますと、

ちょっと違った姿が見られ始めました。

ブロックを倒された3人の顔が曇り始めたので

す。

すると、勢いよく体当たりをした子どもも、そ

の3人の表情に気がついたのです。

そして「ごめんね。」と。とても素直に謝って

いました。

 ここからは担任の出番です。

 

担任:「3人で頑張ってブロックを高くしてい

    たのが壊れてしまったね。どうしよう

    か?」と、体当たりを楽しんだ子ども

    に。

子ども:「作り直す!」と、少し考えて解決策

    を。

このようにして、問題解決の一歩を踏み出した

ども達です。

担任:「高いブロックの壁は面白いもんね。だか

      ら倒したくなるもんね。でも、よく気が

    ついたね。ブロックを重ねていたお友

    だちが悲しい顔になっていたね。

      そして、作り直した方がいいって考えた

    んよね。ちゃんと考えられる子どもで

    私も嬉しいです。私も作り直すの手伝い

    ますよ。」

ブロックを倒された3人もすぐ気持ちを受け入れ、

一緒に直し始めました。
ところがです。
皆でやり直したブロックの壁が完成するや否やま

別の子どもがスピードで体当たりをして、崩れ

た様を楽しんでいます。

そこで今度は、5人で、小さな話し合いをしまし

た。
まだまだ年少の子ども達は、他人の思いより自分

喜びの方を優先して行動に出ますので、同じ様

な事がどのクラスでも生じています。

これまで、今回のような体験を地道に積み重ねて

ました。

そうしますと、5月下旬頃になりますと、次のよ

な姿も見られるようになって参りました。

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