ホームページ募集要項お問合せ電話番号やまびこ幼稚園
やまびこのモットー遊びながら学ぶ園庭紹介やまびこのイベントやまびこの歴史・活動やまびこのQ&A子育てのヒント交通アクセスとバスルート

カレンダー(更新記録)
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< 園長室便り 4月号 | main | 園長室便り 6月号 >>
園長室便り 5月号

新年度がスタートして、20日程経ちました!!

 

保護者の皆様方、お子さんを園の方に送り

出して頂きましてありがとうございます。

進級児といえども新しい環境です。

不安感をいだきながらの日々が続いたこと

でしょう。

そして、新入児の子ども達も。

初めての親離れで大泣きする子どもも沢山。

又、初めは楽しいと通っていたものの、疲

れや思うようにいかない現実に、悲しい思

いでシクシク涙したりと。日々葛藤してい

ました。

お家でだだをこねたりしていませんでした

か?保護者の方も不安な事が沢山あった事

と思います。

でも、子ども達は、感情を思い切りに表に

出してくれました。そのお陰もあって、

徐々に園の生活に馴染んできました。

まだまだ、細かい心配りが必要な日々が続

く事かと思いますが、これからの1年がと

ても楽しみです。

               

        ●

 

さて、園の集団は、常に仲間が側で生活し

ている場所です。

それも同じ年齢の子ども達が沢山。

この幼児期の子ども達は、どの子も自分の

主張を押し通すことを優先します。

それも自分本意の主張です。

相手のことを考える余裕などはなく、ひた

すら自分の思いだけを相手にぶつけます。

【自己を抑えて、相手に合わせた行動を

とる】のが、とても苦手な年齢です。

ですから、当然そこにはトラブルが生じ

すね。そして、このトラブルは、自分も辛

い思いをしますし、相手にとっても悲しい

思いになりますので、子ども同士で現実を

味わうことになります。

この、子ども同士で味わう現実は、実感を

伴いますので、幼児期の子どもでも、事の

善し悪しの理解につながっていきます。

ですから、このトラブルが生じた瞬間を大

切に生かし、子どもの育ちへ結びつけてい

きたいと思っております。

大人が「相手のことを考えなさい。」

「自分勝手なことを言っても、お友だちに

伝わらないでしょう。」と、正論を言葉で

指導するよりも、トラブルの中で実感を味

わった時に<どういう思いでトラブルにな

ったのか?>

<相手の友だちはどう感じたのか?>

<自分の気持ちも、そして相手の気持ちも

すっきりするには、どうしたら良いのか?>

等と、その都度、原因を探ったり、対策を

立てたりする機会にした方が、子ども自身

も自分の事と感じ向き合う姿勢になってい

きます。

初めはなかなか思うようにいきませんが、

事が起こる度に、子ども達の心の思いに耳

を傾けていきますと、子ども同士で問題解

決を図るようになっていきます。

(まだまだ先のことですが。)ですから、

このトラブルの経験は子ども達を大きく育

てていく事になります。

 

同じことの繰り返しになりますが、幼児期

の子ども達にとって、とても難しい

【相手に合わせた行動がとれるようになる】

には、このトラブルの経験が大きな力とな

っていくことになりますね。

トラブルは、他人事ではなく当事者が自分

ですので、全て自分の事として捉える事が

出来ますから。ですから、この、実感に残

る瞬間を逃さず子ども達と関わっていきた

いと思っております。

決して【幼いからまだ分からない】ではあ

りません。この年齢の子ども達は、経験を

一つひとつ積み重ねていきますと、大人以

上の精神力(逞しさ・集中力)や仲間との

協調性を発揮することが、子ども達の姿か

ら実感しています。

楽しい経験、そしてアクシデント・トラブ

ルの経験も含めた、実感が持てる機会を逃

さず、成長に結びつけて参りたいと思いま

す。

 

         

 

さて、年少児の

【1年の経験の中で、育った姿】と、

【入園ほやほやの姿】をお知らせしたいと

思います。

 

≪平成29年2月の事です≫

 

 年少・さくと君は、文字書き遊び(マス

目を、文字やといった印で全部埋め

ると、頑張りを認められて理事長より様々

な折り紙を手に入れることが出来る遊び)

をしていました。

実はこの頃、文字書き用紙の様式が変わり

ました。片面に216のマス目がある用紙から、

片面に104のマス目がある、裏表一体となっ

た用紙になりました。

その事を知らなかったさくと君は、表面を終

了し、完成の喜びを胸いっぱいに込めて担任

へ報告。

やはり、裏面にもマス目があることに気が付

いていません。

担任は、言葉を選んで、裏面の存在と、もう

少し頑張ると、本当の完成になる事を伝えま

した。でも、納得まではいかず、

“職員室の理事長の所へ用紙を持参する。”と

いう判断をしました。

“そうだよね。頑張って書いてきたんだもんね。”

と担任はもう1ステップの必要性を感じて、

さくと君を職員室へ送り出しました。

そして、さくと君が戻ってきました。

うなだれて…。

さくと:「・・・。」

手にはびりびりに破かれた文字書きの紙が握

られていました。

どうやら裏面が完成していないことを理事長

から伝えられたようです。

担任:「おかえり、さっくん。そっか、悔し

    かったね。泣いても大丈夫だよ。」

と、悔しい心情を受け止めることに。

すると、その場で、大泣きするさくと君。

書いたのが不完全だったのは自分でも分かっ

ていたものの、自分は表を書ききったからと、

見せたかったようです。

そんなさくと君の気持ちが痛いほど伝わって

きました。

 

担任:「さっくんが頑張っているのを見てい

    たから、泣きたい気持ちすごく分か

    るな。今日無理しなくてもいいし、

    明日とか、またさっくんがやりたく

    なった時にできるよ。」

 

と、一呼吸置いた方が良いのかと思い言葉を

かけてみました。

ところが、さくと君は大きく首を振りました。

 

担任:「もう一度やってみる?破れた所テープ

    で貼ってみる?」

 

さくと:「・・・。」

 

破れた紙を見ると、

再び涙が溢れてきたさくと君。

その姿から、担任は事を急がせすぎた事や、

今さくと君自身が自分の気持ちに向き合お

うとしており、どうしたらいいか分からな

い状況で涙が止まらない事に気がきました。

担任は、“いつでも続きが出来ること”や

“テープで補強することが出来ること”を

提案し、今はさくと君の気持ちに寄り添い、

落ち着くまで見守り、「悔しかったね。

大丈夫。待ってるね。」と、言葉を掛ける

ことにしました。

すると、その時うさぎ組に年長児のひまわ

り組の子どもが3人やってきました。

 

子ども:「お邪魔します!ミニお別れ会の

     ポスターを書いてきました!!」

 

と、意気揚々と部屋に入ってきました。が、

すぐになんだかいつもと様子が違うことを

感じ取った年長児。

 

あきな:「(そ〜っとさくと君の表情を見

     ながら)どうしたの?」

 

と、心配そうに尋ねてくれました。

 

たくま:「大丈夫?泣いてたんだ。」

 

担任:「実はね、さくと君文字書きを頑張っ

    ていたんだけど、紙の種類が変わっ

    て裏にも書かなきゃならないんだ。で

    も、書ききらないで職員室まで行った

    んだけど・・・」

 

れみ:「それだと全部出来たことにならないよね。」

 

担任:「うん。でもいつもみたいに表は全部書

    いたから、さくと君も悔しい気持ちが

    あるんだと思うんだ。」

 

れみ:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

 

あきな:「うん!あきなも前に、雑巾をぐちゃ

     ぐちゃにしちゃったことあるけど、

     もう一回やり直したら園長先生が宝

     物にしてくれたんだよ。だから、

     さくと君も、もう一度頑張ればきっ

     と宝物になるよ。」

 

たくま:「破れちゃったら僕ならテープでとめるよ!」

 

あきな:「うん!あきなもそうするな!テープの

     上は鉛筆だと書けないからペンで書く

     といいよ!」

 

ひまわり組の子ども達が、言葉を掛けてくれてい

る間にすっかり涙が乾いたさくと君は、その場で

ずっと先輩の話を聞いておりました。

 

担任:「ありがとう。いっぱいさくと君のために

    考えてくれて。」

 

年長児:「いいえ!頑張ってね!」

 

担任:「さっくん。白帽子さんからいっぱい色ん

    なこと教えてもらったね。お部屋にテー

    プもあるし、私テープの上からも書ける

    油性ペン持ってるよ!」

 

さくと君は、ちらっと自分の手に持っていたバラ

バラになった文字書きの紙を見ました。

もう、さくと君の中では、“やってみたい”気持

ちが芽生えているはずだと思えました。

でも、一度涙を流し、どうにもこうにも自分の気

持ちが整わない時間が続いたさくと君。

その葛藤を乗り越えて、困難に向き合い“できた!”

という達成感を掴んで貰いたいと思い、モーション

を掛けてみることにしました。

 

担任:「さっくん。このままやめて違う遊びにする?

    それとも、最後まで諦めない子どもになる?」

 

さくと:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」

 

と、大きな声でまっすぐな目で気持ちを伝えてく

れました。

 

担任:「すごい!さっくん。最後まで諦めないで

    頑張るんだね。さっくんが頑張っている

    から、私も最後まで応援するね。」

 

そして、早速テープで破れた所を貼り、鉛筆やペ

ンで書き進めるさくと君。終始笑顔で!

 

さくと:「ここはペンで書く!“へ”っていっぱ

     い書く!」

 

と、あっという間に残りのマスも書き終えて、笑

顔で職員室に向かいました。

そして、部屋に戻ってくるなり「もう一回やる!」

と、その日は結局3の文字書きをして楽しみまし

た。

 

先輩達の力も借りて、辛く、悲しい事を乗り越え

たさくと君は、更なるやる気へ繋がっていきまし

た。

 

 

(さくと君が頑張って仕上げた『文字書き』遊びです♪)

 

 

 

≪平成29年4月17日・新入児初登園日の事です≫

 

 ブロックを繋げて遊んでいた時の事です。

ふうきちゃんが興奮した様子で担任の元へ、やって

きました。

 

ふうき:「先生!あのね、あの子がふうちゃんの為

     に、ブロック持ってきてくれたの。」

 

担任:「そっかぁ。ふうちゃんはお友達に優しくし

    てもらって嬉しかったんだね。」

 

ふうき:「うん!優しくしてもらって嬉しいの!」

 

担任:「ふうちゃんの為に持ってきてくれたんだっ

    て思えるふうちゃんも素敵だね。

 

ふうき:「うん!」とにっこり。

 

 初めての登園日で、ドキドキしている中、そんな

風に相手の好意を感じ取れる姿に感心させられた出

来事でした。

 

そして同日。こんな事も。

座っていたイスから立ち上がり、水道へ。そこは空

席に。すると、別の子がその空席へ。

すると、「あの子が座っていたからダメだよ。」と、

隣に座っていた子が守ってくれています。

「でも、ここに座りたい!」「でも、あの子が…。」

と、互いに主張し合っています。

まだ、入園したばかりなので、担任もすぐに間に入り、

互いの気持ちを代弁してあげながら互いの主張の意図

を伝えていきました。

すると、完全な納得とまではいきませんでしたが、状

況の理解には繋がっていったようで、先の子の席を優

先してくれました。

空いた席に座ることは問題ありませんね。

でも、側にいた子が先客に気付き、その子がここに戻

ってくることを予想して対応してくれていることも、

とても素敵です。双方とも間違っていませんね。

担任は、その双方の思いを一つひとつ丁寧に言葉にし

て返していきました。

2人共、しっかりと耳を傾け、状況の理解に少し近づ

いたようです。

 担任は、このような子ども達の姿から、互いの子ど

もの感情の整理をするため、言葉で繋げていき、各々

の子どもの気付きになっていくように意識して関わっ

ています。

 

           

 

これから、仲間の中での生活が続きます。

楽しい経験もいっぱいします。

悲しい出来事も日々起こります。

この経験の全てを、子どもの心と身体の成長に繋げて

いきたいと思っております。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

           ★

 

 

「文字書遊び」の子どもの作品2点を紹介しますね。

 

 

 (年長児:まさかず君)

 

 

年少児:あさひ君

 

 

| 園長先生のコラム | 00:01 | - | - |

HOME|募集要項|園長室だより|子ども達の風景|幼稚園に入るということは

やまびこのモットー|遊びながら学ぶ|園庭紹介|イベント|歴史・活動|Q&A|子育てのヒント|アクセス&バスルート

Copyright(C) 学校法人旗立学園 やまびこ幼稚園 〒982-0215 仙台市太白区旗立3-8-30 電話 022-245-2248