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園長室便り2月号

子ども達の気持ちはつながっていました

 

 

昨年、2学期に入ってすぐ、年長児のりく君は、仲間

達のやる【鉛筆削り遊び】に憧れを抱き、一緒にやり

たいと、意志表示をしてきました。

この【鉛筆削り遊び】は、ナイフを使い、かなりの集中

力と高度な技術を要するので、そう簡単ではない事を

知らせ、やる気の意志の確認をとってから、活動に入

る事を認めています。

ですから、前にもお知らせしましたが、鉛筆削りに入る

前に、その気持ちを高める意味もあり、ナイフを管理す

る布袋を作成する事から始めています。

布袋も、サイズや作り方、紐通しまでそのやり方を自分

で考えなければなりません。

もちろん、材料の布や紐の調達も(自宅にない時は園の

物を使用しています)。

材料も準備出来たところで、針と糸で縫い方がスタート

します。

 8月の末の事でした。りく君も仲間に入りたいと希望し

てきました。

ところが9月にも入りますと、園行事・クラス行事、そして

自分のやりたい事と、時間が足りない日々が続いており

ました。

ですから一旦手をつけた布袋作りは、ずっとずっと後回し

になっていきました。

時々、担任にも声をかけられ、少し手をつけるものの、ほ

ぼ足が向かない状態が続いていました。

そして、2学期の最終日、12月19日の事です。

この日は午前保育の日です。

やはり、担任も、担当していた加納も気になり、

「明日から冬休みに入るけど、どうする?」と、再確認をし

てみると、「やる!やる!」と、かなり強い意志を示してき

たのです。

そして、あれよあれよと言う間に、やりかけていた袋作り

が完成!

 

短い時間の中で、鉛筆の削り方も始め、なんと!!

【鉛筆削り】もやり遂げたのです。

何という集中力でしょう。

これまで途中でストップしたままの状態でしたが、その間、

仲間のやり続ける姿をしっかりと視野に入れ、見て学ん

でいたのでしょうね。

 5月。最初にやり始めた子ども達は、何日も、何時間も

かかって、やっとやり遂げていた課題でした。

ところが、いとも簡単にやってしまったりく君でした。

 その、りく君の行動する姿からは、たくさんの事を学ば

せてもらいました。

りく君の中では、一度手を染めた事をすっかり忘れてしま

っていたのではなかったのです。

「やりたい」「やろう」「やらなければ」という思い・その心が

ずっとつながっていたのでしょう。だからこその行動力と

感じました。

そして、約4ヶ月のブランクの間、りく君は別の事で集中力

や努力する体験を重ねていた事も、今回の姿につながって

いたと気づかされました。

そして、この4ヶ月の間りく君は、周りの子ども達が

【鉛筆削り】に懸命に取り組んでいる姿を、しっかりと頭の中

に入れており、“やり方”のみならず、

“頑張る事”“努力する事”等、心の逞しさにも触れて、実感を

し、その思いを味わっていたのでしょう。

ですから、今回のように短時間の間に実行出来る行動力に

つながっていったのかもしれません。

 すっかり忘れてしまって、やる気まで失っていたものと思っ

ていたのですが、決してそうではなかった事を感じました。

りく君の中では、ずっと長い期間、心の中ではつながってい

のだと感じました。子どもを甘く見ていました。

長い期間ブランクがあっても、子どもの心の中ではつながっ

いるので、それを見落とさず、チャンスを見つけて生かして

いくのは、大人の仕事と感じました。

また、子どもから学ばせてもらいました。

 

                 ★

 

 りく君のように、一つの活動がつながっていく姿は、年少児

おいても感じる事が出来ました。

今年の冬休みの出来事でした。

1月6日にくらま君が【文字書き遊び】の紙を一枚、全て完成

した形で幼稚園へ持って来てくれました。

12月初め、くらま君は、ことみちゃんやまいかちゃん・はる

ゃん達がやっていた【文字書き遊び】に興味を持ち始めま

した。

担任からもエールを送ってもらってやる気となり、一枚の紙

手にしました。

ところが、一枚の紙には216のマス目がびっしりと…。

目の前に飛び込んできた216マスの白い紙がとっても大き

見えたようで、「でも、多い…。」と、このマス目を全て埋め

る事に躊躇しています。

でも、「うん。216個もあるこの箱の中全部に文字や丸を書

くのは、とても大変だし、力がいる事なんだ。ことみちゃんや

まいかちゃんも今は、頑張ってきたから一日で書けるように

なったけれど、初めは全部書くのに二日間かかった事もあっ

たんだ。すごいよね。」と、担任から声をかけてもらうと、

「くらまもやってみる!!」と、再びやる気に。

ところが、また新たな課題が。

鉛筆の持ち方・書き方が分からず

「くらま、やっぱり難しい…持てない。」と、また一歩退きまし

た。

すると、それを耳にしたことみちゃんが

「こうやるんだよ!」「見ててね!」と、援助。

こう?」「うん。持てたね!」と、丁寧なやり方で指導してく

れています。

でも、頑張れど頑張れど、思うようにはいかず

「多い…疲れる〜。」

と、一文字書く毎に手が止まります。

 そこで担任は、新たな援助を。

1枚の紙を4分の1に折り、マス目を少なくする方法を提案。

もちろん「うん!いいよ!」と、やる気が増大。

ところが、また新たな難題が…。

マスの中を埋める“〇”印の書き方が分からず悩み始めま

した。

すると、それに気づいたはるちゃんが手本を示してくれて

ます。

くらま君が、困った気持ちを口にする度、先の仲間達が助

を出してくれています。

その助けもあって、「難しい〜!!」とぼやきながらも、やっ

の思いで4分の1が完成!

でもまた、その先の継続に苦労するくらま君。

他にやりたい遊びもあり、徐々に遠のく事が…。

も、時には家へ持ち帰り。

お母さんからエールをもらったりと、本当に細々と続いて

した。

ですから、後からやり始めた子どもに追い越される事も。

悔しくて大泣きをしたり、くらま君にとっては本当に心が挫

思いの多い遊びでした。

そして、冬休みに入ってしまいました。

 ところが、忘れかけていた文字書きの思いはつながって

のですね。

1月5日に再びやり始め、1行書く度に「もう少しだ!」と、

母さんに報告しながら、マス目を埋め、辛さから喜びの

遊びに変化していたのでした。

くらま君の【文字書き遊び】へかける思いは、心のこもった

のとなり、今、自分が感じている充実した思いを一文字

一文字に託し、その文字に愛しさを覚えながら進めていた

ようです。

小学6年生のお兄ちゃんが在園中に、この遊びを行い、頑

張った印としてのカブト虫の折り紙を大切にしていて、それ

を目にした事が再びやる気につながっていったようです。

そして努力が実り、1月6日、幼稚園に完成品を持って来て

くれたのです。

一旦止まっていた手が、一つのきっかけで継続する姿に変

わっていました。

決して、忘れておしまいという姿ではありませんでした。

心の中ではずっとつながっていたのですね。それを表に出

事の大切さを、くらま君からも気づかせてもらいました。

どこかで、子どもの思いを表に出せるようにしていく事の大

を学ばせてもらいました。

子どもの姿をちゃんと追わないとだめなのですね。

 

                 ★

 

幼児期の年齢の子ども達は、目の前の事にすぐに飛びつ

き、すぐにやりたがります。

そして、すぐに忘れて中途半端なまま、また次の事に手を

めようとします。

年齢的な集中力とか工夫する力等の体験がまだ未熟だか

と思います。

ところが、自らの体験をたくさん積み重ねていくと、頭で考え

る事を楽しみ、やれば出来る喜びを味わい、それを仲間や

保育者・保護者の方に認めてもらうと、かなりの力をつけて

いく事を、子ども達から教わりました。

 

 でも、年齢的な事もあるからと、やりかけていた事が中途

になっていても、もう少し大きくなれば分かるから!!と、

流してしまっていた時もたくさんありました。

今回、この2人の姿からたくさんの事を教えてもらいました。

子ども達のやる気の思いは、消えてなくなっているのでは

なく、どこかで心の中に潜んでいて、ずっとつながっている

事を感じました。

そして、私達の関わり方を中途半端にしてはいけない事を。

大反省でした。

 

| 園長先生のコラム | 17:40 | - | - |

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