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園長室便り 5月号

集団の場は楽しいところ

その第一歩がスタートしました

 

新入児のお子さんにとって初めての

集団生活が始まりました。

 

1日目   予想通りです。

 

「たのしい幼稚園のはずなのに・・。」

「こんなはずじゃなかった!!・・」等

という、子ども達の心からの叫びの声が

あちこちで起きていました。

「ママから離れるのやだー!!」

「ママと一緒がいいー!!」

「どうしてママは帰っちゃうのー!!」

「皆が居るからうるさくていやー!!」

等々。

精一杯の思いを全身で表現しています。

 人生初の葛藤体験ですね。

自分の心と闘っている子ども達が沢山い

ます。

ですから、私たちも全身で関わっていま

す。この子ども達の初の体験を成功体験

に結びつけていく為に、少しでも子ども

達の心に近づくための関わりを模索しな

がら。

抱っこやおんぶで落ち着く子もいれば、

側に寄られる事さえ拒んでしまう子も

居ますので全て個別の対応です。

「なぜ、大切なママと離れなくてはいけ

ないのか!!」と、納得が出来ていない

ので当然の表現ですね。

何も間違っておりません。

 園中響き渡る程絶叫に近い大声で思い

のたけを表現しています。

ストレス発散の最高の手段を行使してい

ます。

でも、その状況は1日、又は数日で事情

を飲み込む余裕が生まれてきます。

朝、親と離れなければならないけど、

必ず迎えに来てくれる事実の理解

幼稚園は親と一緒にでなく、子どもだ

けの世界であること。』等の理解に繋が

れば子どもは落ち着いて行きます。

 大泣き体験は、決して無駄ではありま

せん。自分が置かれた状況を自分で実感

して納得する体験になっていきますので。

 

         ●

 

2日目・3日目・4日目と、少しずつ新

しい環境を受け入れ始めるお子さんが増

えてきます。

そして、泣き方や泣く時間にも変化が出

て来て幼稚園の楽しい所へも目が向き始

めて来ます。

 

これまで不安や悲しさの余り、自分の事

だけで精一杯だった子ども達も、4月後

半頃には、いつも側に楽しい仲間が居る

現実にも気づき始めます。

そうしますと、周りの仲間や様々な環境

に目配りする余裕も生まれて来ます。

そして、行動範囲も広がり、楽しいと感

じた事にはどんどん入り込んで行く事で

しょう。

 

この様に子ども達の行動に変化が出て来

ますと、次に起こりますのは、トラブル

やアクシデントです。

徐々に子ども達の行動が活発化しますの

で当然のことですね。

 

5月中旬頃になりますとさらに。

喧嘩など、仲間関係の中での衝突が多く

なって来ます。

この衝突も、これまでお伝えしてきまし

たように、成長の証ですので育ちのチャ

ンスと捉えています。

物の奪い合いをする』『手が出る

逆に不必要な我慢をしてストレスを溜

めてしまう 等々、楽しさを実感する

どころか、辛く悲しい思いを味わう体験

が先になってしまう事もあります。

 しばらくは思う様にならない現実の

体験をする事になるかと思います。

これは、集団生活の中でしか味わう事が

出来ませんので、この様な状態になった

時は、1つ1つの出来事に対して丁寧に

関わって参りたいと思っております。

 トラブルやアクシデントはとても辛く、

嫌な思いをする体験ですが、確実に子ど

もが自分の事として実感できる体験です。

そして、とても有り難い事に、幼児期の

子どもはとても素直に目の前で起こる事

態に向き合います。楽しい事も、辛いこ

ともです。ですから、悲しい体験を目の

前にした時に“辛い思いをしない様にす

るためにはどうしたら良いのかを考えて

みようね。” 等と、考えるチャンスを

作る様にしています。

実に素直に耳を傾けてくれる子ども達で

すので、1つ1つの事態が生じる毎に一

緒に考えていく経験として積み重ねて行

きたいと思っております。

 

このような他人事ではなく自分事での経

験を生かしていきますと、確実に子ども

達は自分で力をつけて行きます。

相手の気持ちの理解

問題解決のやり方を覚える

努力することの大切さに気付く

仲間と一緒に行動すると、より楽しい

思いが出来る事等、とても高度な心の

成長に結びついて行きます。

今はまだ集団生活がスタートしたばかり

ですので、ずーっと先の成長の姿になり

ますが、今起きている小さな小さなトラ

ブル等も成長に結びつく様生かして参り

たいと思っております。

 お子さんにご心配な姿が感じられまし

たら、遠慮なく担任にご相談下さい。

 

        ☆

 

さて、次に進級児のお子さんの姿を少し

紹介したいと思います。

幼稚園生活が慣れているといっても、や

はり新入児のお子さんと同じく不安から

スタートするお子さんも沢山います。

でもそこにはやはり、先輩です。

その不安を押して、懸命にお世話の意識

を強く持って新入児達を支えてくれてい

ます。

 

4月10日   

−進級児のみ登園日第1日目ですー

 登園するなりきこちゃんは庭で子ども

達を出迎えた私に、とっても嬉しい言葉

を掛けてくれました。

「今日も頭でちゃんと考えます。」と。

これは始業式の日のあいさつで私が子ど

も達に伝えたかった思いの1つでした。

拙い私の挨拶の中から感じ取ってくれた

事に本当に感謝でした。

 

 

4月12日

 年長みおちゃんは、春休み中も毎日自

宅で一輪車の練習を頑張っていたようで、

今日は合格しそうだからと、担任に一輪

車の乗り方を見てもらっていました。

実は自転車コースのトンネルから裏の黄

色い門までの33mの距離を地面に足を

着く事無く走り切ると合格となります。

自分でも成功する手ごたえがある様で自

信を持って臨み、見事合格。真剣な表情

から、満面の笑みに。努力が実った瞬間

でした。そして、そのすぐ後に、発した

みおちゃんの前向きな姿勢にまたまた感

激でした。

「一輪車が年長になってすぐ成功したか

ら早い。(思っていたより早く成功出来

た)次、何やりうかな!!」と、力強い

思いが。 

頑張る事の意味や目的を持つ事の楽しさ

を感じているのだなーと思いました。

進級してからの姿をみおちゃんのお母様

からお便りをいただいおりますのでご紹

介したいと思います。

 

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 実はみおちゃんと同じ様に、春休みに

自分で挑みたいものを頑張っていた子ど

も達が沢山おりました。

ですから、今年度も始まってすぐから一

輪車や自転車の練習に力を入れている子

ども達です。

入園式にご紹介致しました、年中かえで

ちゃんもその一人です。

 

 年中、先輩のかえでちゃんは新しいク

ラスに不安を抱え、それを担任に共感し

てもらうと、春休みに努力していた一輪

車乗りの話をしてくれるまでに安定して

きました。

  

担任:「成功するまでよく頑張ったね」

と共感。

 

かえで:「諦めないで頑張った」と実感

を込めて。

      

「ピンク帽子の時(年少)、自転車は乗

れるようになった。今度は一輪車を頑張

りたい。

そして、二学期なったら、皆に見せ

(発表会)様になりたい、それまで練習

いっぱい頑張る!!」

 

 不安な中でも一歩踏み出す勇気をもっ

と、自分の力で前進していくのですね。

そして、

努力すると成果がついてくること 

目的をもって行動する楽しみ 

先を見通した行動を取る 

等の心の成長にとって大切な事をかえで

ちゃんは年少の1年間で学んでいました。

 

 そして、こんな事も。

幼児時期の子どもは好奇心がとても旺盛

です。何でもやりたがるのです。

先生たちはそれを大いに活用して、子ど

もの成長を支えています。

 春。一斉に芽を吹きだした草花。

そして、活発化する小動物たち。カナヘ

ビも広い庭のあっちこっちで我がもの顔

でちょろちょろと動きまわっています。

そこには当然子ども達の目が注ぎ込まれ

ますね。

それを逃さずモーションを掛けますと、

すぐやる気を起こす子ども達です。

 

つくしやたんぽぽ、ふきのとうなど春の

野草に目を止めた子ども達。

食べられる野草の事を伝えますと、

「やりたーい!!」と目が輝き始めまし

た。

そこで、必要材料や道具等料理する為の

話し合いが始まりました。もちろん。

やりたい思いが強いので、実行するため

に必要な物をお家の方へ頼んでみる!!

ととても意欲的な子ども達です。

(沢山のご協力をありがとうございます。)

必要な物を持参した子ども達から料理体

験をしているところです。

 

 きほちゃん、あいのちゃん、あんなちゃん、

まゆかちゃん、みゆちゃん達はふきのと

うを摘んで「バッケ味噌」づくりへ。

味噌は担任が用意しています。

ふきのとうはもう大きくなり過ぎています。

よーく観察をして【食べらっれる所はどこか】

【痛んでいる所はどうするか】

料理をする時には綺麗に洗って。と、葉脈

までとっても丁寧に手を入れています】

そして、その時、食する事が出来るものと

出来ないものを確認したり、料理して口に

する時は必ず大人に確認してもらう等大切

な事も学んでおります。

さらに、野草各々の葉の形や味の違いにも

気づき、よもぎは味噌とは合わないので美

味しくない等、よく観察したり実験をした

りしてその違いなどにも気づいて行ってい

ます。

 

子ども達と庭を散策しながら、野草や木々

の花を観察をしていました。

去年、理事長が植えたばかりの桜の木があ

ります。もう花も散り、葉っぱが沢山見え

ていました。

まだ木の高さは50cm位にしかなってい

ませんので子どもの背の高さからもよく見

え、触ってもフワフワ感が感じられます。

私が、「この葉とっても柔らかいので食べ

られるね」と呟きましたら、側でそれを聞

いていたあんなちゃんが「私も食べたい」

と即反応してくれたのです。

 

春の草花・木々に本当に敏感に反応し目を

輝かせてくれる幼児期の子ども達は本当に

素直で行動的です。

てんぷらにしたり、油炒めにしたり、と春

を味わいながら【考えて行動をとる楽しさや】

【新しい仲間との繋がり】を深めていると

ころです。

 

                🔴

 

そして、先輩としての行動も。

4月16   −新入児登園日1日目―

 新入児は登園してすぐ、親御さんから離れ

なければならない現実に戸惑い、不安だけが

大きくなり、大泣きの子ども達が次々と。

私がおんぶしている年少児も「ママー、ママ

のところへ行くー」と大泣きに。

すると、登園してきた年長きこちゃんがすぐ

寄って来てくれ、「やっぱり、初めて入った

子は怖いんだよね。」と呟きながら、その子

の頭をなでてくれていました。

そして、毎日それを続けてくれています。

 

417   ―新入児登園日2日目―

 新入児は親御さんから離れる不安。そして、

集団の場では、これまで自分一人の手でやっ

たことのない様な事がたくさんあって、その

1つ1つにも戸惑いを感じています。

 年少女児も。シール帳に貼るシールが思っ

た様に上手に出来ず失敗。上手く出来なかっ

た事に悲しく、辛くなり大絶叫。

その後も自分のやる事が上手く出来ない時に

大絶叫を繰り返しています。

(大声で泣けるっていいですね、この年齢が

1番やり易い表現方法です。)

何が上手くいくかいかなかったのか本人も定

かではなく、担任から声を掛けられても上手

く説明も出来ません。

泣き声が部屋の中に響き渡っています。

担任が色々と状況を察して声を掛け続けます

と、「うさぎ、うさぎ」と単語で心の思いを

表現することもあります。

 

 そのパニックになっている姿に側にいる先

輩達も心を痛めてくれ、担任と同じ様にあら

ゆる場面を察して声を掛け続けてくれていま

す。

担任や先輩達のやり取りはお部屋に居るクラ

スメート達の視野にもしっかりと入っていて、

同じように優しい声を掛けてくれる子ども達

が出て来ました。

先輩がしてくれた様に背中をさすってあげた

り優しい言葉を掛けてあげたりと。

すると、大泣きしていた女の子も「ありがとう」

と涙ながらに返事も。先輩達、クラスメート

達そして担任の気持ちが少しずつ染みわたって

来たのでしょう、徐々に会話も成立するよう

になりました。

新入児は感情を言葉にして伝える、というや

り方がまだわかっておりません。

でも、そこに先輩達が色々と気持ちを察して

くれ新入児の思いを引き出してくれています。

そして、それを側で見ている同じ新入児達も

そのやり方をとても素直に行動に表し、悲し

む仲間を受け入れてくれています。

優しさが繋がっていっていますね。

 

 新入園児登園日2日目に入りますと、ほん

の少しですが新入園児も慣れてきて、不安な

思いを卒業し自己主張を強く押し出す子ども

も出て来ます。

「もうお家に帰る時間だから、片付けてね」

と優しく声を掛けてくれる先輩達。でも、

新入児にはその声は全然届いていません。

「いやだ!!」と猛反発。

「お片付けなのに・・」と何度も伝えても、

分かってくれるどころか、手をあげたり、

砂を掛けたり・・と、やりたい放題の年少児。

それでも、やり返しもせず、説得を続けてい

ます。とうとう悲しくなって、辛く、涙に。

そろそろ大人の出番です。

「新入児の年少さんは皆の話を分かってく

れる?」

「全然分かってくれない。おこってしまう・・」

と先輩達。

「そうだね。まだ、幼稚園の事が理解出来てい

ないね。

皆は一生懸命頑張ってくれたね。ありがとう。

今度は大人の出番だね。いくら先輩でも難し

い時は大人が力を貸すね。辛い思いをさせて

ごめんね。」と、お世話のバトンタッチをし

ました。

次の日も、また次の日も。先輩たちは諦める

事無く、新入児のお世話を続けてくれていま

す。手を出されても黙々と優しいしぐさで。

今、幼稚園は先輩達に支えられて、何とか

集団がまとまっています。

頼もしい先輩達ありがとう。

 

| 園長先生のコラム | 16:50 | - | - |
園長室便り 4月号

新しい年度がスタートしました。

職員一同、ワクワクした思いでこの日を

迎えました。

平成30年度もどうぞ宜しくお願い致し

ます。

 

 幼児期の子どもが秘めている能力はと

ても高いと感じています。

今年度も1人ひとりのお子さんがどの様

な力を秘めているのかな?

どのような力を発揮するのかな?と、と

ても楽しみな思いでいっぱいです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 さて、お子さん方が力を発揮出来るその

陰には、いつも保護者の方々のご支援をい

ただいておりました。

 

❀ 園生活の中で楽しんだ事をお家でも再体

  験が出来る機会を作ってくださったり、
 

また、子ども達は、園生活の中で精一杯の

力を振り絞って頑張ります。そうしますと、

これまでに使い果たしたエネルギーを取り戻

すため、お家で急に甘えたり、急に怒り出し

たりと、感情を吐き出してコントロールを図

ろうとします。その様な時も保護者の方はい

つもお子さんの声に耳を傾けて下さり、抱っ

こやおんぶでお子さんの心を受け止めてくだ

さいました。

 

そして、園生活は集団の場です。自分の思

う様に事が運ばない現実が沢山起こります。

そうしますと子ども達は、戸惑ったり悲しい

思いを沢山味わいます。その様な時も保護者

の方は、お子さんに寄り添って下さいました。

そのお陰で子ども達は心を豊かにする体験を

いっぱい積み重ねる事が出来ました。

 

さらに、大変申し訳ない事ですが、私共の

力が及ばないところも沢山あります。でも、

この様な時にも保護者の方々のバックアップ

のお陰で子ども達は沢山の力を発揮していま

した。

 

子ども達が園で思い切り活動をし、失敗も肥

やしとして取り組み、そして力を発揮出来る

のは、保護者の方々がお家で支えて下さって

いるお陰と感謝しております。

 

            ●

 

さて初めて入園される保護者の方々にとりま

しては、不安な思いも多々おありかと思いま

す。

又、入園後のご家庭でのお子さんの姿に戸惑

われる事もたくさん出て来ることでしょう。

そして、進級のお子さんにとっても新しい環

境でのスタートとなりますので不安な姿を見

せる事もあるかと思います。

その様な時には、すぐ担任の方にご相談下さい。

お子さんの成長にとって大切な事は何か!!

を共に考えていきたいと思います。

そうする中で子ども達は力を発揮していってく

れる事でしょう。

ただ、お子さんによっては個人差・年齢差があ

りますので時間をかける場合もありますが、大

丈夫です。必ず力を発揮していきます。

どうぞ、一緒にお子さんの成長について手を取

り合っていけたらと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

          ☆

 

 さて、子ども達の成長の目標を  

遊びを通して学ぶ事   

考えて行動出来る 判断力がつく 

充実感を味わう ものの道理が分かる 

努力の大変さと喜びを知る 

次々と新しい事に挑戦する喜びを知る 

仲間と一緒にやる楽しさと難しさを味わう 

相手に迷惑が掛からない本当のやさしさが分かる

 中途半端にしたり、ごまかしたりしても楽

しくない事を実感する 等の姿を意図して保

育をして参りたいと思います。

 

この様な姿はこれまで、子ども達が成長の姿と

して、私共に見せてくれた姿ですので、確かな

姿かと思っております。

今年度もそこを目指してお子さん方と関わって

参りたいと思っております。

 ただ、この成長の姿は、知識として指導する

やり方では力に結び付いて行きません。

それは年齢的な特徴があるからです。

生を受けてまだ、3年〜6年の子ども達です。

生活体験がとても未熟です。

そして、抽象的概念の理解もとても難しい年齢

です。

でも、秘めている能力がとても高いのも事実で

す。ですから、能力を発揮させる方法がとても

大切になってくるかと思います。

その事について少し触れたいと思います。

 

それは、子ども自ら行う体験を重視したやり方

です。

元々、生活体験が未熟な幼児期の子ども達です。

でも、自ら起こした体験や自ら感じた体験の中か

ら学んだ事は心に残ります。

ですから、その体験を出来るだけ多く実行できる

様、その機会を沢山生かす事を意識して関わって

参りたいと思っております。

子ども達は自らの体験の中で、自らの気づきを沢

山感じていきます。

そしてさらに凄いのは子どもが自らの体験の中で

実感した事は、一時的に終わるのではありません。

気づきの実感が深ければ深い程、その1つ1つが

積み重なっていき、それが次の機会に応用として

活用していけるのです。

応用力がとても高いと感じます。

とても幼い年齢とは思えない力を発揮します。

ですから、幼児期の子どもは、常に前向きな姿

勢で前へ前へと歩み出せるのかなと感じており

ます。

 その上、さらに素晴らしい事は、互いに仲間

から学ぶ力も秘めている事を感じています。

子ども達は、個人の体験を積み重ね、体験から

学んだことが充実していきますと、自然に仲間

の姿に目を向ける様になっていきます。

個々の子が仲間の言動に触れる時、仲間の1つ

1つの言動に対し共感を覚えるという行為を示

します。

それは、同じような味わいを自らも体験してい

るからと思います。

ですから、仲間が間違った事や周りが困るやり

方をしていると、(その事の是非は年齢的に理

解出来ますので、)何が良い事なのか、何がい

けない事なのかを考えながら見ていますし、そ

れをちゃんと相手に伝えていきますね。

そこでは子ども達は、自らの体験をせずとも仲

間に触れることで同じ様に自ら体験した如く、

自分の力として積み重ねていける様です。

この様に、自らの体験が少なくとも、仲間から

学ぶ体験もとても多いので集団の力は大きいも

のがありますね。

ですから、それらを大いに生かして参りたいと

思っております。

 

            ●

 

 さて、前にもお知らせ致しました様に新入児

の入園当初は、戸惑い体験の連続かと思います。

ほぼ皆、自分中心の考えで集団生活に入るから

です。他の人にも気持ちがあって、それと折り

合いをつけながら生活していこうという体験が

未熟状態で入園してきます。

クラスの備品の積み木やブロック、ままごと道

具やブランコや自転車等、目の前にある楽しい

遊び道具はほぼ全員自分のものとして捉えてい

ます。ですから、他の子どもが使っているもの

を自分も使いたくなりますと、使っている子に

手を出して、奪おうとします。

そこでは当然抵抗されますので簡単には手に入

りません。

そこで、「貸して」の言葉を知っている子ども

は、その魔法の言葉を使い続けます。

「貸す事・借りる事」の意味はとても深いもの

がありますので、言葉だけを知っていてそれを

使っても相手には伝わりません。

又、自分の意思に反して貸してあげてしまうと、

とても悲しい感情を味わい、形としては貸して

あげても奪われたという感情が残ってしまいま

す。そして、こんな事も。「貸して」と声を掛

けるものの、貸してもらえず抵抗される事も沢

山起きます。すると、意地悪されたと感じます

ので心穏やかではありません。

この様な事が一日中起こります。

ですから、毎日トラブルが沢山。

本当に沢山起きてきます。

でも、先に書きました様に、このトラブルの体

験は子ども達を大きく育てます。

他の人にも自分と同じ様に感情があり自分勝

手な行為では相手に受け入れてもらえない

いう、他者理解に自らの力で気づく体験になっ

ていきます。

大人が友達には優しくしなさいとか、

貸してあげなさいと、言葉で指導すること

はもちろん大切です。

が、子どもは心からの実感をしませんとなかな

か心には結び付きませんね。 

ですから、これから起こるであろう沢山のトラ

ブルが生じる度に心の育ちに繋がる様、1つ1

つのトラブルの場で実感が伴いそれが理解に結

びついていける様に関わって参りたいと思いま

す。

トラブルは避けたいところですが、人間関係を

構築する上で欠かせない貴重な体験となります。

日常生活のトラブルの1つ1つに丁寧に対応し

て参りたいと思います。そうしますと、徐々に

トラブルを自分達の力で解決するようになって

いきますので、問題解決の能力を自らの力で身

に付けていく事に繋がっていきます。

そしてその様な体験は、本当の優しさとは?

というとても難しい心の成長にも結び付いて行

きます。 

 

しばらくは、“意地悪された”とか、

仲良くしてくれない”とか、自分が味わった感情だ

けをお家の方へ訴えていく事でしょう。

多くは、原因が自分にあってもその理解が出来てい

ないところでの訴えでもありますので、お家ではそ

の感情のみを受け入れお子さんの言葉に耳を傾け

頂ければと思います。

心配のあまり、お子さんが訴える言葉だけで判断

したり、根掘り葉掘り聞き出したりしますと、よ

り一層お子さんを混乱させてしまうことになりま

す。人間関係の構築には結び付かなくなることも

あります。ご心配な時は、直接園の方へご相談く

ださい。私共の見落としもありますので、お知ら

せ頂ければと思います。

 

                ●

 

 そして、進級児の皆さんも、新しい状況でのス

タートになりますので、戸惑いや不安も当然起き

て来るでしょう。

今まで、自分の力でやっていたことも、手伝って

欲しかったり、少しの事でもイライラしたり、怒

りっぽくなったりと、退行現象が現れることもあ

ります。多くは、一過性なので心配はいりません。

少々大変かと思いますが、ご心配な時は早めに担

任にご相談ください。

 そして、先輩としての生活もスタートします。

新入児の為に最大限の力を注いでくれます。

さらに、自分のやりたい事より先輩としての行為

を優先してくれるとっても優しい子ども達です。

園で精一杯頑張る姿を表現しますので、お家では

力を抜いて親御さんに甘えた行為を取ることでし

ょう。

新入児が落ち着いた生活に入るまでは、先輩とし

て張り切った生活を送りますので、お家の方のご

支援、宜しくお願い致します。

 

 そしてとても嬉しい事に、このような先輩達の

温かい行為は、しっかりと新入児の心に残ってい

きます。先輩になってからもちゃんと記憶に残っ

ていて、「泣きそうになった時手をつないでもら

って嬉しかった」とか、「涙を拭いてもらった」

とか、言葉にして伝えてくれる子ども達です。

そして、「だから、今度は自分達も頑張るから

やってあげたい」と優しさがちゃんと繋がって

いっています。

しばらくは心身共に疲れる事が多いかと思いま

す。ご心配な時どうぞ担任までご相談ください。

 

| 園長先生のコラム | 15:03 | - | - |
園長室便り 3月号

 

 

皆様のお子さんから、沢山の学びを得ることが

出来ました。子ども達に感謝の思いでいっぱい

です。

子ども達のあの小さな小さな身体と心の中に秘

めている能力の高さには本当にびっくりです。

今年も、去年とは違ったまた新たな子ども達の

能力の発見が沢山ありました。

 

 子どもをちゃんと理解した上で、保育をしなけ

ればならないのですが、まだまだその力が足り

ませんでした。

細かいところまで子ども達と関わっていきますと

これまで見えていなかった姿を子ども達は見せ

てくれるのです。

もっともっとたくさんの能力を秘めているのだなー

と感じる毎日でした。


                             ☆

 

1学期から、年長児に日本の都道府県に関する

教材を各々の子どもの状況に合わせて提供して

きました。

 教材の提供の仕方や生かし方はもちろん個々

に皆違うのですが、クラスによっても様々でした

ので、その子どもの反応はとても面白いものでし

た。

 

 ひまわり組では、各都道府県の形や特産物に

興味を示していました。

そして、日本を9つに分けた地方毎にジオラマを

作り始めたのです。

立体にするためにかなり苦労していました。

又、絵の得意な子や文字書きが得意な子、調べ

るのが好きな子と、各々の能力に合わせた分担

をするなど、仲間と協調体制も万全でした。

もちろん、意見が合わず、喧嘩トラブルもたくさん

やっておりました。が、最後には、意見がまとまる

のですから、すごいです。

 実はこのジオラマを10月の入園説明会の時に

使いたいから貸して欲しいとお願いしました。

すると、子ども達は はた‼ と立ち止まり、自分た

ちが作っている地図は、本当の物とは違っている

からやり直しし、ちゃんとした物を提供したいと考

えました。

 最初のジオラマは、自分達の思うまま、気の向く

ままに作成していました。

宮城県の隣に埼玉県があったりしていたのです。

でも、子ども達は、「それはおかしい。本当ではな

いね。小さい子が間違って覚えると大変だし、園

長の希望にはちゃんと応えなければいけないから」

と意識を変えた取り組みに変化していました。

 もちろん、それ以降の取り組みは全て正しいもの

でした。

 そして、2月13日に9地区全て完成しました。

さらに、子ども達が次に考えたのは、園長に、作成

したものを全て発表したいというものでした。

子ども達が楽しんで取り組んで来た9地区の作品を

どのような形で発表するのか!!と、とても楽しみに

しておりました。

それは、発表地区を分担し、各々の子どもが自分の

分を発表するというものでした。

各々が自分の意見を出し、話し合いで決めていまし

た。そして、その発表内容です。各地区の特産物や

特徴など、原稿を作り、それを見ながらことばで発表

していくというものでした。

これらは全て子ども達の自主的な活動でした。

 

                                               ●

 

 そして、ゆり組では。日本地図に関する本やイラスト、

都道府県クイズ、パズル、カルタ、特産物の絵など様々

な教材・道具を担任が用意していました。

そして、子ども達の動きに合わせた提供の仕方をして

おりました。

この都道府県遊びは、子ども達の大好きな遊びの1

つになっていきました。

子ども達は時々その教材を手にし、興味を深めて行っ

たのです。

そして、2学期後半。

大川原りく君が「日本地図全部わかった」と、全部形

(1つ1つの県の形に興味を示したのです)で47都道

府県を覚えたと知らせてくれました。

りく君は日本地図のパズルが大好きで、何度も何度

も楽しんでいました。

そして、その成果を2学期の終業式の日に全園児の

前で披露してもらいました。

 この、りく君の頑張りはクラスの他の子ども達の興

味関心へと広がり、都道府県名を覚えることを楽しみ

始める子どもも大部出てきました。

そして、県名の書いていない日本地図を持ってきて、

私に確認も求めてくる子ども達も増えてきました。

うろ覚えの私が戸惑っていると、「園長先生、そこ」と

度々助けてくれるもとのり君でした。

 

すみれ組でみづきちゃんと県名の確認をしていた時

ことです。

そこにはゆり組のえなちゃんが来ていて順番を待って

くれていました。

みづきちゃんも集中しながら、県名を伝えてくれてい

ます。

でも、九州地方の1つの県がなかなか出てきません。

10分、20分と頭を巡らせています。

 そこで私は、九州地方の県名を7つ書き出してみる

事を提案。

もちろんとても素直に書き出すみづきちゃん。

完成したところで、ゆり組のえなちゃんに声を掛けま

した。「えなちゃん。九州地方全部言ってみて?」と。

えなちゃんはみづきちゃんがやっている時、口の中

県名を呟いていましたので、声を掛けてみました。

そして、みづきちゃんにも。

「みづきちゃん。えなちゃんが言っている時、自分で

書いた7県をよく見ててね。」と。

えなちゃんはリズミカルに7県をスラスラと。

すると、「あっ!!分かった。佐賀県だ!!」と自分の

メモを見ながら忘れてしまっている所に気付いたみづ

きちゃんでした。

その後、えなちゃんはそのまますみれの部屋で都道

府県の全部を伝えてくれました。

それも4分で。

ゆり組では友達同士でも県名を確認し合ったりと、他の

遊びと同様に1つの遊びとして、47都道府県を楽しんで

います。

 

                                                   ●

 

 すみれ組でもはるかちゃんが「10分で覚える日本

地図」の絵本を自宅から持ってきてくれました。

それを園でも購入し、遊びの環境として準備しました。

他にも日本地図に関する教材を沢山用意し、子ども

達の目の付くところに整えておきました。

すると、徐々に、都道府県名を覚える楽しみが増し、

「私は東北地方が言えるようになった」とか、

「四国地方だけ言える様になった」等と、担任に伝え

始める様になりました。

そして、仕上げを園長に希望してくるのです。

地図片手に。

私の所で、記憶した都道府県名を全て披露出来ると、

大満足の子ども達でした。

 

                                                 ○

 

 この、日本地図を提供した意図はただひたすら覚え

て記憶するという記憶力の訓練としては捉えておりま

せん。

又、覚える為の競争力を煽るものでもありません。

それは子ども達が47都道府県に興味を抱き覚えよう

とする意欲に結びつき、それを覚えるまでのプロセス

の中で生じる育ちを考えています。 

又、幼児の子どもの記憶する能力が高いのでそれを

いかに楽しんで使いこなすかも意図しておりました。


                                                    ●

 

 さて、すみれ組の子ども達の姿に戻します。

佐藤りく君は、担任に全部言えるようになったから聞

いて!!と希望して、全てOKとなり、私の方にもやっ

て来ました。

 場所が変わり環境が変わりますと、子ども達はとて

も緊張するのか、途中から悩み始めます。 

1月31日にやって来たりく君も然りでした。

順調に進んだものの途中残り10県を残し悩み始めま

した。この10県の為、りく君はどうしたと思いますか。

何と!!悩み始めてから1時間20分。思い出す為には、

体は少々揺らすものの、ずっと集中が途切れず、頭の

中で既に口にした県と、まだ出てきていない県を探り

合っていたのです。

眼球の動きで必死さが伝わってきます。

 この日、りく君は午前と午後の2回、私の所へやっ

て来て、成功するまで諦めませんでした。

午後はお迎えの2時を過ぎても継続する気持ちは途切

れずお母さんに待ってもらう形になりました。

気持ちの維持は保っていたものの明日に持ち越す事に

しました。

ほぼ1日、都道府県で頭をいっぱい使ったりく君でした。

それから4日間。りく君の「諦めない強い気持ち」が継続

したのです。

インフルエンザの学級閉鎖も入り、間をあけての取り組

みですが、前日の続きではなく、毎日1からやり直してい

ました。そして、5日目、全てクリアとなったのでした。

何と!! 11回、私の所に足を運んだのです。

いつも自らの意志で。

本人の達成感は絶大なようで、クラスに戻ってから

「すごく楽しかった」「いやー!!楽しかった!!」と、楽し

さを連呼していた様です。

常に前向きの姿勢で、何度もつまづいたものの、それを

乗り越えた実感を味わっていたようです。

 この5日間の間、私もりく君に色々な言葉を掛け続け

ました。

本人が継続している姿・悩みながらも決して逃げ出さ

ず、挑み続ける姿・今、やっている事は小学生でも難

しい事である事・諦めずにやり続ける事は心が強くな

いと出来ない事等・・・。

そして、1日の終わりに「どうだった?」と聞いてみました。

「楽しかったけど、疲れた」と本人。

「疲れるってどういうことだかわかる?」と重ねて聞きます

と、「一生懸命、頑張ったという事」と返事がありました。

 この時、私はりく君の心の育ちを感じました。

やはりただ単に都道府県を覚えるという事を行ったの

ではありませんでした。

自分の心と向き合ったのではないかと感じました。

難しい状況を目の前にすると、私は逃げてしまうので

すが、避けずに乗り越える事の大切さを教えてくれま

した。

 

                                      ☆

 

 この、47都道府県という教材を子ども達は自分の

楽しい遊びとして捉えている事を感じました。

輪車遊びも自転車遊びも。絵本作りも。

そして、音楽の演奏会やこまや踊りの発表会の計画と

その実施等もやはり同じ線上にあると感じております。

 幼児期の子どもは、大人から見ますととても難しい課

題でも、それを遊び化すると、どんどん先へ進み続ける

姿に変化していく事を子ども達から教わりました。

 

                                      ☆

 

 この年長児の姿は下の学年の子ども達もちゃんと視

野に入れており、自分の力として取り込んでおりますの

で、次の年度に生かしていってくれる事でしょう。

 

                                      ☆

 

 1年間、保護者の皆様方には園の方針をご理解頂き、

お子様を園に送り出して下さり、心より感謝申し上げま

す。

至らない所が沢山あったにも関わらず温かく支えて頂

きました。

本当にありがとうございました。

 

 

【都道府県ジオラマ地図】

 

北海道地方

 

東北地方

 

関東地方

 

中部地方

 

近畿地方

 

四国地方

 

中国地方

 

九州地方

 

沖縄地方

 

2月のお別れ会の時にお家の方にも見ていただき

ました♪

 

〜こんな感じで作っていました〜(10月)

 

 

 

 

10月の時点では、5つの地方ができあがってい

ました。ひまわり組の女の子12名で作りました。

(撮影時1名欠席)

 

 

 

| 園長先生のコラム | 15:04 | - | - |
園長室便り 2月号

 

難しい事を楽しめる子ども達

 

大寒波襲来で休園やら園バスが遅れたりと、

色々とご迷惑をお掛けしております。

皆様方のご協力に感謝申し上げます。

 

年長児 

 

3学期は子ども達もやりたい事が沢山あり、

頭で時間割りを組み立てながら、その全て

をやる為の工夫もしながら生活をしていま

す。

学年での活動・仲間達とグループを組んで

の遊び・自分のやりたい事も沢山。

1日の保育時間は約5時間。

その中でやりたい事全てやり、満足したいと

意欲満々の子ども達です。

ですから、やりたい事の優先順位を考えたり、

家でやれる事と幼稚園でしかやれない事を分

けたり。時間配分も考えたりと、年長児の計

画的な行動には目を見張るものがあります。

 

 子ども達の積極的な行動や粘り強さの育

ちを感じます。

年長児の子ども達は難しい課題にもすぐ飛

びつき、それを楽しみ始めます。

餅つき会の時も。

子ども達は、大人に教わる餅つき会ではなく、

自分達で考えた餅つき会をすると決めました。

そして、どの様にするのか!!を色々と話し

合い計画を立てて行きました。

クラス皆で意見を出し合いながら、1つ1つ

自分達で決めていきました。

話し合いの中で、納得が出来ない人が1人で

もいると、新たな案を考え、皆が満足できる

会にしようと、模索し、決していい加減には

計画を進めませんでした。

さらに、疑問点が出てくると答えが出るまで

話し合ったり調べたりと、1つ1つ積み重ね

ながら会を進めていました。

そして、私をも頼りにしてくれ、相談を持ち

かけてくれる子ども達です。

先日こんな事がありました。

「17日に餅つき会をするのですが、おいし

いお餅にするにはお米を何回ついたら良いの

か分からないので教えて下さい。」と。 

実は、子ども達はその時、物を尋ねる時の礼

儀まで考えていたのでした。

園長に物を尋ねる時、全員で伝えに行くと、

27人全員の声を揃えないと伝わらないから

代表制にしようと考えた様です。

そして、自分の意図をしっかりと伝えるため

には、その内容が伝わる言葉を選び、話し

方も順序よくし、そしてはっきりと話さない

と、私が理解出来なくなるから、代表者を決

めようと考え、オーディションまで開いたよ

うです。

お楽しみ会の時の配役選びが生かされていま

した。

又、相手に自分の思いをしっかりと伝えるた

めには伝わるやり方をしないと自分達の意図

が伝わらない事もしっかりと理解していた子

ども達でした。

子ども達は私の事までちゃんと考えて行動を

取ってくれておりました。

 

 私は子ども達と会話していく中で、子ども

達に沢山の質問をしながら話を進めていきま

した。

「実はね、もち米をつくと、お餅にはならな

いの。お米の粉が出来てしまうんだけど。も

う少し詳しくお話しをしてくれる?」と。

すると、子ども達は、目を真ん丸にしてびっ

くりし、そして、その時皆の目は私にしっか

りと集中しています。

そこから、沢山のやりとりをし30分位、餅

づくりについて5人の代表メンバーと話し合

いを続けました。

クラスの仲間達は、なかなか戻って来ない代

表の子ども達の事を心配して迎えに来た程で

した。

クラスに戻った代表の子ども達は本当にしっ

かりと、クラスメイト達に私と話し合った内

容を伝えていました。

子ども達は、米は蒸してご飯にし、それを杵

でついて、もちにしていく事を去年の経験か

ら思い出していましたので、それもしっかり

と伝え、そして、餅をつく回数についても。

私は、餅をつく回数を約150回位つくと良い

事と、子どもの力だけだと、餅にご飯が残る

状態になってしまう事。

そこに大人の力が入ると、ご飯が混じらない

本当のお餅になる事も伝えていました。

そして、代表児はその事もしっかり伝え、

大人の力も必要だから大人にも依頼をした

方が良い事等、私との話し合いの中で気付

いた事をほぼ全て伝え、自分達の責任を果た

していました。 

 

 その後、私は急いでクラスに米を蒸かす道

具一式を運び込み、全員が餅つきのやり方に

ついてイメージを共有したところで、次の課

題を出しました。それは餅つきの回数につい

てです。クラス全体で150回を目安として

餅をつく事は理解していましたので、1人当

たりの回数についてのイメージを膨らませて欲

しいと考えました。

それは、『1人5回ずつ10人で餅つきをすると

何回ついた事になるのか』 というものです。

この課題についての子ども達の飛びつき方は

すごいものでした。

各々のやり方で次の日にはほぼ全員が導き出

していました。

『難しい事を考える事がとても楽しく感じる』

子ども達でした。 

クラス人数は27人ですので、その続きもクラ

スでしっかりと考え、当日に結びつけていた子

ども達です。

考える事を楽しめ、仲間達と計画的に1つの事

をやり抜こうとする姿勢が育ってきたことを感

じました。

 

         ◎

 

 そして、今回の大雪でやまびこの庭はスキー

場のゲレンデ状態です。

皆、そり滑りを堪能している所です。

 大雪の初滑りの時の事です。

沢山の子ども達がゲレンデを登ったり下ったり

しますので、1番怖いのは衝突による怪我です。

その対策としまして、坂を滑る子ども達の技術

を上げる事を考えました。

『そりで滑る時にどのような邪魔な姿が目の前

に現れても、よけてかわすか、衝突する前に停

止出来るか』 という技です。

私は、子ども達が普通に滑り、物や人に触れる

事無く停止出来た子ども達の1人ひとりに

「滑り方合格」のサインを送り続けました。

「衝突しないでちゃんと停まったから、滑り方

合格だよ。」と。

そして、衝突の意味が少しわかったところで、

次の一手を。

それは、子ども達が坂を滑り始めてから、急に

その子の前に立ちふさがる「お邪魔マン」の行

為です。  

何と!!年少児も、急な私の行為にもしっかり

と反応していたのです。

 

 年中・年長の子ども達なら大丈夫と考え実行

に移し、ほぼ皆OKでしたので年少児にも幅を

広げてみたのです。

そり遊び初日目にも関わらずその技術をすぐに

身につけ、それを楽しみ始める子ども達でした。

 運動能力・目の前の状態を即理解して行動す

る力・難しい事を楽しもうとする意欲等、

1・2学期で沢山体験をしてきた結果かなと、

感じております。

これらは、知識として得た事ではなく、自らの

力で勝ち取った本物の成果です。

幼児期の子ども達の自ら育とうとする気力・体

力の凄さを感じさせてもらっております。

 

             🔴

 

 この時期は、大雪が降ったり、インフルエン

ザが流行ったりと心配な事も多く発生します。

保護者の皆様方には沢山のご協力を頂きまして

感謝申し上げます。

 

 

<餅つき会>

せっかくもち米に触れる機会なので、うるち米

ともち米の違いを観察しました。

色や香りや形など、様々な違いを発見した子ども

たちでした。

 

もち米も自分たちで研ぎました!

 

お米を流さないようにそ〜っとね。

 

餅つき

前日にもち米を研いで、しばらく水につけてお

きました。

餅つき会当日は、まず園児がつく前に、大人の

餅つきを見学しました。

 

そして、お母さんたちの力も借りて、クラス毎に

もち米を蒸かしました。

 

餅つき

いよいよ自分たちの餅つきの番。

お手伝いに来て下さったおじいちゃん、

おばあちゃんたちも見守ってて下さいました。

 

餅つき

自分の力でぺったん、ぺったんお餅をつきました。

 

餅つき

もち米が冷めないうちにしっかりつくよ〜!

全員が一人ずつつきました。

 

餅つき

臼と杵でついたお餅は、弾力があって、柔らか

くておいしいよ〜!!

 

餅つき

温かいうちにいただきま〜す!

「おいしいね♪」

 

餅つき

PTA役員のお母様方が作ってくださったお雑煮

も子ども達に大好評!!

あっという間に鍋がからっぽになりました!

 

餅つき会のお手伝いをしていただいた皆様、

ありがとうございました!!

 

 

<そり遊び>

そり遊び

やまびこのゲレンデ

 

クラスでそり遊び

 

そりを連結してレッツゴー!!

 

そり遊び

ぼくたちは2人乗り!

 

そり遊び

みんなと滑ると楽しいね!

 

 

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 14:21 | - | - |
園長室便り1月号

〜あけまして おめでとうございます

本年も どうぞよろしくお願い致します〜

 

 新しい年が始まりました。

子ども達は更なる力を発揮してくれることで

しょう。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

<仲間意識が強まります>

 

 

 年少児も仲間を集めて自分の出来る精一杯

の事を発表という形でまとめようという姿も

出て参ります。

これまで、上の学年が年少クラスに出張して

「縄跳び発表会」や「ダンスやこま回し発表会」

等を披露してくれていました。

それを吸収した年少児達も仲間を組んで発表

会を開こうとします。

又、プロの方や卒園生のコンサート等の文化

の提供からもエネルギーを吸収して、楽器を

工夫して作ったり、お楽しみ会で上の学年の

劇を見せてもらって自分流の劇ごっこを始め

たりと、仲間とやれる事を楽しもうとします。

 仲間と一緒にやると嬉しいという思いを満

足させながらその中で起こるアクシデントと

向き合ったり、自分の考えと友達の考えの違

いなどを実感しながら、人間関係を学んでい

きます。

 そして、年長児にとっては更に仲間の心の

深い思いまで察することが出来るようになっ

ていきます。

平成29年1月の事です。

ちょうど1年前になります。年長児が年少児に

 自分達で計画した発表会・「ミニお別れ会」

のポスターを持って来てくれました。

でも、ちょうどその時、年少児にアクシデント

が起きていました。

その、クラスの雰囲気に異様な緊張を感じ、

年長児は一歩踏みとどまりその状況を見守って

くれていました。

そこには一人の男の子が悔しさを全身で表し、

立ち尽くしている姿がありました。

その子は文字書きを頑張ったものの、まだ途

中のままの状態で職員室へ持参した結果、

未完成のため、受け入れてもらえず、一生懸

命に書いた紙をビリビリと破き、それを握り

しめ、自分でもどうしたら良いのか分からず

固まっています。

 

その姿を少しお知らせしたいと思います。

 

年長児:「(そーっとその子の表情を見ながら)

     どうしたの?」と心配そうに尋ねて

     くれました。

 

年長児:「大丈夫?泣いていたんだ。」

 

保育者:「実はね、文字書きを頑張ったんだけど、

     紙の種類が変わっていて裏にも書かな

     きゃならないんだ。でも、書ききらな

     いで職員室まで行ったんだけど・・・。」

 

年長児:「それだと全部出来た事にはならないよね。」

     と大切な事には妥協しない年長児。
 

保育者:「うん。でもいつもみたいに表は全部書い

     たから、悔しい気持ちがあると思うんだ。」 

 

年長児:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

     と手にある破れた紙から心情を察してく

     れています。

 

年長児:「うん!私も前に、雑巾をぐちゃぐちゃに

     しちゃったことあるけど、もう一回やり

     直したら園長先生が宝物にしてくれたん

     だよ。だからもう一度頑張ればきっと宝

     物になるよ!」

 

年長児:「破れちゃったら僕ならテープで止めるよ!」

     等と、各々年長児達はこれまで自分達が

     実感した時の思いを振り返り、どうアド

     バイスしたら心が和むかを考えながら親

     身に関わってくれています。

 

年少児は、その場でずっと先輩達の話を聞いていま

     した。そして、ちらっと自分の手に持っ

     ていたバラバラになった文字書きの紙を

     見ています。その姿に気付いた担任は、
 

保育者:「このままやめて違う遊びにする?それと

     も、最後まで諦めない子どもになる?」

     と、気持ちの確認をしてみました。
 

年少児:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」と、大きな声でまっす

     ぐな目で伝えてくれました。

     子ども自身が答えを出した瞬間でした。


保育者:「すごい!最後まで諦めないで頑張るんだ

     ね。頑張るなら私も最後まで頑張るの応

     援したいな。」・・・・
 

このような経緯の中で年少児は前向きの姿勢となっ

て行きました。

年長児の状況を察した的確な援助がその子の心を

ほぐしてくれました。

そして、文字書きを3枚やり切るという、2歩も

3歩もステップアップまでしていたのでした。

 この中で感じましたのは、年少児の先輩に対す

る信頼感の深さと年長児3人が自然体で各々の役

目を果たしてくれた姿でした。

先輩達は常に年少児を支えてくれています。

時には厳しく、そして常に温かく見守ってくれて

いました。

ですから、じっーっと年長児の言葉に耳を傾け、

その思いをしっかりと受け取ってくれたものと

思います。

年長児3人も目の前に突然起きている状況に対

しても、1つの目的のもとに3人各々の立場で

考え、支える事が出来たのでしょう。

皆が慰めるだけでもなく、大事な事は曲げられ

ない事をしっかり伝え、共感し、対策を促すと

いう役割を果たしてくれる子ども達に大人の配

慮を上回るものを感じました。

 

横の年齢の仲間関係と縦の年齢の仲間関係もし

っかりと構築されてきた事を感じました。

そして、この、子ども達の仲間意識は、互いに

意見が合わなかったり、相手の気持ちが理解出

来なかったりと、沢山のアクシデントやトラブ

ルを経る事で深まっていたものと思います。

2学期にいっぱい体験し、その積み重ねが生か

されてきたものと思います。

これからもケンカなども含め、仲間との関わる

体験を沢山経験しながら互いに心地よい仲間関

係を深めて行ってくれることでしょう。

 

 

<難しいこと・新しい事へ挑む好奇心が高まります>

 

 暖かい季節の遊びである自転車や一輪車乗り

等にも、寒さを乗り越えて楽しみ始めます。

雪が降れば除雪し、危険な場所の安全化を図り、

やりたい思いを満足させるためのあらゆる努力

を惜しまずやり通します。

「幼稚園には冬タイヤがないので凍ったところ

や雪の上は使えないけど安全な場所が作れるな

ら自転車や一輪車は遊べるよ。」と、条件を出

しますと、子ども達のやりたい気持ちはとても

強いのですぐ対策を考え、実行に移します。

幼児期の子どもの凄い所は、目的に近づくため

に一途にやり抜こうとする事です。

雪の多い年は毎朝銀世界です。その状況にも、

「あー!!またか!!とがっかりするのでは

なく、「今日も雪かきを頑張って一輪車が出来

る様にするぞ!!」と前向きな姿になるのが幼

児期の子どもです。

その思いを満足させるため、安全な場所を造る

除雪をするのですが、丸一日それに費やせるの

です。そしてやっと安全地帯を確保。

 

でもその時は遊べる時間はもうすでにありませ

ん。でも「明日やれるね!!」と。

そして、次の日の朝もまた一面の雪。また除雪。

と、何日もそれを繰り返します。

練習する時間よりはるかに除雪の時間が多いの

です。

 子ども達はこの除雪を「作業」としては捉え

ておらず、除雪は楽しいという思いを強くし、

遊び化しているのです。

この除雪は仲間と工夫して楽しめるものにもな

っていきますね。

そしてこの「除雪遊び」は子ども達の更なる育

ちになっていきます。

子ども達は、目的を達成する為、自分の力でや

れることを頑張ります。

最後まで諦めずにやり進めるという逞しい気持

ちを持ち続ける姿に育っていきますね。

この様に3学期には心身共に強さが増す時期に

なっていきます。

そして、幸いなことに。もうこの時期には、運

動能力も身に付いてきていますので、練習する

時間が短くとも成功に結び付き易くなっていま

す。これは、自分で考えた事を実行に移し、

頑張って努力すれば成功する!!という事を

短い時間ながら実感出来る機会にもなっていき

ます。

それに仲間意識も強くなってきますので、難し

く、苦労の多い事に関しても仲間達と共にやる

事で楽しさの方が上回り継続しやすい環境にな

っていきます。

 

 

 

この様な育ちが沢山見られる3学期です。

自分のやりたい思いを満足する機会を大切に過

ごせる様支えて参りたいと思います。

保護者の皆様方と共に、お子さんの育ちに力を

注いでいけたらと思っております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

| 園長先生のコラム | 13:28 | - | - |
園長室便り12月号

里帰りコンサート

 

卒園生の子ども達による「里帰りコンサート」

が開かれました。

沢山の子ども達が在園中から、又は卒園して

からと個々に楽器の練習をし、楽しみながら

その腕を磨いています。

 そして、時々里帰りをしてコンサートを開

いてくれます。

今年も2回、その機会を頂きましたのでお知

らせしたいと思います。

 

1011 

 ピアノとヴァイオリン・フルートのコンサート

 

  小学1年生の村上舞ちゃん

  小学5年生の中村和ちゃん

  小学6年生の村上華ちゃん、土浦たくみ君、

  中学3年生の村上遼君

 

 曲名

  大きな古時計・バッハのドッペルコンチェルト

  風になりたい等

  他7曲を披露してくれました。

 

1113 

 ドラムのコンサート(ジャズドラム)

 

(残念ながら年長児は時間が取れず

 参加出来ませんでした)

 

 小学校2年生の相田真慧くんです。

 

 曲名

  ルパン3世・マトリックス・デザイヤー等、

  約1時間演奏をしてくれました。

 

 この演奏会を開いてくれた卒業生ですが、

在園中に園内で行われましたプロの方の各種

コンサートや、今回の様な里帰りコンサート

に触れ、同じようにやってみたいと音楽を習

い始めたお子さんもいました。

子ども達は演奏者の奏でる思いに素直な心で

音楽を受け取っているのですね。

 その子ども達の素直な思いをより豊かに育

むためにも里帰りの子ども達も含め、プロの

方の文化的な芸術の提供はとても大切と感じ

ております。

 

 

卒園生による

ピアノとヴァイオリン・フルートのコンサートの様子

 

 

 

 

 

 

卒園生による

ジャスドラムコンサートの様子

第一部 年少鑑賞会

 

 

第二部 年中鑑賞会

 

卒園生の皆さん、素敵な演奏会を開いて頂き

ありがとうございました♪

 

 

 

お楽しみ会

 

園行事・運動会に引き続き、12月開催の

お楽しみ会」の行事でも、子ども達は大きな集

団の中での活動に取り組んでいます。

 園全体・学年全体と幼児期の子ども達にとっ

て集団が大きくなればなる程とても難しい活動

になります。

相手の立場に立って考えたり、全体的な大きな

活動の流れ等を把握したり、と、自分の思いを

しっかり持った上で他の人の立場を考えた行動

を取る事が要求されるからです。

 でも、この難しい活動を経る事で子ども達の

考え方・行動のとり方に積極性が見られてきます。

もちろん、とても難しい課題ですので保育者た

ちの支えがとても大切になってきます。

個々の子どもの成長にどう関わって行ったらい

いのか、日々考えながら行っている所です。

 

 この、大きな集団で活動を行うには、個々の

子どもの育ちが基盤にありませんととても難し

いものがあります。

それは個々の子どもが<考える事を楽しむ>

とか <自らやりたい事は最後までやり切ろ

うという気持ちを持つ>とか 

<自分の事だけではなく他の仲間の事も考え

て行動を取る> 等の意識を持って行動が出

来る様になるという事です。

どの子どももこれらの意識が持てるようにな

りますと、今回の様な大きな集団の中でもそ

の力を発揮することが出来るようになります。

2学期も後半となり子ども達は、これまでの

自分の遊びの中や友だちとの遊びの中で上に

あげた様な育ちを見せてくれるようになりま

した。

まだまだ成長過程の子ども達ですがその下地

は出来ていると感じています。

ですから、今回のお楽しみ会の取り組み中も

子ども達から沢山の感動の姿を味わせてもら

っています。

 

 年長児の姿を少しだけですがご紹介します。

すでにクラス便りや学年だよりでこの行事に

関しての取り組みの様子をお知らせしてあり

ますが、その中から1つ。

 子ども達は昨年までの先輩達の姿がしっか

りと心に残っている様で「お楽しみ会」では

自分達も頑張りたいと劇活動を希望しました。

そして、何をテーマにやりたいのかも沢山の

話し合いで決めていきました。

してテーマや題材が決まったところで配役

の問題が出てきたのです。

何しろ、3クラスで1つの劇に取り組むのです

から、誰がどの役を担うのかを決めるという

事はとても難しいものがありそこからまた新

しい学習が始まります。

ですから1つの役に希望児が偏ってしまうと

いう状況が沢山出て来ます。

子ども達は問題解決の為にはどの様にしたら

良いのかを考え始めます。皆真剣に。

そして、オーディションをしてその中から適

役の子ども達を選んでいくという方法を選び

ました。

ですから、そのやり方に皆集中し始めます。

その様な中で子ども達は表現を大切にす

るという事を強く意識するようになっていき

ます。

 

 年長児は「きんのことり」を劇の題材に選

びました。

その中の北風と黒猫の役も希望者が多くそこ

にメンバーが集中してしまいました。

「どうやって決めるの?」と、とても悩みま

した。

そして、「じゃんけんは嫌だから、後悔しな

いやり方にしようね。だから決めるのも自分

の手でやろう」と子ども達。

そして、オーディションで選ぶ方法に決まっ

たのです。

まさかず君も前から黒猫役に憧れ、やりたい

役と決めていました。

そして、オーディションで決めることになっ

てから、何やらノートに記録を取り始めてい

ました。オーディションでやる表現の内容は

「震える黒猫」と「葉っぱから顔を出す黒猫」

です。

この2つの表現をみんなの前で行うというもの

です。

この課題の元にまさかず君は自分なりの考え

で準備を始めていました。

ノートには「嬉しい猫20」「かなしい猫20」

「葉っぱからとび出す猫20」と3つの場面

毎に練習する回数の記録が書いてありました。

まさかず君の取った行動は選ばれるための対策

を考え、そのために努力するという行為でした。

そして、途中で辞める事無く集中して自分に課

した表現に真剣に取り組んでいたのです。

その姿は周りの仲間達にもしっかりと届いてい

ました。

「まーちゃんすごいね。さっきからずっと頑

張っているね。」

「オーディションで頑張れるように練習して

るんだよね。凄い!」

と次々にエールを送ってくれています。

 

 まさかず君の真剣な姿は仲間達の共感を呼

び、互いに認め合い子ども同士で育ち合って

いたのでした。

でも残念ながらまさかず君の希望は叶いませ

んでした。 

そして、他の子ども達も同様、自分の願いが

叶う事がなく複雑な思いを味わっていました。

まさかず君の様に他の子ども達も自分の方法

で対策を考えオーディションに臨んでいたの

ですが。

でもやはり、皆の前で表現することには、不

安があったり、緊張感を覚えたりと、力が出

せずに終わってしまう事も沢山起きています。

 

 でも、ここからが子どもの素晴らしい所です。

選ばれなかった仲間達に対して、

「堂々とやれていたよ」「よく頑張ったね」と

その場で真剣に表現していた仲間をちゃんと自

分の言葉で認めています。

ですから、願いが叶わなかった子ども達も

「一生懸命頑張ったけどダメだった、でも皆が

頑張れって応援してくれたのは嬉しかった。」

「悔しいし、残念に思う・・」

「自分の考えた事を皆に見せられてよかった。」

「最後まで諦めないでやれてよかった。」

「頑張ったね。凄いね。って言葉をかけてもら

えて嬉しかったし、頑張ったからそう言っても

らえたんだと思う。」と自分の思いを素直に言

葉にして振り返えり、今の自分の事をしっかり

と受け止めていた子ども達です。

ですから、気持ちを切り替えて次の配役へと前

向きになっていたのです。

そして、更に素敵な姿を見せてくれました。

「○○ちゃん、とっても上手だったよ。北風の

子おめでとう!」と、選ばれた仲間にエールを

送ったり、「これから頑張ってね。応援してい

るからね。」と、激励まで。

本当に素直で心優しい子ども達です。

 

 子ども達は、<仲間たちが頑張った姿を認

めてもらったこと><自分もいい加減にで

はなく、自分なりに努力した上での結果であ

る事>を実感し、自分の気持ちと折り合いを

つけて先に進んでいく!!という逞しい姿を

見せてくれたのでしょう。

大人でも難しい「葛藤を乗り越えて先に進む」

という事を子ども達は体験で学んでいるので

した。

 

 お楽しみ会は、舞台上で表現する事はもち

ろんです。が、それだけが目的ではありませ

ん。オーディションの1つの場面の中でも見

られました様に、<問題が目の前に起きた時

の対策の立て方を考えたり、それをクリアす

る為の努力をしたり>又、<仲間と支え合っ

て難しい事も乗り越えていったり> <最後

まで頑張る事>等の成長を常に念頭に置いて

子ども達と関わっております。

それを大きな集団の中で実行に移します。

ですから、とても難しい活動となります。

その難しい活動に子ども達は全力で取り組んで

いる所です。

このように、子ども達が前向きの姿勢で活動に

取り組めるのも保護者の皆様がお家でお子さん

方を支えて下さっているお陰です。

そして、衣裳の製作まで、お子さんの思いをか

なえて下さって、本当に有り難いです。

感謝申し上げます。

 

 さて、年少児です。上の学年の子ども達の表

現活動を鑑賞するという形でこの行事と関わっ

ています。

運動会同様、上の学年の子ども達の真剣な取り

組み方に触れる事で、『頑張る事の意味』

『表現する事の楽しさ』を学んでいます。

そして、こんな事も。

上の学年の手を抜いた表現には厳しい目も注い

でくれています。「ふざけていて分からなかった」

「何をやっているのか分からなかった」等とし

かり見てくれています。これは次年度に繋がっ

いく姿かと思います。

 直接的な活動の参加の仕方ではありませんが、

よく観る目を持っている年少児は上の学年の発

する思いをしっかりと受け止めてくれています。

 

 

お楽しみ会 総練習の様子

年長合唱

年中・年少さんがお客さんとして見に来てくれました。

 

年長劇「きんのことり」

 

 

 

年中総練習 合唱

年長・年少さんがお客さんになってくれました

 

年中劇 「にじいろのさかな」

 

 

劇の練習を見終わった後に年少さんが感想を話してくれました。

 

 

| 園長先生のコラム | 12:24 | - | - |
園長室便り11月号

幼児期の特徴〜素直な思い〜

 

今年6月。

年中の子ども達がドクダミ草の白い可憐な花に

目を止めました。

子ども達は、花としばらく遊んでおりました。

そこで私は、ドクダミ草の加工の仕方について

モーションをかけてみました。

<これはね、美味しいお茶やお薬が作れるんだ>

と。もちろん、即、「やりたい!!作りたい!!」

と実に素直に思いを寄せてくれます。

やる気を起こした所で必要道具や、お茶になる

までには長い事継続しなければならない等子ど

も達と会話を続けながら伝えました。

その事にも、

「大丈夫!!やれる!!」と本当に素直な子ども

達です。

 いよいよスタート。ところがやはり、先の勢い

は徐々に薄れ、7月にはお祭りの活動で忙しい事

もあり、すっかり忘れ去られていました。

この間、私は子ども達と2点に焦点を絞って話し

合いの場を作り、継続の橋渡しをしてきました。

ドクダミ草は乾燥させた上で加工しますので、

<毎日のお世話をいかに続けるか>そしてこの時、

4人のメンバーがいましたので、

<いかにチームで活動するか>の少々高度な課題

です。

この課題は年長児にとってはベターです。でも、

今回の年中児にとってはまだ難しい事もあります

ので、その第一歩として<いかに、この活動の内

容を実感する事ができるのか!!>を考えて子ど

も達と関わりました。

子ども達の実感が伴うチャンス。

それは、失敗やアクシデントを起こした時です!!

 私は子ども達がお世話を忘れたり、面倒になり

避けてしまっていた時を狙っていました。

そのチャンスは沢山ありましたので、その折々を

意識化の機会にして行きました。

でも、その実感と理解はそう簡単には行かない年

齢でもありますので、1学期は忘れ去ってしまう

状況も良しとしました。

失敗体験を沢山する機会としました。

 そして、2学期。1学期にそれなりに頑張ってき

たドクダミ草は風雨にさらされ、行方知れず状態

です。

そして9月。

再スタートのチャンスがやってきました。

子ども達はすっかり忘れていたわけではなくドク

ミ草の事はちゃんと意識に残っておりました。

そこで私は、子どもたちが忘れてしまった現実を確

認した上で、子ども達に謝りました。

<小さい子どもはやりたいと思って手を付けるがす

ぐ忘れたり嫌になったりすることが多い存在である

事>を。

そしてその事を自覚してもらってから

<そのような時こそ、大人が力を貸さなくてはいけ

ないのに、それをしてこなかった私が悪かったので、

ごめんね。>と、その様な内容を子ども達に伝えま

した。

子ども達はちゃんと自分の事を振り返っていました

ので、うんうんと頷いて耳を傾けていました。

そして、これからどうするかを確認してみますと、

もちろん<諦めないでやり直す>と張り切り始めま

した。

この時も子ども達はとても素直に再スタートに意欲

も燃やし始めたのです。

 ところが、再スタートしたものの運動会の活動も

入ったり、自分の遊びが楽しい事もあり、失敗する

ことも度々の状態に。

でも1学期とは違いました。

この時、チームの人数が6人と増えていましたが、

<仲間意識が深まり、一緒に行動をとろうという意

識も深まっていました。>

当初私が意図していた目的に少しずつですが近づい

ていたのです。

でも、「運動会が終了したらお茶づくりしようね。」

と完成間近状態となっていたのですが、また雨ざら

しとなってしまい、また失敗に。

(本当は日陰干しとして、手を掛けずに作成できる

のですが、子どもの手が加わらないと活動の意味が

ありませんので、

<毎日陽に当て、降園時には取り込む>という作業

を毎日とっていたのです。

その取り込む作業を忘れたのです。

 これらの失敗で子ども達は挫けたのでしょうか。

<またやり直せばいい。失敗は成功の基。やり直し

は楽しい。>と明るいのです。

まだ年中児にとっては、失敗やアクシデントに対す

る思いは辛いというより、またやればいいという比

較的軽く受け止め何度でもやり直すという素直な思

いを寄せられるのです。

ですから、今回も近道の成功より遠回りの試行錯誤

をいっぱいする道を優先しました。

 もう何度も失敗していますので、やり直すやり方

も心得たもので、子ども達だけで再スタートをして

いました。

実に素直に何度もやり直しを楽しめる子ども達です。

今年中には完成させ、お茶会を開く予定です。

お茶づくりは、かほちゃん、さほちゃん、のいちゃん、

こうすけくん、えまちゃん、りこちゃんの6人です。

 

幼少期の子ども達はとても素直にアクシデントやトラ

ブルも受け入れて体験を楽しめます。

ですから、この素直な思いに満ち溢れているこの時期

は沢山の体験をしてもらいたいと思っております。

トラブルやアクシデントは決して悪いことではなく、

しっかり向き合って頑張れば必ず乗り越えられるとい

う実感を味わう

何でもやりたいと思った事はやってみようという意

識を持つ

目の前に問題が生じた時は素直に向き合い、色々と

対策を考えてことばにして表わし、考える機会をいっ

ぱい作る等々、沢山の体験がとてもやり易い年齢で

す。この姿は年齢が上がる毎に卒業していきますので

今が一番やり易い時期と言えるのかと思っております。

 

           ☆

 

 さて、又連絡帳をご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 運動会へのご支援ありがとうございました。

運動会もまた、沢山のアクシデントやトラブルが起こ

る度に子ども達は自分達の問題と素直に捉えてきまし

た。そして仲間達と乗り越えてきました。

先のお便りでもお知らせ致しましたが、子ども達はと

ても聡明でした。

運動会は競技が主となりますが、競う為にとても大切

なことに徐々に気づいていきました。

それは1等や2等も大切だが

<1人が抜けてもクラスの力にはならないよ>とか

<運動会当日だけ頑張るのではなく、毎日皆で頑張る

事が大切>とか、とても大切なことに気づいていきま

した。

1人1人がいかに大切な存在であることにとても素直

な思いで感じていたのです。

幼児期の子どもの素直さと心の豊かさにまた感動致し

ました。

 

 

 学校の代休日に先輩達が園に遊びに来ます。

そしてその時、園児達にとっても大切なメッセージを届

けてくれます。

次のメッセージは、中学3年生の村上りょうくんのもの

です。すみれ組の子ども達と一緒に過ごした後に

<3つの大事な事を伝えたい!!>と言葉を選びなが

ら、心を込めて伝えてくれたものです。

 

 〜村上りょうくんの言葉〜

 

 )椶鬚い辰僂て匹鵑撚爾気ぁ

ぼくは、幼稚園の時、本を読まなくて読む姿勢が出来て

いなくて国語の授業の音読で困りました。

幼稚園にいい本がたくさんあると思うので、本をいっぱ

い読んで下さい。

 

 

◆,竿咾鬚い辰僂たべて下さい

お母さんが作るご飯には栄養があります。

丈夫な体を作るためにいっぱい食べて下さい。

 

 

 いっぱい遊んで下さい。

小学校に行っても遊べるけど、勉強があるので、幼稚園

うちにいっぱい遊んで下さいね。

 

 

 

★ 嬉しいお知らせです ★

 

10月17日(火)に宮城県私立幼稚園PTAバレー大会が

行われました。

運動会での子ども達の姿から力をもらい、子ども達に負

けないように!と、メンバーの方々の素晴らしいチーム

ワークで見事!!「準優勝」を果たしました。

おめでとうございます!!

| 園長先生のコラム | 17:47 | - | - |
園長室便り8月・9月号

いよいよ、充実の時期が始まります。

 

不順な天候の夏でしたが、お身体の具合は

いかがでしたか。

いよいよ、2学期がスタート致しました。

子ども達の力が一段と増す時期です。

まだ、私共大人の目には映っていない沢山

の秘めた力が宿っている子ども達です。

その、秘めている力を1つ1つ引き出せる

様、力を注いで参りたいと思っております。

1学期同様、保護者の方と力を合わせてい

けましたらとっても有り難いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

        ☆

 

さて、夏休み中にも子ども達の力の凄さに

触れる機会がありました。

それは、卒園した子ども達でした。

5年前に卒園した今5年生の子ども達が企画

運営した同窓会の開催でした。

全国に散っていった70%の子ども達がやま

びこに集ったのです。

ほとんどの子ども達は地元の学校で学んで

おりますが、県外からも沢山。遠くは北海

道からも。

会の開催にあたり、園から出した条件は、

保護者の方の送迎付きでした。

その中で実施された同窓会でした。

 発起人は、かほちゃんとすずちゃんの

2人。そこにゆきねちゃんやだいきくん

の協力者も加わり、見事に自主運営を成

し遂げた1日でした。

会の開催の動機は、幼稚園の頃に行った

運動会のリレー競技のリベンジを果たし

たいというものでした。

幼稚園の頃、子ども達は、運動会をやり

たいのかそうでないのかを決めるところ

から行事の取り組み方について沢山の相

談を重ねていきました。

先輩たちの姿に憧れを持っていた子ども

達はもちろん、やりたい!!の強い思い

があったのです。

もちろん、リレーもやりたい!!と。

ところが、「リレー」の言葉は知ってい

るものの、内容と言えば「走る事」=

「リレー」でした。ひたすら走る。

でも、子ども達は個々にバラバラに行動

を起こしますので、リレーとは程遠い日

が続きました。

でも、子ども達の凄い所は、1カ所にとど

まる事はせずに、必ず次のステップに進む

のです。この、子ども達のやりたいという、

「走ることに満足する姿」を待ってあげま

すと、子ども達はより難しいものを求めて

きます。この時もやっと、ルールの必要性

にも必ず気が付いて来ました。

そこからは何度も競技の失格や失敗を重ね、

やっと「リレー」というものの理解に辿り

着いて行きました。

そして、そこには、新たな課題も。

リレーは全員参加型ですので、個々の能力

の違いに迷い始めるのです。

 その様な中でも子ども達の素晴らしい事

は、力の違いを責めたりせず、どうしたら

個々の能力を認めながら、クラスが上位を

目指せるか!!そこに大きなエネルギーを

注ぎ込めるのです。

個々の練習に力を貸したり、走者順を考え

たりと、何度も相談を重ねて問題を解決し

ていった子ども達でした。

 そして同窓会当日。3度のリレー競技を

実施した子ども達でした。

走る姿は真剣そのもの。ロンドンで行われ

た世界陸上での日本代表選手が全力を出し

切って銅メダルを獲得した姿と同じでした。

この子たちの幼稚園の頃の姿とも重なりま

した。子ども達に感動をいっぱいもらった

瞬間でした。それを目にしたお迎えの保護

者の方の目にも涙が。

同窓会では、幼児の頃に自分たちで創り上

げていった時の姿の再現がありました。

自主的で、何事にも真剣に取り組む姿勢な

ど、どの子も見せてくれました。

成長した分、遠慮や恥ずかしさを表現しな

がらも幼稚園の頃よりも、さらに力をつけ

ていましたね。

やはり、企画・運営出来る総合力を子ども

達は持ち合わせているのです。

 

          

 

さて、その時、もう1つ感動したことがあ

りました。

実は幼稚園の頃、「こま回し1000回」を目

指していたものの、700回くらいでストップ

していたももちゃんの再チャレンジした姿で

した。

ももちゃんは、今回の同窓会というチャンス

に再びやる気を燃やし、指に豆を出しながら、

残り300回を一気に続け、当日、1000回の記

録ノートを持参してくれたのです。

5年間温めていた目標を達成した瞬間でした。

よく、ノートも残していてくれましたね。

中途になっていたことも頭の片隅に残してい

たのでしょう。

一部記録をコピーしますので、見て下さいね。

このノートは幼稚園の宝物です。

「自分の手でやり通す事」の大切さ!!をま

た、子ども達から学ばせてもらいました。

 

 


                     ☆☆☆

 

 

さて、2学期は沢山の行事があります。

その中でも大きなものはやはり運動会でしょ

う。

先にご案内しましたこの先輩達が残した精神

は受け継がれていくことでしょう。

リレー競技もやると思います。

先輩達と同じく、大人から教え込まれ、指導

される運動会ではありません。

1つ1つの経験を自分達で積み重ね、試行錯

誤を経ながら『チームとして大切な事は何か』

を考えながら自分達の運動会を創り上げてい

く事でしょう。

幼い頭をフル回転させ、喧嘩やトラブルも沢山

経験して、自分達も応援して下さる方々も皆さ

んが納得する運動会を考えて行くことでしょう。

結果を急がずそれらを支えながら、「考える力」

や「問題を解決する力」・「努力や頑張るって

どういうことなのか?」・「本当の仲間とは?」

等の大切な事を実感して行く力を引き出して参り

たいと思っております。

保護者の方々が子ども達、そして園を支えて下さ

いますので千人力です。

どうぞ今学期も宜しくお願い申し上げます。

 

         ☆☆☆

 

 1学期にこお君のお母様から頂きました

「おやつ・グミの作り方」のレシピをご紹介させ

て頂きます。

 休み前、子ども達は、梅や桑の実のジャムづく

りを体験しました。

年中・こお君も同じ様に、熟した梅の実を収穫し、

鍋や砂糖などの道具材料を持参して、ジャムを作

りました。ところがジャムが、完成したものの、

それを入れる容器を忘れてしまい、「持ち帰り方」

に3時間悩み続けました。

結論は鍋に入れたまま、バスの職員の協力も取り付

け、無事持ち帰ることが出来ました。

作り方より、持ち帰り方に大きなエネルギーを注い

だこお君はもちろん満足感を味わっていました。

そして、このこお君の努力は更なる力を生みました。

それは、お母さまのお力でした。

ジャムづくりにプラスして、グミづくりの新たなエ

ネルギーを発揮出来るチャンスを作ってくださいま

した。とっても酸っぱい梅ジャムがグミとして美味

しいおやつとなりとっても美味しいものでした。

2学期、このレシピはきっと皆さまにも役に立つか

と思いますので、ご紹介したいと思いました。

どうぞ、チャンスがありましたらお子さんと共にや

ってみて下さい。

 

 

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 13:22 | - | - |
園長室便り 7月号

【先輩の活躍】

 

 

5月24日の事です。

4月末から、年長児のみさきちゃんは年中

新入児のはすみちゃんに補助なし自転車乗

りの手ほどきをずーっと続けてくれていま

した。はじめはつきっきりで。少し上達す

ると途中から手を離し、はすみちゃんが自

力で漕げる場を作ったり、と細かい配慮を

しながらの援助をしてくれていました。

みさきちゃんは自転車を支えている途中で

手を離しはすみちゃんが2・3メートル走

るとその出来た瞬間を担任に報告してくれ、

はすみちゃんの努力を認めてくれています。

みさきちゃんは年中の時、自分も担任から

「私も最後までやってもらったから」と、

自分の味わった心地よい実感を今度は新入

児の友だちにその思いを注いでくれていま

した。

その後もその援助は20日程続きました。

そして、はすみちゃんが自力で漕ぐまでに

なりました。

この日はすみちゃんは自転車コースを何周

も自分の力で運転をし、カーブでぐらつき

はしますが、ほぼ運転が可能まで上達して

いました。あと少しで合格です。

そして、その頃からみさきちゃんは自分の

やりたい一輪車にじっくり関わるようにな

りました。

これまでははすみちゃんの方を優先し、自

分の方を少々後回しにしてくれたみさきち

ゃんでした。

一輪車はまだ初歩の段階のみさきちゃんで

すが、はすみちゃんと「一緒に頑張ろうね」

と励まし合いながら一輪車と向き合ってい

ました。

そして、はすみちゃんは5月24日に見事、

自転車乗りが合格したのです。

 

5月24日の事です。

先輩、特に年長児は新入児のお世話に力を

注いでくれていました。

やまとくんは毎朝、年少児3人をクラスま

で送迎してくれていました。この日も。

たける君が部屋に入るまで見守り、そして

ゆうきくんへも。「途中まで送ったけど、

(ベランダの)階段からちょっと離れてい

る所で手を離したんだ。でもそこは

(クラスが)近いから、ゆうきくんは

(すぐ入れるから)安心だと思う。」とその子に

合わせた配慮をしてくれています。

そして、3人目のゆうとくんにはクラスのベランダ

から5メートルくらい離れた所でゆうとくんの姿を

目で追っています。

どうやら無事にクラスに入れるか心配だった様です。

「大丈夫そうだけど心配になってきたから、先生に

言おうと思う。でも今、お部屋に入ったから大丈夫

だと思う。」とゆうとくんの動きを確認し、責任を

果たしたやまとくんでした。

ところが、まだそこから動こうとしないやまとくん。

「どうしたの?」と確認すると「今日は全日保育だ

から、(長い保育時間になったばかりだから)心配

だから、声かけに行こうと思う。困った時に助けた

いから。」と細かいところまで心配してくれている

やまとくん。「やまとくん!今、ゆうとくんはお部

屋に入ったばかりだから、大丈夫だと思うよ。ゆう

とくんの手伝いはやまとくんもゆり組に行って、着

替えた後でもいいんじゃない?カバンを置いておい

で。ゆうとくんに言う時に私も力を貸すよ」と私。

そして、身支度に戻って行ったやまとくんでした。

もちろん、その後、すぐ、ゆうとくんに「困った事

があった時は力貸すからね」と伝えに行ったやまと

くんでした。

        ●

 

 もう7月です。新入児も自分の力で園生活

を送れるようになりました。

 

ここに来るまで先輩達の力がたくさん注がれ

ました。先輩の子ども達に感謝したいですね。

 

        ☆

 

 

いつも 嬉しいお便り、ありがとうございます。

 

 年中 たかひろ君のお母さまのお便り

 

 

 

 

〜子ども達からのお便りも嬉しいですね。〜

 私は、子ども達からお願いされ、サツマイモ

の苗の手配をしました。

子ども達はそのお礼を様々な形で表現してくれ

ました。ここで紹介しますのは、手紙を書くこ

とがとても楽しくなってきたゆなちゃんのお礼

状です。

一生懸命、そして、丁寧に書き、心がこもった

お便りです。

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 18:32 | - | - |
園長室便り 5月号

新年度がスタートして、20日程経ちました!!

 

保護者の皆様方、お子さんを園の方に送り

出して頂きましてありがとうございます。

進級児といえども新しい環境です。

不安感をいだきながらの日々が続いたこと

でしょう。

そして、新入児の子ども達も。

初めての親離れで大泣きする子どもも沢山。

又、初めは楽しいと通っていたものの、疲

れや思うようにいかない現実に、悲しい思

いでシクシク涙したりと。日々葛藤してい

ました。

お家でだだをこねたりしていませんでした

か?保護者の方も不安な事が沢山あった事

と思います。

でも、子ども達は、感情を思い切りに表に

出してくれました。そのお陰もあって、

徐々に園の生活に馴染んできました。

まだまだ、細かい心配りが必要な日々が続

く事かと思いますが、これからの1年がと

ても楽しみです。

               

        ●

 

さて、園の集団は、常に仲間が側で生活し

ている場所です。

それも同じ年齢の子ども達が沢山。

この幼児期の子ども達は、どの子も自分の

主張を押し通すことを優先します。

それも自分本意の主張です。

相手のことを考える余裕などはなく、ひた

すら自分の思いだけを相手にぶつけます。

【自己を抑えて、相手に合わせた行動を

とる】のが、とても苦手な年齢です。

ですから、当然そこにはトラブルが生じ

すね。そして、このトラブルは、自分も辛

い思いをしますし、相手にとっても悲しい

思いになりますので、子ども同士で現実を

味わうことになります。

この、子ども同士で味わう現実は、実感を

伴いますので、幼児期の子どもでも、事の

善し悪しの理解につながっていきます。

ですから、このトラブルが生じた瞬間を大

切に生かし、子どもの育ちへ結びつけてい

きたいと思っております。

大人が「相手のことを考えなさい。」

「自分勝手なことを言っても、お友だちに

伝わらないでしょう。」と、正論を言葉で

指導するよりも、トラブルの中で実感を味

わった時に<どういう思いでトラブルにな

ったのか?>

<相手の友だちはどう感じたのか?>

<自分の気持ちも、そして相手の気持ちも

すっきりするには、どうしたら良いのか?>

等と、その都度、原因を探ったり、対策を

立てたりする機会にした方が、子ども自身

も自分の事と感じ向き合う姿勢になってい

きます。

初めはなかなか思うようにいきませんが、

事が起こる度に、子ども達の心の思いに耳

を傾けていきますと、子ども同士で問題解

決を図るようになっていきます。

(まだまだ先のことですが。)ですから、

このトラブルの経験は子ども達を大きく育

てていく事になります。

 

同じことの繰り返しになりますが、幼児期

の子ども達にとって、とても難しい

【相手に合わせた行動がとれるようになる】

には、このトラブルの経験が大きな力とな

っていくことになりますね。

トラブルは、他人事ではなく当事者が自分

ですので、全て自分の事として捉える事が

出来ますから。ですから、この、実感に残

る瞬間を逃さず子ども達と関わっていきた

いと思っております。

決して【幼いからまだ分からない】ではあ

りません。この年齢の子ども達は、経験を

一つひとつ積み重ねていきますと、大人以

上の精神力(逞しさ・集中力)や仲間との

協調性を発揮することが、子ども達の姿か

ら実感しています。

楽しい経験、そしてアクシデント・トラブ

ルの経験も含めた、実感が持てる機会を逃

さず、成長に結びつけて参りたいと思いま

す。

 

         

 

さて、年少児の

【1年の経験の中で、育った姿】と、

【入園ほやほやの姿】をお知らせしたいと

思います。

 

≪平成29年2月の事です≫

 

 年少・さくと君は、文字書き遊び(マス

目を、文字やといった印で全部埋め

ると、頑張りを認められて理事長より様々

な折り紙を手に入れることが出来る遊び)

をしていました。

実はこの頃、文字書き用紙の様式が変わり

ました。片面に216のマス目がある用紙から、

片面に104のマス目がある、裏表一体となっ

た用紙になりました。

その事を知らなかったさくと君は、表面を終

了し、完成の喜びを胸いっぱいに込めて担任

へ報告。

やはり、裏面にもマス目があることに気が付

いていません。

担任は、言葉を選んで、裏面の存在と、もう

少し頑張ると、本当の完成になる事を伝えま

した。でも、納得まではいかず、

“職員室の理事長の所へ用紙を持参する。”と

いう判断をしました。

“そうだよね。頑張って書いてきたんだもんね。”

と担任はもう1ステップの必要性を感じて、

さくと君を職員室へ送り出しました。

そして、さくと君が戻ってきました。

うなだれて…。

さくと:「・・・。」

手にはびりびりに破かれた文字書きの紙が握

られていました。

どうやら裏面が完成していないことを理事長

から伝えられたようです。

担任:「おかえり、さっくん。そっか、悔し

    かったね。泣いても大丈夫だよ。」

と、悔しい心情を受け止めることに。

すると、その場で、大泣きするさくと君。

書いたのが不完全だったのは自分でも分かっ

ていたものの、自分は表を書ききったからと、

見せたかったようです。

そんなさくと君の気持ちが痛いほど伝わって

きました。

 

担任:「さっくんが頑張っているのを見てい

    たから、泣きたい気持ちすごく分か

    るな。今日無理しなくてもいいし、

    明日とか、またさっくんがやりたく

    なった時にできるよ。」

 

と、一呼吸置いた方が良いのかと思い言葉を

かけてみました。

ところが、さくと君は大きく首を振りました。

 

担任:「もう一度やってみる?破れた所テープ

    で貼ってみる?」

 

さくと:「・・・。」

 

破れた紙を見ると、

再び涙が溢れてきたさくと君。

その姿から、担任は事を急がせすぎた事や、

今さくと君自身が自分の気持ちに向き合お

うとしており、どうしたらいいか分からな

い状況で涙が止まらない事に気がきました。

担任は、“いつでも続きが出来ること”や

“テープで補強することが出来ること”を

提案し、今はさくと君の気持ちに寄り添い、

落ち着くまで見守り、「悔しかったね。

大丈夫。待ってるね。」と、言葉を掛ける

ことにしました。

すると、その時うさぎ組に年長児のひまわ

り組の子どもが3人やってきました。

 

子ども:「お邪魔します!ミニお別れ会の

     ポスターを書いてきました!!」

 

と、意気揚々と部屋に入ってきました。が、

すぐになんだかいつもと様子が違うことを

感じ取った年長児。

 

あきな:「(そ〜っとさくと君の表情を見

     ながら)どうしたの?」

 

と、心配そうに尋ねてくれました。

 

たくま:「大丈夫?泣いてたんだ。」

 

担任:「実はね、さくと君文字書きを頑張っ

    ていたんだけど、紙の種類が変わっ

    て裏にも書かなきゃならないんだ。で

    も、書ききらないで職員室まで行った

    んだけど・・・」

 

れみ:「それだと全部出来たことにならないよね。」

 

担任:「うん。でもいつもみたいに表は全部書

    いたから、さくと君も悔しい気持ちが

    あるんだと思うんだ。」

 

れみ:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

 

あきな:「うん!あきなも前に、雑巾をぐちゃ

     ぐちゃにしちゃったことあるけど、

     もう一回やり直したら園長先生が宝

     物にしてくれたんだよ。だから、

     さくと君も、もう一度頑張ればきっ

     と宝物になるよ。」

 

たくま:「破れちゃったら僕ならテープでとめるよ!」

 

あきな:「うん!あきなもそうするな!テープの

     上は鉛筆だと書けないからペンで書く

     といいよ!」

 

ひまわり組の子ども達が、言葉を掛けてくれてい

る間にすっかり涙が乾いたさくと君は、その場で

ずっと先輩の話を聞いておりました。

 

担任:「ありがとう。いっぱいさくと君のために

    考えてくれて。」

 

年長児:「いいえ!頑張ってね!」

 

担任:「さっくん。白帽子さんからいっぱい色ん

    なこと教えてもらったね。お部屋にテー

    プもあるし、私テープの上からも書ける

    油性ペン持ってるよ!」

 

さくと君は、ちらっと自分の手に持っていたバラ

バラになった文字書きの紙を見ました。

もう、さくと君の中では、“やってみたい”気持

ちが芽生えているはずだと思えました。

でも、一度涙を流し、どうにもこうにも自分の気

持ちが整わない時間が続いたさくと君。

その葛藤を乗り越えて、困難に向き合い“できた!”

という達成感を掴んで貰いたいと思い、モーション

を掛けてみることにしました。

 

担任:「さっくん。このままやめて違う遊びにする?

    それとも、最後まで諦めない子どもになる?」

 

さくと:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」

 

と、大きな声でまっすぐな目で気持ちを伝えてく

れました。

 

担任:「すごい!さっくん。最後まで諦めないで

    頑張るんだね。さっくんが頑張っている

    から、私も最後まで応援するね。」

 

そして、早速テープで破れた所を貼り、鉛筆やペ

ンで書き進めるさくと君。終始笑顔で!

 

さくと:「ここはペンで書く!“へ”っていっぱ

     い書く!」

 

と、あっという間に残りのマスも書き終えて、笑

顔で職員室に向かいました。

そして、部屋に戻ってくるなり「もう一回やる!」

と、その日は結局3の文字書きをして楽しみまし

た。

 

先輩達の力も借りて、辛く、悲しい事を乗り越え

たさくと君は、更なるやる気へ繋がっていきまし

た。

 

 

(さくと君が頑張って仕上げた『文字書き』遊びです♪)

 

 

 

≪平成29年4月17日・新入児初登園日の事です≫

 

 ブロックを繋げて遊んでいた時の事です。

ふうきちゃんが興奮した様子で担任の元へ、やって

きました。

 

ふうき:「先生!あのね、あの子がふうちゃんの為

     に、ブロック持ってきてくれたの。」

 

担任:「そっかぁ。ふうちゃんはお友達に優しくし

    てもらって嬉しかったんだね。」

 

ふうき:「うん!優しくしてもらって嬉しいの!」

 

担任:「ふうちゃんの為に持ってきてくれたんだっ

    て思えるふうちゃんも素敵だね。

 

ふうき:「うん!」とにっこり。

 

 初めての登園日で、ドキドキしている中、そんな

風に相手の好意を感じ取れる姿に感心させられた出

来事でした。

 

そして同日。こんな事も。

座っていたイスから立ち上がり、水道へ。そこは空

席に。すると、別の子がその空席へ。

すると、「あの子が座っていたからダメだよ。」と、

隣に座っていた子が守ってくれています。

「でも、ここに座りたい!」「でも、あの子が…。」

と、互いに主張し合っています。

まだ、入園したばかりなので、担任もすぐに間に入り、

互いの気持ちを代弁してあげながら互いの主張の意図

を伝えていきました。

すると、完全な納得とまではいきませんでしたが、状

況の理解には繋がっていったようで、先の子の席を優

先してくれました。

空いた席に座ることは問題ありませんね。

でも、側にいた子が先客に気付き、その子がここに戻

ってくることを予想して対応してくれていることも、

とても素敵です。双方とも間違っていませんね。

担任は、その双方の思いを一つひとつ丁寧に言葉にし

て返していきました。

2人共、しっかりと耳を傾け、状況の理解に少し近づ

いたようです。

 担任は、このような子ども達の姿から、互いの子ど

もの感情の整理をするため、言葉で繋げていき、各々

の子どもの気付きになっていくように意識して関わっ

ています。

 

           

 

これから、仲間の中での生活が続きます。

楽しい経験もいっぱいします。

悲しい出来事も日々起こります。

この経験の全てを、子どもの心と身体の成長に繋げて

いきたいと思っております。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

           ★

 

 

「文字書遊び」の子どもの作品2点を紹介しますね。

 

 

 (年長児:まさかず君)

 

 

年少児:あさひ君

 

 

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