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園長室便り7月号

子どもの成長を支えるために

  〜ご家庭と園と共に〜

 

クラス別懇談会では、大変有意義な時間を

過ごす事が出来ました。

ありがとうございました。
 家庭訪問では、個別にお子さんの事を話し

合え、懇談会ではクラスの保護者の方全員

からお子さん方の話をいっぱい聞け、又、

短い時間ではありましたが、グループで子

育ての事を話し合う機会も得る事が出来ま

した。

保護者の方にとっても、ご自分のお子さん

の姿を振り返られる機会にもなったのでは

ないかと思います。

 家庭訪問もクラス別懇談会も、保護者の

方に貴重な時間を作って頂き、本当に感謝

申し上げます。

クラス幹事さん方の影の努力もたくさんあ

りましたね。本当にご苦労様でした。

ありがとうございました。

 私共も、保護者の方お一人おひとりのお

話からたくさんの事を気づかせて頂きまし

た。

個々のお子さんへの配慮が足りなかったと

ころや新しい課題も見つかりました。

又、子どもの器量の高さを再確認する事も

出来ました。

そして、保護者の方々が園の事を理解して

下さり、私共まで支えて頂いている事も強

く感じた機会でもありました。

“とってもありがたい事だなー!!”と、

保護者の方のご支援に感謝の気持ちでいっ

ぱいです。

 懇談会の中で、たくさんの【学び】や

【感動】を頂きました。

の感動がとても嬉しかったものですから、

ここでほんの少しの方ですが、頂きまし

感動をご紹介させて頂きたいと思います。

懇談会でコメントして下さった事を文章に

して頂いたものです。

 

 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

今回は3名の方をご紹介させて頂きました

幼児期の子どもの、心からの優しさがにじ

み出ていますね。

そして、幼いとはいえ、人と人と関わる事

の大切な思いをしっかりと言葉や態度で表

わせるんだという事も感じました。

 幼児期の子どもは、どの子もとても素直

で優しい思いを心に秘めています。

そして人としての大切な生活の仕方(生き方)

もちゃんと理解出来ていますね。

ただ、幼さ故に変な事もたくさんします。

が、これは生活体験がまだまだ未熟なため

に起こるものですので、これはこれからの

体験で学んでいってくれる事と思います。

いじわるをしたり、イライラをぶつけたり、

仲間が困る事もたくさんします。

でも、その様な中でも心からの優しさ、本

物の思いやりをとても素直に表してくれる

のが、幼児期の子どもかと思います。

 大人が気づかないところでも、このよう

な思いやりをたくさん見せてくれていると

思います。

今回の懇談会でも保護者の方々がお知らせ

下さいましたように、一つでも多く子ども

達の素敵な姿を拾えるように、心して参り

たいと思います。

これからも、お子さん方のご家庭での姿を

お知らせ頂けますと、私共の勉強になりま

すので、ペンをとって頂けますと嬉しいで

す。

 

 新年度がスタートして2ヶ月半。

始まったばかりの集団生活ですが、子ども

達は仲間達の中でたくさんの事に気づき、

たくさんの事を学んでいっている事を感じ

ています。

先の保護者の方のお便りの中にもありまし

たが、元々心に秘めている優しさが本当の

思いやりへとつながっていっている事を感

じています。

生活経験を通して仲間達から互いに学び合

っているのですね。

これからも心に響くたくさんの実体験を大

切にして生活して参りたいと思っておりま

す。

 

| 園長先生のコラム | 18:01 | - | - |
園長室便り6月号

社会生活の第一歩

トラブルやケンカから

 

新しい集団生活がスタートしてから、早2ヶ月が

経とうとしています。

新入児にとっても、クラスの環境というものに徐

々にですが、慣れてきました。

ですから、“仲間が居て何だか楽しい!!”とい

う実感も感じ始めましたね。

でも、思うようにいかない事もたくさんあって、

悲しい!!悔しい!!という思いもいっぱい味わ

機会も増えてきました。

進級児にとっても、新しいメンバーにやっと目を

向けるようになってきたところです。

友だちの名前の呼び方も「あの子」から「○○ちゃん

へと変化してきています。

 ですからこれからは、増々子ども同士の関わり

が増えてきます。

そして、関わりが増えますと、そこには衝突が生

まれてきますね。

当然の事かと思います。

そしてこの衝突(トラブルやケンカ)は教育の大

切な大切な教材となりますので、たくさんたくさ

ん経験してもらいたいと思っております。

これらの経験は、心と頭の成長に結びついていき

ますので、どうぞトラブルやケンカ、アクシデン

トは恐れず、大切な経験と捉えて頂ければと思い

ます。

            ★

 次に年長児・年中児・年少児、それぞれのトラ

ブルの姿をご紹介しますね。

 今回ご紹介します事例は、特別なものではあり

ません。

園生活では、一日中、これからご紹介するような

トラブルやケンカが生じています。その中から、

各々1例ずつご紹介させて頂きたいと思います。

 これらのトラブルやケンカは、辛くて悲しい経

験であっても、無駄な経験ではありません。

必ずそこから子ども達は大切な事を学んでいって

います。

 

【仲間を思いやる事】

【自分の気持ちを相手にしっかり伝える事】

【仲間の思いに耳を傾ける事】

【問題が生じたら解決を図る事】

 

等々、自らの力で学ぶ機会になっていっています。

 

年長児同士のトラブル

 

ちひろちゃんときっぺい君は、互いに側に寄って

は口論となり、毎日トラブルの連続でした。

この時担任は、2人の間に入って両者の思いを聞

きつつも、2人が互いの気持ちに気づきながら言

い合いを続けるのではなく、話し合って問題を解

決していけるような関わりを大切にしてきました。

 5月中旬の頃です。

 きっぺい君は【サクランボの実を守って収穫する】

と、やる気満々でとても張り切って誠先生と毎日

観察を続けていました。ところがやはり、途中で

嫌になり、悩み始めました。

 

これはどの子にも起きる事です。

継続してやり続けるというのは、この幼児期

の子どもにとっては、とても課題が高いので

す。ですから、どの子どもも途中で様々な複

雑な心を味わいます。

でも、幼児期の子どもでも途中で諦めてしま

った思いは、心にモヤモヤとして残ってしま

いますので、そのままには出来ません。

 

そこで、再び担任の出番となりました。

担当していた誠先生との連携を図った関わり方に

入ります。

 

 サクランボの実は今(5月20日現在)100個

以上赤々と熟し始め、順調に育っています。

 ≪5月上旬の頃の事です≫

 きっぺい君は、継続する事に負担を感じ、色々と

悩んでいました。

そこで担任はきっぺい君の思いに耳を傾けようと、

相談を持ちかけました。

 

担任:「きっぺい君、最近サクランボチームどう?」

きっぺい:「うーん…」と、目に涙を溜めています。

担任:「サクランボチームのきっぺい君のノート見

      せてもらったけど、毎日頑張っていてすごい

      なって思ったよ。」

    と話をすると、目から大粒の涙を流ました。

きっぺい:「あのさ、サクランボを育てるのは初め

        ての事だから出来るか分からない。不安。」

担任:「そうなんだ。出来るか分からないかもって

      不安だったんだね。教えてくれてありがと

    う。」

きっぺい:「でも、頑張ってみたい気持ちはあるから

         やめない。」と、継続して続けていこうと

         する意志もしっかりと伝えてくれました。

担任:「そっか。難しい事もやめようって思うんじゃ

      なくて頑張りたいって思うきっぺい君の気持ち

      が素敵だよ。」

担任の言葉に頷くきっぺい君。

担任ときっぺい君とのやりとりをじっと見つめていた

のは、ちひろちゃんでした。
様子を気にしてくれながらも、話しかけるのではなく

向かい側からじっと見守ってくれています。

担任:「初めての事に挑戦するのは、大人でもとって

      もドキドキするんだ。だからきっぺい君の気

      持ちとってもよく分かるよ。」と、言葉を伝

      えると向かいにいるちひろちゃんも

   「うんうん」頷いています。

 

きっぺい君が不安な気持ちから涙を流していると、

静かにちひろちゃんがやってきました。

そして最初は、話しかけるかそっとしておくか迷い

ながらも「きっぺい君、どうしたの?」と声をかけ

てくれました。

も、顔を背けて言葉を返す事が出来ない状況の

です。

ちひろちゃんは、そのようなきっぺい君の思いも察

知したのか、なんども「どうしたの?」と、聞く事

はせず、「何かあったのかなぁ…」「どうしたのかなぁ…」

と、小さい声で呟きながらきっぺい君の近くを歩

ちひろちゃんの姿がありました。
そこで、きっぺい君に代わって担任が状況を話す事

にしました。
 

担任:「ちーちゃん、きっぺい君の事を気にかけて

      くれていたんだね。近くでお話をしてくれた

      り、「どうしたの?」って聞いてくれたりし

      てありがとうね。今、涙していて、きっぺい

      君の言葉でお話する事が難しいから、私が話

      してもいいかな?」
     「きっぺい君ね、今サクランボチームを一生懸

      命頑張っているんだけど、初めてサクランボを

      育てるから不安な気持ちもたくさんあったんだ

      って。」

ちひろ:「そうだったんだ。

    確かにドキドキするよね。」

担任:「うん。ちーちゃんもきっぺい君の気持ち分かっ

      てくれてありがとうね。」

ちひろ:「分かったよ!」と、今まで遊んでいた場所に

       戻り、何やら作り始めました。
       すると数分後、

    きっぺい君のところへ来てくれ、

ちひろ:「きっぺい君、大丈夫だよ。ちーがきっぺい君

        が頑張れるようにって、お守り作ってきたか

        らね。」

きっぺい:「えっ?」

ちひろ:「はい!お守り。きっぺい君、サクランボチー

        ム頑張ってね。」と、自由画帳で作ったメダ

        ルのお守りをきっぺい君に手渡してくれまし

     た。


“きっぺいくんがんばれ!”の文字ときっぺい君のイラ

ストが描かれていました。


担任:「きっぺい君の顔が明るくなった!ちーちゃんが

      きっぺい君にお守りを創ってくれて、その

    パワーが届いたのかな?」

きっぺい:「うん、嬉しい…」と、しばらくメダルを

     見つめていました。

 

その翌日の出来事です

きっぺい君は登園してくるなり、部屋の片隅でちひろ

ちゃんと何やら話をしていました。

きっぺい:「ちひろちゃん、きっぺいがちひろちゃん

      に時々嫌な事言ったり、意地悪しちゃう

      事があったよね。強い言葉で話したり…」

ちひろ:「うん。ケンカしちゃった事もあったよね。」

きっぺい:「いやな気持ちにさせてごめんね。ついつ

      い言っちゃってさ。」

ちひろ:「大丈夫だよ。ちーもケンカして怒ったりし

     た事ったから、ごめんね。」

きっぺい:「大丈夫だよ。」と、嫌な気持ちにさせて

      しまた事を振り返りながら、自分の気

      持ちをしっかりと伝えていたのです。


そしてちひろちゃんも。きっぺい君の目をしっかりと

見つめ、決して責めたり、怒ったりする事もなく、

きっぺい君の思いを受け止め、自身の事も振り返りな

ら自分の思いを伝えていたのです。

今回のアクシデントは、これまでの2人の間で生じて

いた論についてまで互いに振り返っていたのでした。
やはりこれまでの2人の間の口論は、無駄ではなかっ

たのすね。
幼い年齢であっても、自分のやった事はちゃんと自覚

してます。

今回の体験は2人の子どもの心を、少しではあります

が、優しさや逞しさに結びついていったものと思いま

す。

| 園長先生のコラム | 16:22 | - | - |
園長室便り6月号のつづき〜

年中児間のトラブル

 

 5月10日・2便のバス待ちの時間。遊びの

での来事です。

ままごとコーナーではるなちゃんが遊んでいま

た。

暫くするとひよりちゃんの大きな泣き声が。

ひよりちゃんは4月に入園したばかりの新入児

す。

 

担任:「どうしたの?ひよりちゃん。」と、

    すぐにか寄り、声をかけました。

ひより:「あの女の子が私を蹴っ飛ばしたの…。」

     すと側で遊んでいた進級児のゆら

     ちゃんが心配してかけ寄り、

ゆら:「どの子?」と、ひよりちゃんの声に耳

    を傾けめました。

ひより:「あの子。」と、指を差した先には

     はるなちゃんが。

ゆら:「はるなちゃんがひよりちゃんのところ

    を蹴っばしたんだね。でも、どうし

    て蹴っ飛ばしたのかな?」

      と、はるなちゃんの理由に耳を傾け始め

    ました。

はるな:「だって、はるなちゃんが遊んでいた

    ところ入ってきたんだもん!」

ゆら:「そうか、それは嫌だったよね。」

 

      と、はるなちゃんの気持ちに共感しなが

   らひよりちゃんにはるなちゃんの気持ち

   を伝えてくれていました。

ゆら:「ひよりちゃんは、混ぜてって言わなか

    ったの?」と、ひよりちゃんへ。

ひより:「言ったよ。」

ゆら:「はるなちゃん、ひよりちゃんは混ぜて

    って言ったんだって。」

はるな:「うん聞こえてた。でも、はるなが返

    事する前に勝手に入ってきたんだもん。」

ゆら:「そうだったんだ。ひよりちゃんが勝手に

    入ってきたからはるなちゃん嫌な気持ち

    になったんだね。」

 

      はるなちゃんはゆらちゃんと会話してい

   くうちに目には涙がいっぱいに。

      ひよりちゃんのことを泣かせてしまった

   のに、責める事なく理由を聞いてくれた

   ゆらちゃんの気持ちがとても嬉しかった

   ようです。

      すると、

ゆら:「ひよりちゃん、はるなちゃんはひより

    ちゃん混ぜてっていう言葉聞こえて

    いたんだけど、お返事する前に入って

    きたから嫌な気持ちになったんだって。」

    と、ひよりちゃんへ。


       ひよりちゃんは黙ってゆらちゃんの話

    を聞いていました。すると、

はるな:「ひよりちゃん、ごめんね。」と、

    はるなちゃん。

       すると、

ひより:「ごめんね。」と、ひよりちゃんも自ら

    の言葉で。

              ★ 

 大人の出番がほぼなく、子ども同士でトラブル

の解決を図っていました。

はるなちゃんとひよりちゃんは互いに言葉が足

りなくてトラブルになっていました。

でも、一歩距離を置いていたゆらちゃんは、冷

静な状態で状況判断をしっりととってくれて

いました。ゆらちゃんが言葉の架け橋となって

くれた事で互いの気持ちを知る事が出来、心か

ら自分の事をかみしめる事が出来ていた2人で

した。

問題解決後の2人は、何事もなかったかのよう

に各の遊びに戻っていきました。

             ★

進級した子ども達は、年少の時の1年間でたく

さん経験を積んできました。

ケンカやトラブルは日常茶飯事でした。

ですから、その都度、【一方的な責め方はせ

ずケンカやトラブルには必ず原因がある事に

気づかせる】とか、

【互いの思いを言葉にして相手に伝える事】

とか、

【自分の思いは相手に伝わるように話す】、

さらに

【お互いに心がすっきりする為にはどうした

ら良いのか】

等々、を常に意識して子ども達と関わってき

ました。

子ども達は、体験の中からしっかりと大切な

事を吸収していたのですね。

          ★

ただ、いつもいつも今回の様に子ども同士で

問題解決が図れるか?と申しますと、そうで

はありませんね。

状況によっては大人が入らなければならない

時もたくさんあります。

又、同じ様なトラブルに遭遇しても、自分の

遊びを優先して仲間の援助に入れない時もあ

ります。これらも全て経験です。

 

これからの1年もこれらの体験を大切にして

関わって参りたいと思っております。

 

4月下旬。

やっと自分の気持ちを言葉や態度で表わす事が

出来る様になって参りました。

その分、関わりも増え、トラブルやアクシデン

トもたくさん起き始めています。

 

 2人の子どもが発砲スチロール製のブロック

を高く積み重ねていました。

そこへもう1人の子どもが“楽しそう!”と思

ってそのまま入り込み、3人でブロック積みを

楽しんいます。

勝手に入り込む状況になりますが、まだそこに

は気づく3人ではなく、そのまま高く重ねる事

を楽しんでいます。

 ところが、その高くなったブロックが壁状と

なっており、とても魅力的に映ったのでしょう。

他の子が勢いよく体当たりしてきました。

体当たりの結果、バラバラになったブロックに

も魅力を覚え、大喜びしております。

 このような姿は、入園当初にもたくさん見ら

れていました。

でも、4月下旬から5月上旬頃になりますと、

ちょっと違った姿が見られ始めました。

ブロックを倒された3人の顔が曇り始めたので

す。

すると、勢いよく体当たりをした子どもも、そ

の3人の表情に気がついたのです。

そして「ごめんね。」と。とても素直に謝って

いました。

 ここからは担任の出番です。

 

担任:「3人で頑張ってブロックを高くしてい

    たのが壊れてしまったね。どうしよう

    か?」と、体当たりを楽しんだ子ども

    に。

子ども:「作り直す!」と、少し考えて解決策

    を。

このようにして、問題解決の一歩を踏み出した

ども達です。

担任:「高いブロックの壁は面白いもんね。だか

      ら倒したくなるもんね。でも、よく気が

    ついたね。ブロックを重ねていたお友

    だちが悲しい顔になっていたね。

      そして、作り直した方がいいって考えた

    んよね。ちゃんと考えられる子どもで

    私も嬉しいです。私も作り直すの手伝い

    ますよ。」

ブロックを倒された3人もすぐ気持ちを受け入れ、

一緒に直し始めました。
ところがです。
皆でやり直したブロックの壁が完成するや否やま

別の子どもがスピードで体当たりをして、崩れ

た様を楽しんでいます。

そこで今度は、5人で、小さな話し合いをしまし

た。
まだまだ年少の子ども達は、他人の思いより自分

喜びの方を優先して行動に出ますので、同じ様

な事がどのクラスでも生じています。

これまで、今回のような体験を地道に積み重ねて

ました。

そうしますと、5月下旬頃になりますと、次のよ

な姿も見られるようになって参りました。

| 園長先生のコラム | 16:19 | - | - |
園長室便り6月号つづき〜2

4人の子ども達がままごとコーナーで、それ

ぞれの遊びを楽しんでいました。

そのうち1人の子が他の子が使っていた物が

欲しくなり、軽く叩いてしまいました。

叩かれた子どもは悲しくなり、又怒りもこみ

あげ、その場に立ち尽くしていました。

するとその姿を見ていた他の子どもがその子

の為に色々と気配りを始めたのです。

自分の物やままごとセットの中から使えそう

な物を引っ張り出してきて渡しています。

でも、それを受け入れられる事はありません

でした。腕を押さえたまま動かないでいます。

すると、それまでの一部始終を見ていた子が

「違うと思う。叩かれて嫌だったと思う。」

と呟いています。

しっかりと状況を理解していたのですね。

そして、腕を撫でたり背中や頭を撫でてくれ

ています。

すると、固かった表情は柔らかくなり、再び

遊びに戻る事が出来たのです。

          ★

まだ、園生活が始まって1ヶ月足らずの出来

事ですが、集団生活の中から仲間同士で学び

合っている事を感じております。

 

          ★

 

最後になりましたが、家庭訪問では大変あり

がとうございました。保護者の皆様方とお子

さん一人ひとりの事を共に考える貴重な時間

となりました。

これからの園生活に生かして参りたいと思っ

ております。

| 園長先生のコラム | 17:06 | - | - |
園長室便り5月号

新しい年度がスタートして約半月。

お子さんのお家での様子はいかがでしたで

しょうか。

特に新年度は、何もかもが新しい事ばかり

で、お子さんだけではなく、保護者の方も

不安や戸惑いが大きかったのではないでし

ょうか。

これから10連休という長い休みに入りま

すが、もしかすると、せっかく慣れた生活

リズムがまたとりずらくなるかも知れませ

んね。

少々慎重に行いたいと思います。

慣れない生活で疲れが重なりました時には、

週に1回の休みを入れるか、ゆっくりの登

園等で、心身のコントロールを図る事も必

要かもしれませんね。

園の方で心配な時が見られました際には、

ご連絡させて頂きたいと思います。

                

                ❖

 

さて、まだ慣れないとはいえ、子ども達は

園生活の中でたくさんの素敵な姿を見せて

くれています。

 

小さな充実感を積み重ねて

 

進級児編・年中児

 

進級組登園日の第1日目・4月10日

 

年中児のいおり君は、自転車遊びがやりた

くて倉庫からお気に入りの自転車を持ち出

し、自転車コースに向かいました。

それは少し大きめの自転車でしたので、自

転車コースまで運ぶのも大変!

それでも何度も転倒させながら、何とか自

力で運び切りました。

 ところが大変な事に!!

その自転車の後ろのタイヤがパンクしてい

たのです。

でも、そこで諦めるいおり君ではありませ

んでした。

担任と話し合って、豊先生に相談する事に

なりました。

ですからまたパンクした大きな自転車を力

を出して運び、豊先生探しが始まりました。

そして、やっとの事で豊先生を探し出し、

パンクの対処の仕方の相談に入りました。

さすが進級児です。

要件をしっかりとした言葉で伝えていまし

た。

ちゃんと話せた事を担任に認めてもらって

います。

豊先生はパンクではなく、空気が抜けてい

るだけだとにらみ、「ぺっしゃんこのタイ

ヤに空気を入れる事は出来るんだけど、ど

うする?」といおり君の気持ちを確認。

もちろん、「自分でやってみる!!」とや

る気のいおり君。

少しの援助をもらいながらも、空気入れを

使って必死に頑張り始めました。

そして頑張った結果が出たのです!

ぺっしゃんこのタイヤから、パンパンのタ

イヤになった事が目でも確認出来る程に。

すると側で応援していた年長児が、「パン

パンになってる!!固くなっている!!」

と、いおり君の努力を認めてくれていまし

た。それを耳にしたいおり君も、空気入れ

の手を止めて自分でも確認。

「本当だ!!パンパンになっている!!」と。

その時のいおり君の表情は、とっても明るく、

満足感に満ち溢れていました。

とっても素敵な笑顔で。

 

         ★

 

ほんのちょっとした体験でしたが、このよ

な体験がいかに大切か!!を子ども達か

ら感じました。

今回のような日常の生活の中に潜んでいる

小さな小さな体験をいっぱい積み重ねてい

く事で、子ども達はとっても難しい事にも

挑戦し、最後まで諦めずにやり通す姿につ

ながっていく事を感じています。

 新年度が始まったばかりですが、小さな

体験を一つでも多く拾いながら、子ども達

の満足感につながるよう、一つひとつ積み

重ねて参りたいと思っております。

                 

          ★

 

 

かなり高い心の成長

 

進級児編・年長児

かえでちゃんは、一年前に年中になった時、

一つのやりたい事を決めました。

それは、幼児期の子どもにとってとても難

しい遊びである一輪車に乗れるようになり

たいというものでした。

やはり、とても厳しい現実に直面し、年中

の一年間はひたすら葛藤の日々でした。

手をつけては引っ込め、時々やる気を起こ

してはまた悩み…の日々。

この連続の一年間でした。

側で支える担任もお家の方も悩みながらの

一年間でした。

 そして、転機が。年中も後半となった頃

です。

一緒に始めた仲間達が次々と一輪車乗りが

上達していき、それが刺激となり、少しや

る気に火がついてきました。

でも、やる気にはなったものの、難しい現

実には変わりなく、苦労の日々。

でもこれまでとは違い、厳しさから避ける

事はなく、諦めずにコツコツとやり続ける

姿になっていました。

それでも、年中の間は成功には至りません

でした。

 ところが、春休みもやり続けていたかえ

でちゃん!上手く乗れない時はイライラす

る事もしばしば。足は黒アザだらけ!!

それでも諦めず毎日公園へ通い、練習の日

々でした。

そこでまた一つのチャンスが!

それはこの3月に卒園した先輩のきほちゃん

の支えでした。

きほちゃんも在園中にかなり努力して一輪

車乗りに成功しています。

その時きほちゃんも【自分の心と闘い、そ

れを乗り越えた時にやっと成功出来る!!】

という事を、この一輪車乗りで実感してい

ました。

これはどの子どもも実感していきますね。

ですから、かえでちゃんの気持ちに共感し、

エールを送ってくれていたようです。

「諦めない事!!

まっすぐ遠くを見る事!!

背筋をピンとする事!!」

と。本当に的確なアドバイスを送ってく

れたようです。

その事もあって、かえでちゃんは年長に

進級した今も毎日園でも頑張っています。

 何と!!とても長く!!そしてかなり

厳しい葛藤の日々だった事でしょう。で

も幼児期の子どもは、素直な柔らかい心

でそれをやりこなしてしまうのです。

そしてそこには必ず仲間の支え、保護者

の方の支え、担任の支えがありました。

 

何もかも初めてずくしの日々です

 

新入児編・年中児、年少児

 

新入児にとっては、何もかも初めての事

ばかりですね。

不安や戸惑いもいっぱいですが、どれも

これも珍しいものばかりで、目に入った

ものに手当たり次第に手をつけ、一日中

動き回っています。

どの子も自分のやりたい事をやりたい方

法で手をつけています。

友だちが高く重ねているブロックを自分

だけの楽しい気持ちで倒して歩いたり、

アドベンチャーランド(園庭にあるアス

レチックの遊具です)の円形階段を、下

に子どもが居てもお構いなく押しのけて

強引に降りようとしたり、ハラハラする

事もたくさん生じています。

でもこの様な姿は、入園当初にはよく見

られる光景です。

集団の意識がまだありませんので、無理

もありません。

でも今は少しずつ少しずつ、周りに仲間

がいる事、お家とは違った環境にある事

等も意識が育ちつつあります。

今、年長児達は先輩として、新入児のお

世話に力を注いでくれています。

身支度のお世話、トラブルの仲裁、そし

てやまびこの歌を歌ってあげたりと、幅

広く支援の手をたくさんかけてくれてい

ます。自分のやりたい事を削って!!

ですから、先輩達の心からのお世話はち

ゃんと新入児に届いています。

先輩達が歌うやまびこの歌も、1,2回

聞いただけでそれを吸収し、お家で歌っ

てお母さんをびっくりさせたりも!又。

「もう一人でトイレへ行けるよ。」

「もうちゃんとお部屋分かるから!」と、

自ら援助を断り、自立の第一歩を進み始

めています。

しばらくは落ち着かない日々が続きます

が、ご心配な時は遠慮なく担任へご相談

下さいね。

         ★

 

次に美味しい雑草のお料理の紹介をしま

すね。

始業式の日のご挨拶の中でもご紹介しま

したが、今回は今の時期にどこにでもあ

る【たんぽぽ】の花です。

 

ご紹介しましたのは少々手の込んだ料理

ですが、子ども達と料理をする時は、と

ても簡単なものを行っております。

幼稚園では、料理をする前の体験を大切

にし、料理そのものは子どもでも可能な

シンプルなものを考えております。

油炒めや天ぷらのような物です。

 

子ども達はたんぽぽが食べられると分か

ると、すぐに「やりたい!!」とやる気

になります。

子どもは、「やりたい!!」という気持

ちが沸き上がりますと、すぐ耳を傾けて

きます。

話を聞く姿勢が整うのです。

でもやはり、注意がすぐそれてしまいま

すのでその前に子ども達に語りかけ、注

意が持続するような働きかけを行います。

例えば、子どもが一瞬でも話を聞く姿勢

になった時を捉えて、「今、お話の聞き

方が素敵だったね。お話が聞けるってと

っても大切なのね。」等と、その姿を認

めるようにしています。

(褒めるのではなく、ありのままの姿を

認めるようにしています。)例えば、話

し手の方に顔を向けた瞬間を捉えて、

「嬉しいな!!話を聞く時、私の顔を見

てくれたね。そうしてもらえるととって

も話し易いのね。だから私も一生懸命に

話すね。」等と、その時の状況を言葉に

して伝えながら、話を聞く事の大切さを

さりげなく知らせるようにしています。

 そのようなやりとりをたくさん行いな

がら、少しずつ活動を先に進めていきま

す。そして、作り方の方に話を進めてい

きます。

そこで子ども達には問題提起を。

「困ったね…。たんぽぽをこのまま生で

食べてもいいけど、あまり美味しくない

んだ。」「美味しく食べられる方法があ

るかも知れないね。どうする?調べてみ

る?」「たんぽぽだけではなく、他に調

味料があればもっと美味しくなるかもし

れないね。」

「お料理する時どんな道具が必要か分か

る?」等々、お子さんの年齢やその時の

状況に合わせながら活動の内容を子ども

達と考えながら、一つひとつゆっくりと

進めていきます。

 次に、たんぽぽ料理の方に話を進めま

す。

料理をする時の道具や材料は、子ども達

が自分で手配する体験も計画に入れてお

ります。小麦粉・砂糖・塩・箸・ざる・

ボウル・鍋・皿等々、道具が揃ったとこ

ろで料理に入ります。

 そして、料理そのものは油で炒めて砂

糖と醤油をかけるか、小麦粉を薄く溶い

て天ぷらにしたりしています。

でもその時も、砂糖の量とか入れるタイ

ミング等、一つひとつ子ども達と考えな

がらやっていきます。

ですから、完成するまでたくさんの小さ

な小さな体験を積み重ねていきます。

一つの料理からも、色々な事の気付きが

生まれ、学ぶ事がたくさん出てきます。

 

 新入児の子ども達にとっては、まだま

だ難しい体験ですので、少し先の体験に

なりますが、ご紹介させて頂きました。

 

         ❖

 

 尚、雑草類は採取当日の物を使うよう

にし、前日の物等は使わないようにして

おります。

又、年少児の子ども達の料理活動は、

2学期からにしております。

        

         ❖

 

お子さんから道具・材料の手配等のお話

がありましたら、お家のご都合に合わせ

て下さって構いません。

準備が難しい時はお子さんに断って下さ

いね。それも学習です。

園では状況に合わせ、結果的にお子さん

が一つでも多くの学習に結びつくように

配慮して参りますので、大丈夫ですよ。

 

| 園長先生のコラム | 17:12 | - | - |
園長室便り 4月号

ご進級・ご入園おめでとうございます

 

新年度がスタート致しました。

これからの一年がとても楽しみです。

 

幼児期の子ども達の能力がとても高い事を、

子ども達は私共に教えてくれました。

私達(僕達)は、

考える力があるよ。

集中力もあるよ。

運動能力もあって色々な事が出来るからね。

友だちと力を合わせて難しい事もやれるし、

助け合って力を出すからね。

・・・などなど・・・

 

子ども達と関わっておりますと、この様な

姿を訴えて来るのを感じます。

心と身体に秘めている、とっても大きな力

を表に出したくて!!出したくて!!うず

うずしているのが強く感じられるのです。

 

         ◆

 

その子ども達の高い能力は、なかなか表に

は見えてきません。

でも子ども達が“やりたい!!”

“やってみたい!!”と感じた事を行動に

移し、それらを体験として積み重ねていき

ますと、力を表に出して来ます。

 その【体験】について、少し触れたいと

思います。

【体験】は、幼い子ども達の心にとても強

く響きます。

してそれは理屈ではなく、心で感じてい

ますので、皆、他人事ではなく【自分の事】

として捉えていきます。

そしてその体験の内容は楽しい事もあれば、

トラブルやケンカ・アクシデントなど、時

として辛い体験も含まれております。

幼児期の子どもにとっての体験は、それら

を全て含めたものになります。

それらの体験をする事で、子ども達が秘め

ている能力を一つでも多く引き出していけ

ますよう、職員一同、力を注いで参りたい

と思っております。

今年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

          ★

 

次に、この3月に卒園したかなでちゃんの

〔こま回し1000回目標の達成記録ノート〕

をご紹介しますね。

 

 

 

 

これは、卒園して11日後に園に持って来て

くれたものです。

〔こま回しを1000回まで頑張る!!〕

と目標を立てたのが2月末。

それから1ヶ月。

卒園を目の前にして、たくさんやる事のある中

で、コツコツとこま回しに集中していました。

3月15日の卒園式までには間に合いませんで

したが、卒園後も忘れる事なく続け、とうとう

3月26日に達成した様です。

次の日。とても満足した、そしてやり切った

表情で担任のところにその報告に来てくれま

した。

 実は、かなでちゃんのこま回しをスタート

した頃の記録は、こまが回った回数の記録で

はなく、こまを投げた数の記録でした。

それは、回った時も回らなかった時も数とし

て記録に入っていました。

でも、その記録のところには、回った時と回

らなかった時とちゃんと別々の印がついてい

ました。それが、次のページのものです。

 

 

 

 

そしてかなでちゃんは、その途中で新たな事

に気付きました。

それは記録の付け方でした。

自分がノートに記録した数が、全て回った数

にならない事が分かると、新たに記録の付け

直しを始めたのです。

その時かなでちゃんがとった行動は【1】か

らの記録のやり直しでした。

これまでの記録ノートには成功した回数もあ

りました。でもそれは含めず【1】からの

タートをしたのでした。

 この事でかなでちゃんは、より多くの体験

を積み重ねていたのです。

何の躊躇もなく「始めからやる!!」と新た

に強い気持ちで記録に向き合っていました。

「だめだー!失敗したー!」となった時も、

決して後ろ向きになる事はなく、いつも前向

きの姿勢で進めていました。

この他にもちょっとしたアクシデントを何度

も経験していました。

かなでちゃんは、このこま回しの中で生じた

問題も一つひとつ解決しながらいつも先を見

て進めていたのです。決して諦めずに。

 ですから、在園中には間に合いませんでし

たが、卒園後も継続する気持ちが維持してい

たのでしょう。

でも、卒園後は、いつも支えてくれる仲間が

いません。

それでもコツコツとやり続けたという事は自

分の心との葛藤をも乗り越えたという事にな

りますね。

きっとお家の方の温かい支援があったので

しょうね。

お母さまからのお便りからも、その様子が感

じ取れました。

ここにそのお便りもご紹介致しますね。

 

 

           ★

 

子ども達が心と身体に秘めた能力を表に出す

めには、今回の様に、保護者の方々の支援

があっての事です。

幼稚園だけではなく、お家の方々がご家庭で

子さんを支えて下さる事で本当に大きな力

を発揮していっている事を感じています。

話は少し違いますが、春休み中に一輪車や自

車の練習をしたいから幼稚園の一輪車や自

転車を貸してほしいと依頼に来た子ども達が

います。

きっとお子さんの願いにご家庭の方が耳を傾

て下さったのでしょうね。

子どものやる気をお家でも支えて頂き、本当

に嬉しい限りです。

幼児期の子どもは、やる気を起こした時が一

力を発揮してきますので、ご家庭でのご支

援には本当に感謝の思いでいっぱいです。

 

            ★

 

さて、これから新しい一年が始まりますが、

4、5月は新入児はもちろんの事、進級児に

とっても楽しい反面、不安な思いも多々感じ

る事かと思います。

心身共にとても疲れる事かと思いますので、

ご家庭ではゆっくりとした時間を作って頂け

ますよう、お願い申し上げます。

 急に泣いたり、甘えたり、抱っこやおんぶ

をせがむ事も出て来ます。

そして今まで自分の力でやっていた事も

やって欲しい”とやらなくなってしまった

と、親御さんにとっては不安が大きくなる

と思います。

でも一過性のものですので、大丈夫です。

そのような時は、優しく受け入れてあげた方

が早く立ち直ります。逆に

「なんで今までやれていたのに、だめでしょ!」

とか「本当にわがままなんだから!」と一言

前置きを加えてからやってあげますと、子ど

もにしては、“やってもらった”という満足

感を味わえなくなります。

ですから、グズグズとした行動は長く続く事

もあります。

ご心配な事がありましたら、いつでも担任の

方へご相談下さいね。

 

 新入児にとって入園当初は、お家の方から

離れるという事のイメージが理解出来ないま

ま、引き離されるという行為に、不安が生じ

る事もあります。

又、ご家庭の環境とは違い、たくさんの子ど

も達がいつも側におり、自分の思い通りの事

が通らない現実もあります。

そのため、朝大泣きしたり、登園を渋ったり

もするかと思います。

大泣きするお子さんに対して、不安を覚えら

れるかとは思いますが、大丈夫です。

泣いても暴れても幼稚園の職員に託して下さ

い。

個人差がありますが、大泣きする程早く慣れ

ますから。

 

 進級児にとっても、ほぼ全て新しい環境で

のスタートとなります。

そして先輩としての強い心で新入児のお世話

のために、全身でサポートをしてくれます。

ですから、心と身体のコントロールを図るた

めに、お家でわがままと思えるような行為を

示す事があります。

これも一過性のものですので、受け止めても

らえますと、より強さをプラスして園生活を

送れるようになります。

しばらくは、受け止めて頂けますと、嬉しい

です。

でも、ご心配の折りは、遠慮なくご相談下さ

いね。

 

〜今年度も、どうぞ宜しくお願い致します〜

 

| 園長先生のコラム | 18:35 | - | - |
園長室便り 春休み号

〜保護者の方に支えていただいた1年でした〜

 

子ども達が様々な体験を思う存分出来ました

のもそれを支えて下さいました保護者の方々

のお陰でした。

 皆様方がお子さん方のやりたい気持ちを温

かく受け入れて下さり、“大丈夫かな?″

”心配な事?″等と感じられました時でも体

験を実施出来る様支えて下さいました。

 幼児期の子どもが1番育つ時は

やりたい

やってみたい』『不思議だな?

なぜなんだろう?等と、やる気が起こっ

た時かなと子ども達から実感させられており

ます。

ですから、その瞬間を捉え、何らかの形でそ

れを実現出来る様にと考えております。

子ども達のやる気を起こす瞬間は子ども達を

良く見ていませんとチャンスを逃してしまい

ます。

個々の子どもによってもやりたい事は皆違い

ますので、そのチャンスを捉えるのがとても

難しい現実があります。

 でも、それを受け入れて子ども達と関わっ

て参りますと、大人の予想を上まわる力を発

揮してきますので、出来るだけ個々の子ども

のやりたい気持ちを大切にしたいと思ってお

ります。

保護者の方がいつもいつも、子ども達のその

やる気を支えて下さっていましたので、発揮

していったのかと思います。

 

ここに保護者の方のお便りを紹介させて頂きます。

 

〜年少組の保護者の方々〜

 

 

 

**********************

 

 

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〜年中組の保護者の方々〜

 

 

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***********************

 

         ↓

 

***********************

 

この様に保護者の方々からはいつもたくさんの

お便りを頂いておりまして、本当に有り難く思

います。

そのお便りからも、子ども達が体験から学んで

いる姿が沢山伺え、私共の勉強になっておりま

す。

子ども達が自ら体験した事から学ぶ事がいかに

大切か

又、その学びの質もいかに高いか感じる事が

出来ました

今回ご紹介出来ませんでした沢山のお便りの中

からもその事を感じております。

心より御礼申し上げます。

 

今、お子さん方は1つ学年が上がる事に不安も

抱きながらも、大きな憧れを持ち前向きな姿勢

で生活を進めている事と思います。

その気持ちを大切に平成31年度を迎えたいと思

います。次年度もどうぞ宜しくお願い致します。

 

| 園長先生のコラム | 19:02 | - | - |
園長室便り 3月号

今年度最後のご挨拶になってしまいました。

一年間のご支援に深く感謝申し上げます。

保護者の方々が園を信頼して下さり、お子さ

ん方を支え、園を支援して下さった事、本当

にありがたかったです。

心より御礼申し上げます。

まだまだ私共の力不足の状態ではありますが、

思い切りお子さん方と関わる事が出来ました

のも、保護者の方々のお力添えのお陰です。

本当にありがとうございました。

 

お子さん方と関わっておりまして、今年も幼

児期の子どもの能力のすごさに気づかせても

らいました。

 

年長児

2学期の終盤からやり始めました【鉛筆削り】

においてもそうでした。

17,5cmの鉛筆を短くなるまで削り続け

ていくのですが、残り2〜3cm位まで短く

なりますと、鉛筆を握りながら削る事がとて

も難しくなります。

子ども達はここで終了すると思いきや、

「もっともっと短くする!」と、さらに情熱

を傾けて来るのです。

そこで今年は別の削り方も教えました。

すると、2〜3cmの長さの鉛筆をさらに削

り、0,3・0,2cmまで削り通すのでし

た。

子ども達の“面白い!!”と思った事への意

のすごさにまたまた感動でした。

 鉛筆削りは主に職員室で行っているのです

が、削りに来る時と終了してクラスへ戻って

行く時の子ども達を見ていますと、スキップ

をするのです。

子どもは楽しいとスキップするのですね。

ジャンプする時もあり、全身で喜びを現わす

のです。

顔の表情だけではなく、全身で喜びを受け止

める年齢である事を感じます。

この年齢の素直に喜怒哀楽を表現出来る時期

を大切にしなければ!!と思った瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

          ★

 

年少の子ども達からも、たくさんの感動をも

らいました。

入園当初はひたすら自分の世界だけで行動を

とっていた子ども達でした。

今では【仲間】という事に対する意識が徐々

に深まってきています。

2月の節分会の行事の時の事もそうでした。

節分会の日には怖い鬼がやってきます。

それに気づくと子ども達は、恐怖から登園を

渋ったり、元気に遊んでいてもふと涙する子

どもが出て来ます。

部屋の片隅で怖さと闘っている子どももおり

ます。

でも、そのような姿が目に入りますと、どの

子ども達もすぐ側に寄り「どうしたの?」と

寄り添ってくれますね。

そして、悲しい思いの原因が伝わりますと

「守ってあげる。」

「私も怖いけど一緒に闘おうね。」等と共感

してくれたり、エールを送ってくれたりする

のです。

これは節分会の時ばかりではなく、2学期後

半から見られ始めた姿です。

困っている仲間に気がつくと、とても純粋に

手を差しのべてくれる子ども達です。

始めは自分中心のお節介的な関わりをしてお

りました。

でも、経験を重ねていく事で、仲間への関わ

り方を変えていく事も学んでいきました。

そこには、年中・年長児の上の学年の子ども

達の影響がとても大きかったと感じておりま

す。

 入園当初から、年少児達は上の学年からた

くさんの支援を受けておりました。

その支援の仕方が、個々の子ども達の状況に

合わせて細かい配慮をしてくれていたのです。

決して一つのやり方ではなく、個に合わせ、

状況に合わせてくれ、決して一方的な関わり

方の支援ではありませんでした。

それを純粋に受け入れていた年少児達が、そ

こからたくさん学んだのでしょうね。

今は、【相手に合わせて自分はどのようにし

てあげたらよいのか?】を自然体で表現して

おります。

やってもらったように、やってあげているの

です。

 仲間と関わるという事は、とても難しい事

です。自己主張もちゃんとしなければなりま

せんし、妥協も必要です。協調も必要です。

年少の子ども達はそこへ向けて、一歩、二歩

前へ進めたところです。

 

          ★

 

そして、年中児です。  

互いに育ち合う子ども達。

ここに、保護者の方の連絡帳をご紹介致します。

 

 

子ども達は、一つの行事をクラスの仲間達とや

り遂げていく事の大切さを学んでいましたね。

 

           ❖

 

そして、こんな事も。

2月12日の事です

はなちゃんとゆずきちゃんは2人で縄跳びの発

表会を開くと計画し、練習に励んでいました。

そしてこの日。2便のバス待ちの時に、2便の

子ども達にお客さんになってもらい、ミニ発表

会を開いてくれました。

1、2回と調子よく進みましたが、残念ながら

3回目で足が引っかかってしまいました。

見られているという緊張感と、悔しさで大泣き

するはなちゃん。

ところが、お客さん役の子ども達もはなちゃん

が、練習して上手になったところを見てもらい

たからと、練習に励んでいた事を知っていまし

たので、誰も何も言わず、待ってあげています。

一緒にやっていたゆずきちゃんも。

今は声をかけず、このはなちゃんの悔しさを受

止めてあげようと気を配ってくれています。

でも、はなちゃんの悔しさはとても強かったよ

うで、涙が収まる気配はまだありません。

そして、少し経ったところで、お客さんが

「頑張れ!」と声援を。

「はなちゃん頑張れ!ゆずも応援するから。」

とゆずきちゃんもエールを。

はなちゃんの気持ちと周りの子ども達の声援の

タイミングが合い、はなちゃんも落ち着きを取

り戻し、声援に応えて頷いています。

心はまだ完全に持ち直したわけではありません

でしたが、最後まで行い、「終わります。」の

挨拶もちゃんと行っておりました。

そこで今度は担任の出番です。

「ドキドキして涙も出たけど、最後までよく頑

張ったね、はなちゃん。」と声をかけます。

ゆずきちゃんも。

「失敗は成功の元だよ。大丈夫だよ。」と声を

かけてくれました。

担任はゆずきちゃんに対しても。

「はなちゃんの事、応援しながら見守ってくれ

てありがとう。お友だちの為に力を貸して応援

してくれるゆずきちゃんも素敵だし、はなちゃ

んもゆずきちゃんの応援があったから頑張れた

んだと思う。」と伝えました。するとその後す

ぐ、「失敗は成功の元。失敗したから次も頑張

れるんだよ。」とゆずきちゃん。

しっかりと前向きな言葉をかけてくれたのでし

た。そしてさらに担任も。「ゆずきちゃんの言

ってくれたように、失敗はいけない事ではなく

て、次また頑張るパワーにもなるんだよね。」

と、話をしました。

改めて、仲間の存在の大きさを実感した出来事

でした。

 

          ★

 

 子ども達は、まだまだ心と身体にいっぱい力

を秘めている事かと思います。

そしてまだその能力を出し切れていないのも現

実です。進級児達とは、これから先もそこを見

つめて、子ども達と関わって参りたいと思いま

す。

 そして、やまびこを巣立っていく子ども達に

も。これから始まる新しい学校生活の中で、た

くさん秘めている能力を発揮してくれるものと、

心から応援しております。

           ★

 

今年一年も子ども達から、いっぱい育ててもら

いました。

子ども達に感謝の思いでいっぱいです。

そして、保護者の方々から、いっぱい温かいご

支援を頂きました。

そのおかげでお子さん方と楽しく関わる事が出

来ました。

心より、御礼申し上げます。

ありがとうございました。

| 園長先生のコラム | 19:00 | - | - |
園長室便り 2月号

3学期 どの子もエネルギッシュに活動しています!

 

冬休み明けの子ども達のエネルギーは全身に

みなぎっております。

子ども達はあれもこれもとやりたい事がたく

さんあり、色々な事を楽しんでおります。

ですからやりたい事の優先順位を決めたり、

各々が自分用のタイムテーブルを作成し、

計画的に行動をとったりと、特に年長児の

前向きな姿勢には驚くばかりです。

そして、年中児や年少児も。

2学期に楽しんでいた事を冬休み中もお家

の方が継続させて下さったようで、昨日ま

で冬休みだったことが嘘のように、前の日

の続きのごとくさらに頑張る姿を見せてく

れています。

 やはり3学期は、子ども達が心身共に

グーンと育つ時期かと感じております。

子ども達の話の聞き方、相手に伝わる話し

方などもしっかりとしてきました。

子ども達は考える力もグーンと伸びていま

すね。

頭をいっぱい使って考え、そして自分の言

葉でしっかりと伝えてくれています。

 そして冬の寒さにはとても厳しい自転車

乗りや一輪車遊びも、なぜかこの時期に子

ども達の意欲が盛り上がるのです。

毎年そうです。

ですから雪が降っても除雪して練習場を作り、

子ども自らの手で場の確保もしていくのです。

子ども達のやりたい思いがとても強いので、

寒さや除雪も苦にならないようですね。

 そのような子ども達を見ていますと、何事

も諦めずにやり通す、という心の逞しさが身

についてきている事を感じております。

そして、身体的にも運動能力が高まってきて

いる事が分かります。

このように心と身体の準備が出来てくるのが

この時期なのかも知れません。

やりたい思いがすぐやれてしまう身体になっ

てきているので、自然と身体が動くのでしょ

う。

ですから、寒さや苦労をはね返す程のやる気

が起きてくるのかも知れませんね。

子ども達のこれらの気持ちを一つでも多く満

足感につなげていけるように配慮して参りた

いと思っております。

 

         ★

 

<嫌いだった食べ物がなぜか好きに!!>

餅つき会では、1クラス用として準備した

2、5kgの餅はどのクラスも完食でした。

PTA役員さん提供のお雑煮もおかわりが続

出で大盛況の会となりました。

ご支援下さった方々に深くお礼申し上げます。

大半の子どもはお餅が大好きですね。

でもやはり嫌いなお子さんもおります。

でもでも、その、嫌いな食べ物が好きになる

瞬間があるようです。

今回も“餅が嫌いだから食べない”と躊躇し

ていた子どもが「美味しい!美味しい!」と

何度もおかわりする程好きになっていました。

実は、ピーマンが嫌い・トマトが嫌だ等と野

菜嫌いのお子さんもたくさんいます。

でも幼稚園で調理をして食べると、そのうち

の何人かは“好き”に変わる姿をこれまでも

たくさん見てきました。

 

今回、餅の嫌いなお子さんが餅つき会で食べ

られたとの報告を受け、その要因は何か?を

少し考えてみました。

幼稚園の餅つき会活動を100%としますと、

そのうちの【食べる】部分は20パーセント

以下です。

実は【食べる】というところに至るまでの準

備や経験(やる事)が80%以上になってい

ます。

餅米を計ったり、研いだり、蒸かしたり。

そして蒸かしたアツアツのごはんを食べたり、

杵でついたり等と、餅になるまでのプロセス

を一つひとつ体験していきます。

 そして、年長は完成した餅を大人が一口サ

イズにして提供するのではなく、子ども達が

ベタベタ感を感じながらも自分の手で食べた

い分をちぎって食べていくという方法をとっ

ています。

その様な体験を重ねていきますと、子ども達

の【餅つき】への意識がとても深まってくる

のが分かります。

さらにそれらを体験する前も、餅つきの事を

色々と調べたりするので、より親しみも増し

てきます。

そのような体験を重ねていく事で、【餅】に

対してのイメージも変化し、“嫌い”から

“好き”へと意識が変化していくのではない

か?!と感じました。

嫌いな食べ物を好きにする方法の一つとして、

【嫌いな食べ物】をいかに【好き】のイメージ

に変えてあげられるか!がヒントになるので

はと思い当たりました。

嫌いな子が全員好きになった訳ではありませ

んが、とても有効な方法かと感じました。

 

 幼稚園で作る、若葉の天ぷらや飴作り、サ

ツマイモのツルのきんぴら料理等も同じであ

る事に思い当たりました。

子ども達は手間暇かけて自ら育てた物を調理

したり、自ら収穫したり、道具・材料も自ら

調達します。

そうしますと苦労する事もたくさんあります

が、自らの手で関わっていくうちに食材に対

する愛着が深まっていくのではないかと感じ

ております。

そのことで“嫌いな物”が“好き”という意識に

変化していくのではないかと思いました。

 そして幼児期の子どもは、手間暇かける事

に対しては苦にならず、むしろそれを楽しめ

る年齢です。

大人は大変ですが、余裕がありましたら、嫌

いな食べ物を好きになる体験を工夫すると良

いのかもしれませんね。

 

          ★

 

次に、お便りをご紹介します。

年中児の子どもの心の豊かさに触れ、私もと

ても感動致しました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆






☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
 

          ★

 

 保護者の方々が、このようにお子さんの姿

を園に寄せて下さり、本当に有り難く思って

おります。

お子さん方の姿を知らせて頂ける事で、たく

さんの事を学ばせてもらっています。

子どもの器量の大きさにも触れる事が出来ま

すし、私共のこれからの課題も見えてきます。

力不足のところも感じておりますので、さら

なる努力をしないと、子どもに申し訳がない

なーと反省する事もたくさんあります。

保護者の皆様方からのお便りには本当に感謝

しております。

 

          ★

 

 最後に、年中児の事例をお知らせしたいと

思います。


〜担任からの報告です〜

困っている仲間の心に耳を傾け、その子が自

力で問題解決が図れる様、力をつけてくれて

いるしゅんや君。

決しておせっかいにはならず、状況を見なが

ら適切なエールを送り続けていました。
 

【自分の力で名札を付ける】

3学期がスタートしてから、子ども達は名札

の付け外しを自分の力で行う事に挑戦してい

ます。

名札の付け外しは結構難しいものです。

針が怖かったり安全ピンを外すのが固くて手

が痛くなったりするので、不安もあり

「出来ないよ…」「難しい…」と苦戦する子

ども達の姿がたくさん見られています。

3学期がスタートし、もう少しで年長に進級

するという意識も大きくなり

「白帽子さんになる前に出来る様に頑張る!」

「難しいけど、自分の力で頑張ってみる!」

と、難しさを感じながらも、時間がかかって

もしっかりと向き合っている子ども達です。

 

1月22日(火)

(いとう)あきと君は、朝の準備を終え名札

を付けようとしていました。

手に汗を握りながらも一生懸命頑張っていま

す。

でも汗の為滑ってしまい安全ピンがなかなか

外せないでいました。

それでも諦めずに付けようとします。

でも上手くいかず、目に涙を溜め始めました。

「もう!なんで出来ないんだよ!」と、その

時の気持ちを激しく言葉にしながらも向き合

っていました。

担任「あきと君、名札って付けるのも外すの

もとっても難しいんだよね。

でもさ、難しくても諦めたり辞めたりしない

で一生懸命自分の力で頑張ろうとするあきと

君が素敵だよ。

出来なくてもすぐに力を借りるんじゃなくて

手に汗かくくらい自分の力で頑張っているの

はすごい事だよ。」と、声をかけました。

すると、目から涙がこぼれ落ちながらも頷き、

挑戦を続けています。

 すると、その様子が目に入ったしゅんや君

が傍にやって来ました。

しゅんや君は名札の付け外しを早い段階で自

分の力で行う事が出来るようになっていまし

た。

ですから、いつも自信を持って行っていまし

た。

そしてしゅんや君は、周りの仲間が困ってい

たり苦戦していたりすると率先して

「頑張れ!」「しゅん、手伝う?」等と声を

かけ、見守ってくれる姿も見られていました。

 

しゅんや:「どうしたの?」

あきと:「・・・・」

(名札を付ける事に集中しています)

すると、あきと君の姿や様子からしゅんや君は

“名札を自分の力で頑張っているのだ”という

事を察知したようでした。

しゅんや:「あ…名札付けるの頑張っていたのか。」

あきと:「うん。」

しゅんや:「頑張れ!頑張れ!」と、応援を始

めました。

あきと:「(頷きながらも集中して名札と向き

合っていました。)」

あきと君は、しゅんや君が送ってくれていた声

援に耳を傾けつつも、自分の力で名札を付ける

事に集中していた為、言葉を返す事はありませ

んでした。

しばらくすると、又あきと君の目には涙がいっ

ぱい溜まってきました。

その様子もしゅんや君は傍でずっと見守ってい

ました。

集中出来るようにと考えたのか、しゅんや君の

声援も自然と小さく、小声になっていきました。

あきと:「も〜出来ない!難しい!!」涙ぐみ

ながら気持ちを呟いています。

しゅんや:「でもさ、あきと君さ、コマも出来

る様になったんだから、名札も自分で付けられ

ると思うよ。」と、言葉をかけてくれたのです。

実は、あきと君は1学期からコマ回しに挑戦し

ていました。

コマ回しに挑戦し始めた頃は、コマに紐を巻き

付けたりコマと紐を別々に投げたりする難しさ

を感じ「なんで出来ないんだよ!」と苦戦し、

思う様に出来ない現実に悔しさを感じて涙する

事も多くありました。

しかし、決して諦めず一生懸命取り組み、2学

期中頃になりますと回せるようになっていたの

です。

あきと君としゅんや君は同じ2便バスで、一緒

に過ごす時間も多くあり、お互い様々な表情や

姿を見せ合っていました。しゅんや君が、今回

あきと君にこのような言葉をかけているのを耳

にした時、“コマだって諦めないで一生懸命頑

張ったから出来る様になった。

だから名札も自分の力で頑張れると思うよ”と、

あきと君が諦めずに頑張る事は必ず力になる

だと伝えてくれているように思いました。

また、以前の経験を思い出し、今のあきと君の

状況とリンクさせながら励ましの言葉をかけて

くれているしゅんや君の姿が、本当にすごいと

思いました。

 

そのしゅんや君の言葉を聞いたあきとくん。

しゅんや君の言葉に背中を押された事で今まで

名札を付けられず苦戦して涙を流していた表情

がぱっと変わり、「ありがとう。やってみる!」

と、再び真剣な眼差しで取り組みを再開させた

のでした。

しゅんや君の言葉がすっとあきと君の心の中に

入っていき、伝わったのだと思いました。

日々、子ども達同士の関わりを間近で見させて

もらい、子ども達がかける言葉の一つひとつか

ら、仲間を想い今目の前にいる仲間にとって自

分は何をする事が出来るのかを考えたり、その

子の今までの頑張りを認め、努力が実を結んだ

経験を次に繋げていけるように言葉をかけてく

れたりしているのかなと感じています。

このような事は大人でもそう簡単に出来る事で

はないと思います。

“相手の心に響く言葉・相手の心を動かす行動”

を、状況に合わせてさっと行う事の出来る子ど

も達は本当に素晴らしいと思います。

仲間同士のこのような関わりがあるからこそ、

目標に向かって一生懸命頑張ろうという気持ち

や難しくても苦戦しても諦めないで頑張ってみ

ようという意識や強い心に繋がっていっている

のだと感じました。

子ども達の素直な心と素晴らしい人柄には感心

します。

そして人として大切な事を教えてくれる子ども

達には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

          ★

 

先にも申し上げましたが、3学期に入りまして

子ども達は一段と逞しい姿を見せてくれるよう

になりました。

一人ひとりの子ども達が生活の充実を図ろうと、

どの子も前向きの姿勢で生活を送っています。

その姿勢を支えながら、そのやる気を満足させ

られるように、意識して参りたいと思っており

ます。

 

| 園長先生のコラム | 16:28 | - | - |
園長室便り 1月号

〜あけまして おめでとうございます

本年も どうぞ宜しく お願い致します〜

 

 思ったより、大雪に見舞われる事もなく、

穏やかな正月を迎える事が出来ましたね。

健康に冬休みを終えられましたでしょうか。

 お子さん方は、新学期を心待ちにしていた

のではないでしょうか。

3学期はとても短いのですが、個々の子ども

達が力を発揮してくる時期かと思います。

お子さん方のやる気をさらに伸ばしていけた

らと思っております。

今学期も、どうぞご支援下さいませ。

            ★

 

 

 

            ★

ご紹介させて頂きましたお便りは、昨年12

に頂いたものです。

今年度はなかなか【鉛筆削り】に気持ちを向

ける子どもは多くありませんでした。

そのような中、H30・12月。年長児の

いせいくんが布袋を作って持ってきました。

「鉛筆削りがしたいです。」と。

【鉛筆削り】は、本物のナイフを使います。

ですから

<集中して行動が出来る事>

<落ち着いた行動がとれる事>

<難しくても途中で諦めないで最後までやり

 抜く気持ちを持つ事>

等の心の逞しさが要求される遊びです。

 ですから、やりたいと希望して来た子ども

は、一人ひとり、上であげたような力を発

揮出来るか否かの確認をします。

やりたいと希望する子ども達は皆、避ける事

く、「やりたい!」「頑張れる!」と強い

気持ちを表わしてきます。

実は、年長児にもなりますと、どの子も

【鉛筆削り】を行なえるだけの器量を身に付

ていますので、どの子も大丈夫なのです。

ですから、少々厳しい言葉でやる気の確認を

ても、(その厳しい言葉の意味は実体験で

味わっていますので、)厳しい事というより、

難しそうだけれども楽しそうだからやってみ

たい!という意識の方が上回ってきますね。

 その上であっても、やはり慎重を期したい

で、子ども達にはナイフ保管用の布袋作成

の条件をつけています。

今年度は子ども達の意識が高まったのが年末

いう事もあって、時間がとれず、布袋作り

は自宅作成に託しました。

(保護者の皆様、すみません。布袋作成には

日2時間も3時間もかかります。その上、

丁寧に仕上げる子どもは2週間近く布袋作り

に挑み続けますので、鉛筆削りの時間が取れ

なくなってきてしまった為、自宅作成という

形でお家の方に丸投げしてしまいました。)

保護者の皆様方には、とてもとても感謝して

ります。

布袋の作成の時もその意図を汲んで下さいま

て、お子さん方が一つひとつ考えながら自

分の力で作成出来るよう支援して下さってい

ましたね。本当に有り難く思います。

ですから、万全の気持ちで、どの子も【鉛筆

削り】に集中していました。

「難しいけど、疲れるけど、楽しいー!!」と、

難しい事を楽しみながら。

 

          ★

 

 2学期後半は特に、子ども達の色々な事に対

てのやりたい思いがとても強くなっていまし

た。

その中の木の実の加工にもたくさんの子ども達

手を染めていました。

その仕上げの時が、12月です。

これまで加工していた物が完成時期に入ります。

昨年はカリンの実が豊作で、全学年の子ども達

加工しました。

そして、年長児は個別にやりたい思いを伝えて

る子もたくさんいましたので、カリンの実で

喉の薬作りをしたのです。

年長ですので、作ってもらうのではなく、皆自

の責任のもと、最後までやり切れる子どもの

みに限定しています。

(鉛筆削りと同様に、年長ともなれば100%

子どもがその力を有していますので、やりた

いと意志表示した子どもの全てが実行に移しま

したよ。)

 

・喉の薬作りの道具、材料の全てを個人で準備

  します。

(包丁のみは園の物を使います。砂糖又は蜂

  蜜、容器、皿、スプーン、フォーク等本人

  が必要感じた物を準備します。)

 

・準備が可能となった子どもから、個々に作り

  方に入ります。

 

・作り方は、カリンを細かく切って、容器に入

  れ糖分で漬け込む。というものです。
※でもカリンはとても固いので、子どもの手に

  負えるものではありません。

でもやらなければなりません。

ですから、そこには大人の援助が入りますが、

基本姿勢は自分の物は自分で作るという事で

ので、怪我はしないように、やり切る事を

目的としています。

ですから、包丁を押さえる手が痛くなっても、

皆大丈夫でしたよ。

 

・1〜2時間かかって完成。

この時、いっしん君は蜂蜜を1垰って来て

いました。それを全部容器に入れていくので

す。ところが蜂蜜の容器は固い素材で出来て

いますので、全部出し切るのに両手で押し出

さなければならず、これは幼児にとってはと

ても大変な事でした。約1時間、誠先生に励

まされながら、全部出し切りました。

両腕が痛み、全身の力が尽きる位やり切った

のです。

 

・そこからは毎日、カリンの観察に入ります。

そして、液体が上手く混じり合うように最低

50回以上容器を振りながら「美味しくな〜れ!」

とおまじないをかけていきます。

これを、約1ヶ月毎日実行する事になるので

すが、やはり途中で忘れる子も出て来ます。

「誰か忘れてくれる人がいるといいな。忘れ

ちゃったら、私が続きを引き継ぐからいいよ。

でもそれからは私の物になるからね。」と、

やり始める前に約束した、

【最後まで自分の力でやり切る】

という事を思い出せるように時々その子ども

の側で聞こえるように呟いたりもしました。

 

※カリンの薬は、シロップが出来れば、暗所で

  静かに保管すれば完成します。

 でも幼稚園は、子どもの体験の場です。

 【どれだけ自分の力でやり切るか!】を体験

  の中で学んでいく場ですので、子どもの出番

  を出来るだけ多く作ります。

 カリンという教材を通して、心の逞しさを育

  てる事を目指していきます。

 

※子ども自らがやりたいという強い思いを抱い

 てやり始めた事は、鉛筆削りと同じく、一つ

 ひとつの難しい事を「大変だけど楽しい!」

 と皆、前向きの思いで挑んできます。

 これは幼児期の子どものとても素直な思いを

 生かす事につながりますね。

 ですから、出来るだけ大変な体験を折り込む

 ようにしています。

 それは道具、材料の手配にお家の方のご理解

 を頂ける事で可能となりますので、保護者の

 皆様方のご支援には、本当に有り難い思いで

 す。

 

・こうして、12月の冬休みに入る前に皆

 【カリンの薬】を持ち帰る事が出来ました。

  飲み方の実験もしました。

  ここで、持ち帰る時に起きた、とても感動す

  る場面がありましたのでご紹介しますね。

 

12月18日の事でした。

かなでちゃんは、ひまわり組の子ども達とグ

ループを作り、カリンの薬作りを完成させま

した。

ところが、完成させた容器を慎重に扱ってい

たものの、手が滑って床へ落下。

たっぷり完成した薬が…。

とてももったいなく、残念です。

かなでちゃんの思いを考えると、チームの皆

もしばし無言に。

一呼吸ついた頃、仲間の皆から、落とさない

為の意見がたくさん。でも、かなでちゃんは

無言のまま。

すると、たかひろくんが次のように声をかけ

てくれていまた。

「かなでちゃんの事、からかっているのでは

ないからね。悲しい事だけど、いい事学んだ

ね。」と。フォローしてくていたのです。

とてもほっこりと、その場を温かくしてくれ

た出来事です。

後始末は、理事長が全部やってくれました。

そして、理事長宅から収穫して来たキンカン

の実で次の日理事長と共にキンカンのシロッ

プを作り、リベンジしたかなでちゃんでした。

 

          ★

 

 

上の作品は、小学1年生のなつきちゃんが学校

の代休日に里帰りした時のものです。

幼稚園の頃に楽しかったから、と持ってきてく

れました。

 コピーは見えずらいので文章の部分は、以下

にご紹介しますね。

(原本は全てひらがなですが、ここでは漢字表

  記でご紹介させて頂きます)

 

・学校に入学して、1学期が終わって、だんだ

  ん学校にも慣れてきました。

 

・やまびこ幼稚園で4年間過ごせて本当によか

  ったです。いろんな友だちが出来ました。

 

・先生達から学べたこと、私は学校でも思い出

  しながら授業を楽しんでいます。

 

・学校では、今ちょうど学習発表会の練習を頑

  張っています。離れていますが、心はいつも

  つながっています。

 

・やまびこ幼稚園で習ったこと、今でも覚えて

   います。

 やまびこ幼稚園に来れて本当によかったです。

 

・いつまでも先生達を忘れていません。

 

・私は素敵なことを学んだと思います。

 

〜子ども達の思いは本当に嬉しいですね〜

 

          ★

 

 先輩の子ども達のように、在園児の子どもに

充実感を味わえる体験をたくさんして欲しい

と願っております。

子ども達のやりたい思いを、一つでも多く実行

移せるように支えて参りたいと思っておりま

す。

 

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

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