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園長室便り11月号

幼児期の特徴〜素直な思い〜

 

今年6月。

年中の子ども達がドクダミ草の白い可憐な花に

目を止めました。

子ども達は、花としばらく遊んでおりました。

そこで私は、ドクダミ草の加工の仕方について

モーションをかけてみました。

<これはね、美味しいお茶やお薬が作れるんだ>

と。もちろん、即、「やりたい!!作りたい!!」

と実に素直に思いを寄せてくれます。

やる気を起こした所で必要道具や、お茶になる

までには長い事継続しなければならない等子ど

も達と会話を続けながら伝えました。

その事にも、

「大丈夫!!やれる!!」と本当に素直な子ども

達です。

 いよいよスタート。ところがやはり、先の勢い

は徐々に薄れ、7月にはお祭りの活動で忙しい事

もあり、すっかり忘れ去られていました。

この間、私は子ども達と2点に焦点を絞って話し

合いの場を作り、継続の橋渡しをしてきました。

ドクダミ草は乾燥させた上で加工しますので、

<毎日のお世話をいかに続けるか>そしてこの時、

4人のメンバーがいましたので、

<いかにチームで活動するか>の少々高度な課題

です。

この課題は年長児にとってはベターです。でも、

今回の年中児にとってはまだ難しい事もあります

ので、その第一歩として<いかに、この活動の内

容を実感する事ができるのか!!>を考えて子ど

も達と関わりました。

子ども達の実感が伴うチャンス。

それは、失敗やアクシデントを起こした時です!!

 私は子ども達がお世話を忘れたり、面倒になり

避けてしまっていた時を狙っていました。

そのチャンスは沢山ありましたので、その折々を

意識化の機会にして行きました。

でも、その実感と理解はそう簡単には行かない年

齢でもありますので、1学期は忘れ去ってしまう

状況も良しとしました。

失敗体験を沢山する機会としました。

 そして、2学期。1学期にそれなりに頑張ってき

たドクダミ草は風雨にさらされ、行方知れず状態

です。

そして9月。

再スタートのチャンスがやってきました。

子ども達はすっかり忘れていたわけではなくドク

ミ草の事はちゃんと意識に残っておりました。

そこで私は、子どもたちが忘れてしまった現実を確

認した上で、子ども達に謝りました。

<小さい子どもはやりたいと思って手を付けるがす

ぐ忘れたり嫌になったりすることが多い存在である

事>を。

そしてその事を自覚してもらってから

<そのような時こそ、大人が力を貸さなくてはいけ

ないのに、それをしてこなかった私が悪かったので、

ごめんね。>と、その様な内容を子ども達に伝えま

した。

子ども達はちゃんと自分の事を振り返っていました

ので、うんうんと頷いて耳を傾けていました。

そして、これからどうするかを確認してみますと、

もちろん<諦めないでやり直す>と張り切り始めま

した。

この時も子ども達はとても素直に再スタートに意欲

も燃やし始めたのです。

 ところが、再スタートしたものの運動会の活動も

入ったり、自分の遊びが楽しい事もあり、失敗する

ことも度々の状態に。

でも1学期とは違いました。

この時、チームの人数が6人と増えていましたが、

<仲間意識が深まり、一緒に行動をとろうという意

識も深まっていました。>

当初私が意図していた目的に少しずつですが近づい

ていたのです。

でも、「運動会が終了したらお茶づくりしようね。」

と完成間近状態となっていたのですが、また雨ざら

しとなってしまい、また失敗に。

(本当は日陰干しとして、手を掛けずに作成できる

のですが、子どもの手が加わらないと活動の意味が

ありませんので、

<毎日陽に当て、降園時には取り込む>という作業

を毎日とっていたのです。

その取り込む作業を忘れたのです。

 これらの失敗で子ども達は挫けたのでしょうか。

<またやり直せばいい。失敗は成功の基。やり直し

は楽しい。>と明るいのです。

まだ年中児にとっては、失敗やアクシデントに対す

る思いは辛いというより、またやればいいという比

較的軽く受け止め何度でもやり直すという素直な思

いを寄せられるのです。

ですから、今回も近道の成功より遠回りの試行錯誤

をいっぱいする道を優先しました。

 もう何度も失敗していますので、やり直すやり方

も心得たもので、子ども達だけで再スタートをして

いました。

実に素直に何度もやり直しを楽しめる子ども達です。

今年中には完成させ、お茶会を開く予定です。

お茶づくりは、かほちゃん、さほちゃん、のいちゃん、

こうすけくん、えまちゃん、りこちゃんの6人です。

 

幼少期の子ども達はとても素直にアクシデントやトラ

ブルも受け入れて体験を楽しめます。

ですから、この素直な思いに満ち溢れているこの時期

は沢山の体験をしてもらいたいと思っております。

トラブルやアクシデントは決して悪いことではなく、

しっかり向き合って頑張れば必ず乗り越えられるとい

う実感を味わう

何でもやりたいと思った事はやってみようという意

識を持つ

目の前に問題が生じた時は素直に向き合い、色々と

対策を考えてことばにして表わし、考える機会をいっ

ぱい作る等々、沢山の体験がとてもやり易い年齢で

す。この姿は年齢が上がる毎に卒業していきますので

今が一番やり易い時期と言えるのかと思っております。

 

           ☆

 

 さて、又連絡帳をご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 運動会へのご支援ありがとうございました。

運動会もまた、沢山のアクシデントやトラブルが起こ

る度に子ども達は自分達の問題と素直に捉えてきまし

た。そして仲間達と乗り越えてきました。

先のお便りでもお知らせ致しましたが、子ども達はと

ても聡明でした。

運動会は競技が主となりますが、競う為にとても大切

なことに徐々に気づいていきました。

それは1等や2等も大切だが

<1人が抜けてもクラスの力にはならないよ>とか

<運動会当日だけ頑張るのではなく、毎日皆で頑張る

事が大切>とか、とても大切なことに気づいていきま

した。

1人1人がいかに大切な存在であることにとても素直

な思いで感じていたのです。

幼児期の子どもの素直さと心の豊かさにまた感動致し

ました。

 

 

 学校の代休日に先輩達が園に遊びに来ます。

そしてその時、園児達にとっても大切なメッセージを届

けてくれます。

次のメッセージは、中学3年生の村上りょうくんのもの

です。すみれ組の子ども達と一緒に過ごした後に

<3つの大事な事を伝えたい!!>と言葉を選びなが

ら、心を込めて伝えてくれたものです。

 

 〜村上りょうくんの言葉〜

 

 )椶鬚い辰僂て匹鵑撚爾気ぁ

ぼくは、幼稚園の時、本を読まなくて読む姿勢が出来て

いなくて国語の授業の音読で困りました。

幼稚園にいい本がたくさんあると思うので、本をいっぱ

い読んで下さい。

 

 

◆,竿咾鬚い辰僂たべて下さい

お母さんが作るご飯には栄養があります。

丈夫な体を作るためにいっぱい食べて下さい。

 

 

 いっぱい遊んで下さい。

小学校に行っても遊べるけど、勉強があるので、幼稚園

うちにいっぱい遊んで下さいね。

 

 

 

★ 嬉しいお知らせです ★

 

10月17日(火)に宮城県私立幼稚園PTAバレー大会が

行われました。

運動会での子ども達の姿から力をもらい、子ども達に負

けないように!と、メンバーの方々の素晴らしいチーム

ワークで見事!!「準優勝」を果たしました。

おめでとうございます!!

| 園長先生のコラム | 17:47 | - | - |
11月1日の入園受付について

11月1日(水)9時より入園受付を開始します。

12時まで受付を行っておりますが、定員に達しま

したら受付終了となります。

 

園門が開くのは朝7時30分です。

それより前には園に入れませんので、時間前に正門

前に並ぶことはできません。

 

また、ご近所の方や通行する方のご迷惑となります

ので、路上駐車は絶対になさらないようご協力お願

い致します。

 

 

何かご不明な点がございましたら、園の方までお問

い合わせ下さい。

 

筺。娃横押檻横苅機檻横横苅

やまびこ幼稚園

 

| やまびこ幼稚園より | 18:57 | - | - |
園長室便り10月号

〜良いことも悪いことも全て体験から〜

 

一輪車遊びを懸命にやっていた年長さん。

その日はとても暑い日で暑さ対策もしっかり

実行していました。

ところが、帽子もすぐにカラカラの乾燥状態に。

 

そこで再び帽子を濡らす為水道に出向きました。

さすが年長さんです。暑さから身を守る為、しっ

かりと対策を練っています。

そして、一輪車はどうしたでしょうか。

水道まで75m位の距離がありますので一輪車を

の隅の方へ置いて行きました。

そこへ年少児が首を傾げながら一輪車を抱えて

練習場へやってきました。

しばらく持参した一輪車と格闘。

実は乗り心地が良くない一輪車でした。

すると、先の年長児が置きっぱなしにしていった

一輪車が目に入ったのです。

それは昨日も使った物で、小さい体にもピッタリ

合っていたものです。

にっこり笑って一輪車を交換し、気合いを入れな

おして再び練習へ。

置きっぱなしのものは当然使われてしまいますね。

 そこへ先の年長児が戻ってきてびっくり。

自分が置いて行った物と違う物が置いてあるので

キョロキョロと辺りを見回しています。

するとすぐ目に入りました。

「私の物を勝手に使わないで!!」と少々声も荒

げて。

その様子に気付いたちひろちゃんは、自分から年

長児の方に近づき、「どうしたの?」と声を掛けて

います。

すると、年長児は声を荒げて

「これ私が使っていたのに、何で勝手に使ったの?」

とちひろちゃんに伝えていました。

ちひろ「え、でも これ ここに置いてあったから使っ

たの。だって自分で使った自転車とかは自分で片づ

けなきゃいけないでしょ。だからこれ、ただここに置

いてあったから使ったの!」

そのようにちひろちゃんが切り返すと、年長児はとて

も悔しく、悲しくなり泣きじゃくり、

「ちょっと置いておいただけだったのに…」と近くにい

た年長児にそのことを訴えていました。

「そうなんだ。黙って使ってごめんね。」と、ちひろちゃ

んは自分からそのことを謝りました。

そしてさらに「でも、そういう時は近くにいるお友達に

一輪車を預かっていてもらえばいいんだよ。私も自転

車とか途中の時、預かってもらうんだよ」と、自分の体

験を踏まえた話を年長児相手にしたのです。

その後、気持ちの落ち着いた年長児は年少児の傍に

寄り、「ちゃんと分かるように誰かに頼んでいけばよか

ったと思う。ごめんね。」と年少児にしっかりと謝ってい

ました。この年長児の行為も勇気のいる事ですね。

ちひろちゃんも「使っていいかちゃんと確かめてから使

うようにする」「貸して!と言えばよかった」等の事に気

づき、互いに握手し、クラスに戻りました。

そしてその出来事を担任はクラスの皆で話し合う機会

に致しました。

 

                                  ●

 

 年長児が一輪車を置きっぱなしにして次の行動に移

ったのは私の視野にも入っておりました。

トラブルが生まれるチャンスかなと感じ、推移を見守る

ことにし、そのことを年少の担任に伝えておきました。

案の定、とても素晴らしい体験になりましたね。

口や手を出さず見守ってよかったと思いました。

年少担任も子ども達の傍に寄り様子を見守っただけで

した。全て子ども達だけで解決したのです。

 この体験はこの2人だけではなく、周りにいた子ども

達全員の体験となりました。

解決の途中では勇気が必要だったり、相手に伝わる

言葉の表現が必要だったりと、短い時間の中でどうし

たらよいかを考え、そして、実行に移していかなけれ

ばなりません。その事に気づくチャンスが今回のトラ

ブルの中には沢山ありました。

そして、年少担任はその場に居合わせなかった他の

子ども達にも仮の体験ではありますがそれを提供す

ることにしました。当事者のちひろちゃんが実感した

ことですので、その体験をみんなに伝える事は、他の

子ども達にとっても沢山の気づきのチャンスとなりま

した。下の学年の子ども達はこの様な仮想体験の中

でも沢山の気づきに繋がっていきます。

 

                              ☆  ☆

 

9月中旬にもこんな事がありました。

2学期に入り、子ども達の心と体が逞しくなってきまし

た。先の年少児の様に一輪車に挑戦する子や自転

車乗りを張り切る子も沢山。

手足の協応力や手の握力等、徐々に力がついてき

ていますので、その力を生かす遊びに目が向いて行

っています。

 年少児のけいすけくんが自転車を片付けようと倉庫

に向かう途中にアクシデントが起きました。

遠くにいる私の姿が目に入ったのでしょう。

私を大きい声で呼んでいます。

駆けつけてみますと、自転車の補助輪ががテントの支

柱に引っかかり、いくら引っ張っても動かない状態でした。

「何か困ったことがあったの?」

「子どもが困ってる時大人に助けて貰う事はとても大事な

事だもんね。それで私を呼んだのね。けいすけくんはそれ

が出来る子どもで私は嬉しいな。」と声を掛けますと、

「これ動かないの!」とけいすけくん。

「そうだね、本当に動かないね。引っ張ってもだめだね。」

「なぜ動かないのだろうね?」と投げかけてみました。

するとしばらく考えたけいすけくんは

「ここに引っかかってる!」と原因を突き止めました。

「よく気づいたね。ちゃんと頭を使ってよく考えたんだね。」

と頭をなでながら「自転車が前に進まない原因を考えたの

は誰?」と尋ねると、「けいすけ!!(自分の事)」

「そうだね、けいすけくんは自分の力でちゃんと引っかかっ

た原因を考えたんだよね。大人の力ではなく、自分の力で

ね。」「じゃあ、今度は引っかかった車(補助輪)を外して自

転車を運ぶにはどうしたらいいかな〜?」と対策も探って

もらいました。

「あ!!そうか!!」と呟きながらけいすけくんは自転車を

バックさせたり左右に動かしてみたりしながら外し方に挑み、

やっと成功。

「やったね!!誰がこの自転車を動かせるようにしたの?」

と再び尋ねると、「けいすけ!!」 

「そうだね、けいすけくんが自分の力だけで頑張ったものね。

大人は手を出さなかったから、けいすけくんが自分の力で

やったんだよ。すごいよ!!」と伝えますと、にっこりして自

転車を先に進めます。

が、また少し先にはテントの支柱が。

けいすけくんの視界にはそれが入っているらしく避ける努力

をしていました。

ところが、完全には引っかかりはしませんでしたが、ぶつかっ

た状態で、年少児の力では動きませんでした。

でもけいすけくんは傍にいる私を頼ることはせず、自転車を

ずらしながら自力で解決して、倉庫に収める事が出来まし

た。ほんの小さな小さなアクシデントでした。

でも、その小さな体験の中にも子ども達の育ちを育む要素が

たくさんありました。

 

                                   ☆   ☆

 

9月上旬。年少児たちは、「おじいちゃん、おばあちゃん」へ

お手紙を作り、初めての園外活動を行いました。

クラスの仲間と近くのポストへ投函するためです。

そこには団体行動をとる!!という大きな課題があります。

お母さんと2人でポストへ投函する楽しさとは違い、仲間の

持ちが意識に入らないと出来ない行為です。

路上に出、狭い歩道から飛び出す事無く安全に行動でき

ませんと外へ連れ出す活動は許容できません。

上の学年にとっては何でもない事ですが、年少児にとって

高い課題です。

仲間への意識より自分の思いが強い年少の子ども達です。

少々不安もありました。でも、大丈夫でした。

実は1学期の後半より、仲間と共に過ごす事の喜びや、状

況によっては自分の思いを押さえて仲間の思いにも耳を

けて行動する喜びも味わえる様になっていました。

このように仲間の思いに共感出来るには、個々の子が自

の生活に満足感を味わうという個の生活の充実感が基

にないと仲間の思いに寄り添えません。

その意味で、個々の子どもの生活も安定してきたことを感

ています。

そのような中での集団の園外活動でした。

事故対策を十分に練ったお陰で皆、安全に帰園出来まし

た。

そして、園外活動は豊富な体験を味わう機会にもなりまし

た。

年少の子ども達にとってクラスの仲間と皆で外出するという

行為は、強い冒険心をくすぐられた様でやり切った思いに強

い満足感を得た様です。

園に戻った瞬間はもとより、次の日も活動を振り返りどの子

もその喜びを口にしていました。

「楽しかった」「疲れたけどまた行きたい」等と。

豊かな言葉で表現していたわけではありませんが、その言

葉の奥の心の思いが喜びで満ちあふれていました。

傍でその思いに触れるだけで、先生たちも心が温かくなる

思いを味わっていました。

大人が感じる以上にこの非日常的な体験は子ども達の心

に強く残った様です。

保護者の方からも沢山のお便りをいただきその子ども達

の思いに共感してくださいました。とてもありがたいです。

                                                               

                                     

 

次の絵はこの園外活動の時の思いを家で描いてきてくれ

た中の1枚です。

これは、私が子ども達の行動に車で伴走した時の様子を

描いてくれたものです。

担任が散歩の時に車を描いてくれた理由を尋ねました。

 

ゆうた「これは園長先生の車」

担任 「どうして、園長先生の車描いてみたの?」

ゆうた「だって、(描かないと忘れて)悲しくなるから」                     
担任「そうだったんだ。ゆうたくんは昨日ポストへ行く時、

園長先生が皆の事守ってくれていたのをしっかり見てい

たんだね。園長先生、車に乗りながら皆の安全守ってく

れていたね。忘れると悲しくなっちゃうから、ゆうたくんは

絵に描いたんだね。」

ゆうた「うん!!」                       

何て!!素敵なのでしょう!!ね。

ポストの場所は自由が丘団地のお店屋さんにあります。

そこまでは往復約50分。

行きは下りでしたが、帰宅はずっと登りです。

集団で歩きますので結構きついです。

皆、楽しさを味わいながら息も切らし、それでも歩き通し

ました。決して楽な道のりではありません。

どの子も精一杯の心と体で行動していました。決して大

げさではありません。自力でやり切ったのです。

そしてその様な限界の状態でも、車で伴走していた私へ

の気配りもちゃんとしていてくれたのですね。

本当に嬉しいです。

さらに、この絵を担任に渡す時のやり方にも感動が。

ゆうたくんは表彰式の時に賞状を渡す時のように両手

で、しかも深々と頭を下げ、本当に丁寧に担任に渡して

くれた様です。

そのやり方は大人から指導されたわけではありません

でした。

実は誕生会の時に私は子ども達に誕生カードを渡す時

意識して丁寧なやり方をしていました。

その時、特に年長児は受け取るときに両手で丁寧に頭

下げて受け取ってくれていました。

誕生カードはお家の方と担任が心を込めて作ってあると

ても貴重なもの。ですから、私もその思いを込めて手渡し

することを意識していました。

受け取り方についても、

「このようにするのよ。大切なものだから」などと指導はし

ておりません。

ただ、「素敵な受け取り方で嬉しいね」などと個々の子ど

もの行動に共感の言葉は投げかけておりました。

 誕生会は220人が一同に会する集団の場です。

決して年少児に合わせたやり方でもなく、ことば遣いで

ありません。むしろ大人に話すような言葉や内容を伝

える事もあります。年少児には難しいと思いつつも大人

の話し方をしています。

今回の絵の渡し方にも表われていますように、難しい中

も年少の子ども達もしっかりと大切なことは取り入れ、

そして、視野に入れ、自分の力として取り込んでいること

を感じています。

 よく見て!!よく聞いて!!と仲間や他者への意識が

まっている事を感じています。

この育ちが2学期早々の集団で行う園外活動もやりこな

力となったのかと思っております。

 話が方々に飛んでしまいましたが、この絵から子ども

の沢山の育ちを感じました。

 

<〜ゆうたくんの絵〜>

 

 

(この絵に対する担任のコメントも鉛筆書きで入っています。)

 

 

                                               ☆  ☆  ☆

 

ちょっとした不注意や考えずに行動した結果のトラブルや

アクシデント等、園生活の中では毎日このような姿が沢山

展開されています。

そして、その1つ1つの小さな体験がとても大切な事か

な!!と日々実感しております。  

その一瞬一瞬の言動を捉え子ども達に返していきますと、

自分が行った行為の意味とか、大切な事は何か?どういう

ところがまずかったか?等理解できる機会にも繋がってい

きますね。そして、その積み重ねは無理なく子どもの知恵

や知識に結びついて行っている事感じております。

小さな小さな体験の積み重ねをいっぱい見逃さず拾ってい

きたいなと考えています。

 

| - | 12:29 | - | - |
園長室便り8月・9月号

いよいよ、充実の時期が始まります。

 

不順な天候の夏でしたが、お身体の具合は

いかがでしたか。

いよいよ、2学期がスタート致しました。

子ども達の力が一段と増す時期です。

まだ、私共大人の目には映っていない沢山

の秘めた力が宿っている子ども達です。

その、秘めている力を1つ1つ引き出せる

様、力を注いで参りたいと思っております。

1学期同様、保護者の方と力を合わせてい

けましたらとっても有り難いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

        ☆

 

さて、夏休み中にも子ども達の力の凄さに

触れる機会がありました。

それは、卒園した子ども達でした。

5年前に卒園した今5年生の子ども達が企画

運営した同窓会の開催でした。

全国に散っていった70%の子ども達がやま

びこに集ったのです。

ほとんどの子ども達は地元の学校で学んで

おりますが、県外からも沢山。遠くは北海

道からも。

会の開催にあたり、園から出した条件は、

保護者の方の送迎付きでした。

その中で実施された同窓会でした。

 発起人は、かほちゃんとすずちゃんの

2人。そこにゆきねちゃんやだいきくん

の協力者も加わり、見事に自主運営を成

し遂げた1日でした。

会の開催の動機は、幼稚園の頃に行った

運動会のリレー競技のリベンジを果たし

たいというものでした。

幼稚園の頃、子ども達は、運動会をやり

たいのかそうでないのかを決めるところ

から行事の取り組み方について沢山の相

談を重ねていきました。

先輩たちの姿に憧れを持っていた子ども

達はもちろん、やりたい!!の強い思い

があったのです。

もちろん、リレーもやりたい!!と。

ところが、「リレー」の言葉は知ってい

るものの、内容と言えば「走る事」=

「リレー」でした。ひたすら走る。

でも、子ども達は個々にバラバラに行動

を起こしますので、リレーとは程遠い日

が続きました。

でも、子ども達の凄い所は、1カ所にとど

まる事はせずに、必ず次のステップに進む

のです。この、子ども達のやりたいという、

「走ることに満足する姿」を待ってあげま

すと、子ども達はより難しいものを求めて

きます。この時もやっと、ルールの必要性

にも必ず気が付いて来ました。

そこからは何度も競技の失格や失敗を重ね、

やっと「リレー」というものの理解に辿り

着いて行きました。

そして、そこには、新たな課題も。

リレーは全員参加型ですので、個々の能力

の違いに迷い始めるのです。

 その様な中でも子ども達の素晴らしい事

は、力の違いを責めたりせず、どうしたら

個々の能力を認めながら、クラスが上位を

目指せるか!!そこに大きなエネルギーを

注ぎ込めるのです。

個々の練習に力を貸したり、走者順を考え

たりと、何度も相談を重ねて問題を解決し

ていった子ども達でした。

 そして同窓会当日。3度のリレー競技を

実施した子ども達でした。

走る姿は真剣そのもの。ロンドンで行われ

た世界陸上での日本代表選手が全力を出し

切って銅メダルを獲得した姿と同じでした。

この子たちの幼稚園の頃の姿とも重なりま

した。子ども達に感動をいっぱいもらった

瞬間でした。それを目にしたお迎えの保護

者の方の目にも涙が。

同窓会では、幼児の頃に自分たちで創り上

げていった時の姿の再現がありました。

自主的で、何事にも真剣に取り組む姿勢な

ど、どの子も見せてくれました。

成長した分、遠慮や恥ずかしさを表現しな

がらも幼稚園の頃よりも、さらに力をつけ

ていましたね。

やはり、企画・運営出来る総合力を子ども

達は持ち合わせているのです。

 

          

 

さて、その時、もう1つ感動したことがあ

りました。

実は幼稚園の頃、「こま回し1000回」を目

指していたものの、700回くらいでストップ

していたももちゃんの再チャレンジした姿で

した。

ももちゃんは、今回の同窓会というチャンス

に再びやる気を燃やし、指に豆を出しながら、

残り300回を一気に続け、当日、1000回の記

録ノートを持参してくれたのです。

5年間温めていた目標を達成した瞬間でした。

よく、ノートも残していてくれましたね。

中途になっていたことも頭の片隅に残してい

たのでしょう。

一部記録をコピーしますので、見て下さいね。

このノートは幼稚園の宝物です。

「自分の手でやり通す事」の大切さ!!をま

た、子ども達から学ばせてもらいました。

 

 


                     ☆☆☆

 

 

さて、2学期は沢山の行事があります。

その中でも大きなものはやはり運動会でしょ

う。

先にご案内しましたこの先輩達が残した精神

は受け継がれていくことでしょう。

リレー競技もやると思います。

先輩達と同じく、大人から教え込まれ、指導

される運動会ではありません。

1つ1つの経験を自分達で積み重ね、試行錯

誤を経ながら『チームとして大切な事は何か』

を考えながら自分達の運動会を創り上げてい

く事でしょう。

幼い頭をフル回転させ、喧嘩やトラブルも沢山

経験して、自分達も応援して下さる方々も皆さ

んが納得する運動会を考えて行くことでしょう。

結果を急がずそれらを支えながら、「考える力」

や「問題を解決する力」・「努力や頑張るって

どういうことなのか?」・「本当の仲間とは?」

等の大切な事を実感して行く力を引き出して参り

たいと思っております。

保護者の方々が子ども達、そして園を支えて下さ

いますので千人力です。

どうぞ今学期も宜しくお願い申し上げます。

 

         ☆☆☆

 

 1学期にこお君のお母様から頂きました

「おやつ・グミの作り方」のレシピをご紹介させ

て頂きます。

 休み前、子ども達は、梅や桑の実のジャムづく

りを体験しました。

年中・こお君も同じ様に、熟した梅の実を収穫し、

鍋や砂糖などの道具材料を持参して、ジャムを作

りました。ところがジャムが、完成したものの、

それを入れる容器を忘れてしまい、「持ち帰り方」

に3時間悩み続けました。

結論は鍋に入れたまま、バスの職員の協力も取り付

け、無事持ち帰ることが出来ました。

作り方より、持ち帰り方に大きなエネルギーを注い

だこお君はもちろん満足感を味わっていました。

そして、このこお君の努力は更なる力を生みました。

それは、お母さまのお力でした。

ジャムづくりにプラスして、グミづくりの新たなエ

ネルギーを発揮出来るチャンスを作ってくださいま

した。とっても酸っぱい梅ジャムがグミとして美味

しいおやつとなりとっても美味しいものでした。

2学期、このレシピはきっと皆さまにも役に立つか

と思いますので、ご紹介したいと思いました。

どうぞ、チャンスがありましたらお子さんと共にや

ってみて下さい。

 

 

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 13:22 | - | - |
園長室便り 7月号

【先輩の活躍】

 

 

5月24日の事です。

4月末から、年長児のみさきちゃんは年中

新入児のはすみちゃんに補助なし自転車乗

りの手ほどきをずーっと続けてくれていま

した。はじめはつきっきりで。少し上達す

ると途中から手を離し、はすみちゃんが自

力で漕げる場を作ったり、と細かい配慮を

しながらの援助をしてくれていました。

みさきちゃんは自転車を支えている途中で

手を離しはすみちゃんが2・3メートル走

るとその出来た瞬間を担任に報告してくれ、

はすみちゃんの努力を認めてくれています。

みさきちゃんは年中の時、自分も担任から

「私も最後までやってもらったから」と、

自分の味わった心地よい実感を今度は新入

児の友だちにその思いを注いでくれていま

した。

その後もその援助は20日程続きました。

そして、はすみちゃんが自力で漕ぐまでに

なりました。

この日はすみちゃんは自転車コースを何周

も自分の力で運転をし、カーブでぐらつき

はしますが、ほぼ運転が可能まで上達して

いました。あと少しで合格です。

そして、その頃からみさきちゃんは自分の

やりたい一輪車にじっくり関わるようにな

りました。

これまでははすみちゃんの方を優先し、自

分の方を少々後回しにしてくれたみさきち

ゃんでした。

一輪車はまだ初歩の段階のみさきちゃんで

すが、はすみちゃんと「一緒に頑張ろうね」

と励まし合いながら一輪車と向き合ってい

ました。

そして、はすみちゃんは5月24日に見事、

自転車乗りが合格したのです。

 

5月24日の事です。

先輩、特に年長児は新入児のお世話に力を

注いでくれていました。

やまとくんは毎朝、年少児3人をクラスま

で送迎してくれていました。この日も。

たける君が部屋に入るまで見守り、そして

ゆうきくんへも。「途中まで送ったけど、

(ベランダの)階段からちょっと離れてい

る所で手を離したんだ。でもそこは

(クラスが)近いから、ゆうきくんは

(すぐ入れるから)安心だと思う。」とその子に

合わせた配慮をしてくれています。

そして、3人目のゆうとくんにはクラスのベランダ

から5メートルくらい離れた所でゆうとくんの姿を

目で追っています。

どうやら無事にクラスに入れるか心配だった様です。

「大丈夫そうだけど心配になってきたから、先生に

言おうと思う。でも今、お部屋に入ったから大丈夫

だと思う。」とゆうとくんの動きを確認し、責任を

果たしたやまとくんでした。

ところが、まだそこから動こうとしないやまとくん。

「どうしたの?」と確認すると「今日は全日保育だ

から、(長い保育時間になったばかりだから)心配

だから、声かけに行こうと思う。困った時に助けた

いから。」と細かいところまで心配してくれている

やまとくん。「やまとくん!今、ゆうとくんはお部

屋に入ったばかりだから、大丈夫だと思うよ。ゆう

とくんの手伝いはやまとくんもゆり組に行って、着

替えた後でもいいんじゃない?カバンを置いておい

で。ゆうとくんに言う時に私も力を貸すよ」と私。

そして、身支度に戻って行ったやまとくんでした。

もちろん、その後、すぐ、ゆうとくんに「困った事

があった時は力貸すからね」と伝えに行ったやまと

くんでした。

        ●

 

 もう7月です。新入児も自分の力で園生活

を送れるようになりました。

 

ここに来るまで先輩達の力がたくさん注がれ

ました。先輩の子ども達に感謝したいですね。

 

        ☆

 

 

いつも 嬉しいお便り、ありがとうございます。

 

 年中 たかひろ君のお母さまのお便り

 

 

 

 

〜子ども達からのお便りも嬉しいですね。〜

 私は、子ども達からお願いされ、サツマイモ

の苗の手配をしました。

子ども達はそのお礼を様々な形で表現してくれ

ました。ここで紹介しますのは、手紙を書くこ

とがとても楽しくなってきたゆなちゃんのお礼

状です。

一生懸命、そして、丁寧に書き、心がこもった

お便りです。

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 18:32 | - | - |
園長室便り 6月号

先日、10日間に渡る家庭訪問も無事終了致し

ました。お忙しい中お時間を割いていただき、

本当にありがとうございました。

各担任が、じっくりとお家の方とお話させてい

ただいたことを、全職員で今後の保育に生かし

て参りたいと思っております。

 

 

〜泣くことの意味〜

 

1番手軽で簡単な表現手段

=泣くこと=

 

年度当初は、特に泣く姿が多く見られます。

新入児だけではなく進級児もしかりです。

全てが新しい環境からのスタートですので、当

然の事です。

新しい環境はその楽しさはあるものの、不安や

心配の方が大きく感じますので、それを解消し

ようと子どもなりに考えた手段の1つが

“泣くこと”かと思います。

 毎朝泣いて登園したり、家でも思い出しては

泣いたりと、親御さんに心配をかけているので

はないですか。泣く行為ではなく、言葉で表現

してくれれば、お子さんの心の思いもすぐに伝

わり、手のかけ方も容易となりますが、ただ泣

かれても、何が不安なのかが伝わらず親御さん

の心配も膨らむばかりですね。

それも毎日となるとイライラもしてしまいます。

 

 さて、“泣く”行為ですが、大人は表立って

は泣けなくなってきますが、幼児は思い切り泣

けますね。周りを気にせずに。

ですから、幼児期の子どもにとってとてもやり

易い表現方法が“泣く”行為とも言えます。

そして、泣くこと事態が多くは声を出しますので、

心の発散にも繋がっていき、泣くことで何だか

気持ちが楽になる事があります。

子ども達を見ていますと、泣く行為は決してマ

イナスではなく、むしろプラスになっているこ

とに気づきます。

 

入園当初によくみられるのは、「泣くと叱られる」

・「泣くこと=いけないこと」と認識している

姿です。状況によってはそれが必要なこともあり

ますが、幼児期の子どもにとっては、泣くことを

制限されると、不安感がより一層増したり、自分

で課題を乗り越えようとするエネルギーがわかな

い場合が多く見られます。

ですから、園では「泣くことは決して悪いことで

はないから、辛かったり悲しかったりしたら、思

い切り泣いていいからね。」と、許容することか

ら始めるようにしています。

すると、子どもは安心感を覚えるようで、落ち着

いた頃、泣いた時の思いを口にしてくれます。

泣く原因がはっきりせず、ひたすら泣きたい時も

ありますので、その時はその思いを受け止めるだ

けにしています。

「なんだか、はっきりしないけど泣きたくなっち

ゃうこともあるものね。」等と。

 泣きたい思いを吐き出し、それを受け止めても

らうと、子どもは自分の思いを先へ進めます。

そして、泣く原因を自覚出来たら、その対策を考

えたり“泣く行為”だけでは自分の気持ちが伝わ

らないことに気づく機会になったりもします。

さらに問題解決の仕方も覚えていきます。

“泣くこと”は、結構学びも大きいのです。

 

ですから、この“泣く”という行為を奪ってしま

うと、いつまでも“泣く”行為から抜けられず長

引いてしまいますね。

子どもは、「泣いてダメ!」と言われても、必死

で探した表現方法ですので、泣けてしまうようです。

別の表現手段を考えて乗り越えるエネルギーがわ

いてこず、「ダメ!」と言われた方法でしか表現

出来なくなっています。

いつまでも、泣く手段から抜け出せず、そこにし

がみつくことしか考えられなくなって辛く、悲し

い状況が続いていきますね。

“泣くこと”で表現する方法から、“別の方法で

乗り切る”という新たな方法・手段を考えて、成

長していくという事が遅れてしまいます。

年齢的にも、思い切り泣ける時期ですので、その

子の表現手段を許容した方が乗り越えるチャンス

を沢山つかむことが出来ます。

子ども自ら新たなやり方を自らの手で探り出せる

力にもなっていくので泣くことはとても大切なこ

とかと子ども達の姿を見ていて感じます。

 

*************************************

 

「悲しいのかな?ママと離れて寂しいのかな?

でも、幼稚園は、泣いてもいいんだよね。

泣きたい時は、泣いて良いんだよね。」と、進級児。

 

これは、今頃の時期に毎年見られる光景です。

入園当初は、泣いて登園する子が沢山。

今日も涙顔で登園してきた新入児です。

涙がとめどなく溢れ、とうとう床に座り込んで

まいました。

担任も傍で気持ちを共感しています。

その気配に子ども達は直接声を掛ける行動はと

ませんでした。

付かず離れずの距離感で見守っています。

そして、進級児はそっと担任の傍に寄り、上の

葉で仲間の事を心配してくれていました。

 

先輩たちも“泣くこと”を許容し、感情を表に

すことを受け入れてくれていました。

1年前にやってもらった様に。

 

 ★   ★   ★   ★   ★   ★

 

〜これからたくさん起こるトラブル〜

 

☆勝手に仲間入りして叱られた

☆自転車遊びの途中で別の遊びへ。戻ってみたら

 他の子が使っていた

☆自分が座りたいイスに他の子が座ったのでギリ

 ギリお尻で押したら押され 返されて尻もちを

 ついた

☆自分の虫かごに、側にいた子が捕まえた虫を勝

 手に入れた等々…。

 

         ●

 

けんちゃんはくみちゃんと、手作りの果物を使って

「隠して遊ぼう!」と、“色々な場所に隠しては見

つけ出す”という遊びを楽しんでいました。

とても楽しそうに!!側では、さとしくんが面白そ

う、一緒にやりたい!!と、仲間入りしたい気持ち

、ジーっと見つめていました。

けんちゃんが道具箱に果物を隠し、くみちゃんがあ

ちこっち探していた時です。

隠した場所を見ていたさとしくんが、

「ここだよ。この中だよ!」と、“隠した場所を教える”

という形で仲間入りをしてしまいました。

当然、“隠しっこ”を楽しんでいた2人は、遊びを

邪魔されたと、とても不快な思いになりますね。

やはり、「やめて」・「勝手にしないで!」と、ト

ラブルとなりました。

楽しそうだからやったのにと、叱られたさとしくん

面白くありません。怒っています!!

 

           ●

 

こうじくんは、自転車に乗って楽しんでおりました

が、虫探しをしている子どもが目に入り、楽しそう

だと寄っていきました。自転車は庭に置き去りに。

そこへ、その自転車に憧れを持っていたまことくん。

それが目に入り、側にいた担任に「あれに乗りたい!」

と意思表示。

「誰も乗っていない自転車だね。使っていないので、

どうぞ。」と同意。

ルンルンと去って行ったまことくんでした。

しばらくすると、先のこうじくんが戻ってきました。

ところが自転車は置いた場所にはなく、あたりを

キョロキョロと。まことくんの姿を見つけると、

「僕のだ!」と、声高に。

まことくんは、しょんぼりし「自転車とられた〜。」

と担任へ。

このような、トラブルがこれから沢山起きますね。

でも、5月中旬頃までは、このようなトラブルは

あまりありませんでした。

仲間への意識がまだ薄かったからです。

でも、仲間の存在が楽しくなり、関わりも深くなっ

てきますと、その分沢山のくい違い・勘違いが生じ、

トラブルが生じてきます。

“叩かれた・いじわるされた・仲間に入れてもらえ

ない・自分がやりたかったのに…。”

等と、仲間と関われば関わるほど、思うようになら

ない現実に悩む事が増えてきます。

子ども達は、人と人と関わるスタートラインに立っ

たことになりますね。

広場5号の中でもお伝え致しましたが、このトラブ

ルが起きるたびに育ちのチャンスとなるよう、関わ

って参りたいと思っております。

 

           ●

 

さて、けんちゃん・くみちゃん・さとしくんのトラ

ブルでは、双方が各々感じた思いを言葉で伝えられ

るよう、担任が橋渡しをしました。

さとしくんは、けんちゃんとくみちゃんがやってい

た“隠しっこ”がとても楽しそうでやってみたくな

った気持ちを。

そして、けんちゃんとくみちゃんは、“隠しっこ”

を楽しんでいたのに勝手に教えられてしまった不快

な思いを。

それぞれの思いを口にして相手に伝えました。

やっと相手の思いに少しですが気付きます。

そして、トラブルには互いに理由がある事が分かっ

ていきます。

 

子ども達は現場で、このような共通の経験をいっぱ

いしていきますので、徐々に各々の思いが伝わるよ

うになっていきますね。

ですから、トラブルの原因にも気付きますし、どう

したら互いに不快にならないで遊べるかの問題解決

も子ども達で探し出す機会ともなっていきます。

そして、言葉が足りないと、相手には自分の思いが

伝わらないという、とても大切なことを学ぶ機会に

もなります。

 幼児期の子どもは、どの子も自分の思いだけで、

すぐ行動に移してしまいます。

相手の思いを考える余裕はなく、ひたすら自分の思

いだけを優先して、しゃべったり、行動を起こしま

すので、トラブルは当然の結果かと思います。

 

 この年齢の子ども達は、この言葉の使い方がまだ

まだ未熟ですのでその結果のトラブルをたくさん起

こします。

ですから、その度に一呼吸を置き、言葉の使い方を

経験で学んでいけるようにしていきますと、

<頭の中でしっかりと考え、言葉を組み立てて、相

手に伝わる言葉を巧みに使う事>が出来る様になり

ます。そして、その時<相手の立場まで考えられる

思いやりの心>も共に育ちますので、心も豊かにし

てくれますね。

 

 6月にも入りますと、小さなトラブルが沢山起こ

ります。そこから学ぶ大切な時期ともなりますが、

親御さんにとってはご心配なことも沢山出て来るか

と思いますので、その時は遠慮なさらず、園の方に

声を掛けて下さい。

      

           ●

 

ピンク帽子(満3歳から進級した年少児)さんと年

長さんの素敵な姿をお知らせしますね!!

 

<5月16日の事です。>

 

年少組のさわちゃんとゆうきくんは、昨日“文字書

き遊び”をし、書いた用紙を理事長の所へ持ってき

ました。

ところが、理事長は外出中でおらず、文字書きの頑

張りの印の折り紙を手にすることが出来ませんでし

た。そこへ、同じように文字書きの用紙を手に年長

の先輩こうたくんもやってきました。

すぐにこの状況を判断したこうたくんは、

「静子先生がいない時はプレゼントを勝手に持って

いけないから、静子先生の机に(用紙を)置いてお

くといいよ。」とアドバイスをしてあげていました。

年少児は、残念な思いを残しながらも、理事長の机

の上に頑張った文字書きの用紙を置いてクラスへ戻

って行きました。

 

 そして、次の日。

再び2人は理事長の所へやってきて、昨日の事を言

葉を選びながらしっかりと自分の言葉で伝えてくれ

たのです。少々、言葉は足りませんが、平成28年

12月前後に入園してきて、まだ4ヶ月程の生活経

験ですが、しっかりと言葉の使い方を学んでいました。

 

ゆうき:「昨日出しましたから、(文字書の用紙)

     静子先生はいませんでしたから、プレゼ

     ントはもらえませんでした。」

 

さわ:「静子先生が、いなかったから、プレゼント

    がもらえませんでした。」

 

と、しっかと目的を果たした2人でした。

 

 

<5月17日の事です。>

 

 年長児のひかりちゃんは毎朝、菅原先生と一輪車

の練習をしています。

始めたばかりでまだ、上手に出来るはずもなく、日

々自分の心と葛藤しながら挑んでいました。

その姿をお知らせしたいと思います。

 

 白帽子になって、毎日練習に励んでいるひかりち

ゃん。朝いちばんにやることは、バーにつかまりな

がら行ったり来たりを繰り返してパワーをためる事

です。パワーがたまると今度は地面に引かれている

黄色の線を目標に前に進む練習に移ります。その時に口にするのが、「自分でちゃんと出来るって思わないと…。」という言葉です。それを口にすると本当にひかりちゃんの目が変わります!!

“転んだら…”・“手を離すのが恐い…”という気持ちがまだ大きいようですが、勇気を出して挑戦をします。上手くいくと、「出来るって思っていたから出来た!」上手く出来ないと、「今のは一輪車が前を向いていなかったからだ!」と結果を自分で分析している姿があります。また、前に進むまでの時間(バーから手を離すまでの時間)が長くなってくると「勇気がなくなってきちゃったから行ったり来たりして(バーに掴まりながら往復する事)パワーをためて来る!!」と、自分で頑張る力を取り戻そうとする姿が見られています。

 

 ひかりちゃんはとても難しい一輪車乗りで、自分の心と日々葛藤をしながらも毎日楽しんでいます。

                             ―記・菅原―

 

                 ●

 

年長児は、自分の意志で体のコントロールも可能となってきていますので、自己実現への手ごたえも感じてきていますね。ですから、遊びをより楽しく、そして、課題も上げて自分んで自分を磨こうとしています。

 

| - | 17:16 | - | - |
園長室便り 5月号

新年度がスタートして、20日程経ちました!!

 

保護者の皆様方、お子さんを園の方に送り

出して頂きましてありがとうございます。

進級児といえども新しい環境です。

不安感をいだきながらの日々が続いたこと

でしょう。

そして、新入児の子ども達も。

初めての親離れで大泣きする子どもも沢山。

又、初めは楽しいと通っていたものの、疲

れや思うようにいかない現実に、悲しい思

いでシクシク涙したりと。日々葛藤してい

ました。

お家でだだをこねたりしていませんでした

か?保護者の方も不安な事が沢山あった事

と思います。

でも、子ども達は、感情を思い切りに表に

出してくれました。そのお陰もあって、

徐々に園の生活に馴染んできました。

まだまだ、細かい心配りが必要な日々が続

く事かと思いますが、これからの1年がと

ても楽しみです。

               

        ●

 

さて、園の集団は、常に仲間が側で生活し

ている場所です。

それも同じ年齢の子ども達が沢山。

この幼児期の子ども達は、どの子も自分の

主張を押し通すことを優先します。

それも自分本意の主張です。

相手のことを考える余裕などはなく、ひた

すら自分の思いだけを相手にぶつけます。

【自己を抑えて、相手に合わせた行動を

とる】のが、とても苦手な年齢です。

ですから、当然そこにはトラブルが生じ

すね。そして、このトラブルは、自分も辛

い思いをしますし、相手にとっても悲しい

思いになりますので、子ども同士で現実を

味わうことになります。

この、子ども同士で味わう現実は、実感を

伴いますので、幼児期の子どもでも、事の

善し悪しの理解につながっていきます。

ですから、このトラブルが生じた瞬間を大

切に生かし、子どもの育ちへ結びつけてい

きたいと思っております。

大人が「相手のことを考えなさい。」

「自分勝手なことを言っても、お友だちに

伝わらないでしょう。」と、正論を言葉で

指導するよりも、トラブルの中で実感を味

わった時に<どういう思いでトラブルにな

ったのか?>

<相手の友だちはどう感じたのか?>

<自分の気持ちも、そして相手の気持ちも

すっきりするには、どうしたら良いのか?>

等と、その都度、原因を探ったり、対策を

立てたりする機会にした方が、子ども自身

も自分の事と感じ向き合う姿勢になってい

きます。

初めはなかなか思うようにいきませんが、

事が起こる度に、子ども達の心の思いに耳

を傾けていきますと、子ども同士で問題解

決を図るようになっていきます。

(まだまだ先のことですが。)ですから、

このトラブルの経験は子ども達を大きく育

てていく事になります。

 

同じことの繰り返しになりますが、幼児期

の子ども達にとって、とても難しい

【相手に合わせた行動がとれるようになる】

には、このトラブルの経験が大きな力とな

っていくことになりますね。

トラブルは、他人事ではなく当事者が自分

ですので、全て自分の事として捉える事が

出来ますから。ですから、この、実感に残

る瞬間を逃さず子ども達と関わっていきた

いと思っております。

決して【幼いからまだ分からない】ではあ

りません。この年齢の子ども達は、経験を

一つひとつ積み重ねていきますと、大人以

上の精神力(逞しさ・集中力)や仲間との

協調性を発揮することが、子ども達の姿か

ら実感しています。

楽しい経験、そしてアクシデント・トラブ

ルの経験も含めた、実感が持てる機会を逃

さず、成長に結びつけて参りたいと思いま

す。

 

         

 

さて、年少児の

【1年の経験の中で、育った姿】と、

【入園ほやほやの姿】をお知らせしたいと

思います。

 

≪平成29年2月の事です≫

 

 年少・さくと君は、文字書き遊び(マス

目を、文字やといった印で全部埋め

ると、頑張りを認められて理事長より様々

な折り紙を手に入れることが出来る遊び)

をしていました。

実はこの頃、文字書き用紙の様式が変わり

ました。片面に216のマス目がある用紙から、

片面に104のマス目がある、裏表一体となっ

た用紙になりました。

その事を知らなかったさくと君は、表面を終

了し、完成の喜びを胸いっぱいに込めて担任

へ報告。

やはり、裏面にもマス目があることに気が付

いていません。

担任は、言葉を選んで、裏面の存在と、もう

少し頑張ると、本当の完成になる事を伝えま

した。でも、納得まではいかず、

“職員室の理事長の所へ用紙を持参する。”と

いう判断をしました。

“そうだよね。頑張って書いてきたんだもんね。”

と担任はもう1ステップの必要性を感じて、

さくと君を職員室へ送り出しました。

そして、さくと君が戻ってきました。

うなだれて…。

さくと:「・・・。」

手にはびりびりに破かれた文字書きの紙が握

られていました。

どうやら裏面が完成していないことを理事長

から伝えられたようです。

担任:「おかえり、さっくん。そっか、悔し

    かったね。泣いても大丈夫だよ。」

と、悔しい心情を受け止めることに。

すると、その場で、大泣きするさくと君。

書いたのが不完全だったのは自分でも分かっ

ていたものの、自分は表を書ききったからと、

見せたかったようです。

そんなさくと君の気持ちが痛いほど伝わって

きました。

 

担任:「さっくんが頑張っているのを見てい

    たから、泣きたい気持ちすごく分か

    るな。今日無理しなくてもいいし、

    明日とか、またさっくんがやりたく

    なった時にできるよ。」

 

と、一呼吸置いた方が良いのかと思い言葉を

かけてみました。

ところが、さくと君は大きく首を振りました。

 

担任:「もう一度やってみる?破れた所テープ

    で貼ってみる?」

 

さくと:「・・・。」

 

破れた紙を見ると、

再び涙が溢れてきたさくと君。

その姿から、担任は事を急がせすぎた事や、

今さくと君自身が自分の気持ちに向き合お

うとしており、どうしたらいいか分からな

い状況で涙が止まらない事に気がきました。

担任は、“いつでも続きが出来ること”や

“テープで補強することが出来ること”を

提案し、今はさくと君の気持ちに寄り添い、

落ち着くまで見守り、「悔しかったね。

大丈夫。待ってるね。」と、言葉を掛ける

ことにしました。

すると、その時うさぎ組に年長児のひまわ

り組の子どもが3人やってきました。

 

子ども:「お邪魔します!ミニお別れ会の

     ポスターを書いてきました!!」

 

と、意気揚々と部屋に入ってきました。が、

すぐになんだかいつもと様子が違うことを

感じ取った年長児。

 

あきな:「(そ〜っとさくと君の表情を見

     ながら)どうしたの?」

 

と、心配そうに尋ねてくれました。

 

たくま:「大丈夫?泣いてたんだ。」

 

担任:「実はね、さくと君文字書きを頑張っ

    ていたんだけど、紙の種類が変わっ

    て裏にも書かなきゃならないんだ。で

    も、書ききらないで職員室まで行った

    んだけど・・・」

 

れみ:「それだと全部出来たことにならないよね。」

 

担任:「うん。でもいつもみたいに表は全部書

    いたから、さくと君も悔しい気持ちが

    あるんだと思うんだ。」

 

れみ:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

 

あきな:「うん!あきなも前に、雑巾をぐちゃ

     ぐちゃにしちゃったことあるけど、

     もう一回やり直したら園長先生が宝

     物にしてくれたんだよ。だから、

     さくと君も、もう一度頑張ればきっ

     と宝物になるよ。」

 

たくま:「破れちゃったら僕ならテープでとめるよ!」

 

あきな:「うん!あきなもそうするな!テープの

     上は鉛筆だと書けないからペンで書く

     といいよ!」

 

ひまわり組の子ども達が、言葉を掛けてくれてい

る間にすっかり涙が乾いたさくと君は、その場で

ずっと先輩の話を聞いておりました。

 

担任:「ありがとう。いっぱいさくと君のために

    考えてくれて。」

 

年長児:「いいえ!頑張ってね!」

 

担任:「さっくん。白帽子さんからいっぱい色ん

    なこと教えてもらったね。お部屋にテー

    プもあるし、私テープの上からも書ける

    油性ペン持ってるよ!」

 

さくと君は、ちらっと自分の手に持っていたバラ

バラになった文字書きの紙を見ました。

もう、さくと君の中では、“やってみたい”気持

ちが芽生えているはずだと思えました。

でも、一度涙を流し、どうにもこうにも自分の気

持ちが整わない時間が続いたさくと君。

その葛藤を乗り越えて、困難に向き合い“できた!”

という達成感を掴んで貰いたいと思い、モーション

を掛けてみることにしました。

 

担任:「さっくん。このままやめて違う遊びにする?

    それとも、最後まで諦めない子どもになる?」

 

さくと:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」

 

と、大きな声でまっすぐな目で気持ちを伝えてく

れました。

 

担任:「すごい!さっくん。最後まで諦めないで

    頑張るんだね。さっくんが頑張っている

    から、私も最後まで応援するね。」

 

そして、早速テープで破れた所を貼り、鉛筆やペ

ンで書き進めるさくと君。終始笑顔で!

 

さくと:「ここはペンで書く!“へ”っていっぱ

     い書く!」

 

と、あっという間に残りのマスも書き終えて、笑

顔で職員室に向かいました。

そして、部屋に戻ってくるなり「もう一回やる!」

と、その日は結局3の文字書きをして楽しみまし

た。

 

先輩達の力も借りて、辛く、悲しい事を乗り越え

たさくと君は、更なるやる気へ繋がっていきまし

た。

 

 

(さくと君が頑張って仕上げた『文字書き』遊びです♪)

 

 

 

≪平成29年4月17日・新入児初登園日の事です≫

 

 ブロックを繋げて遊んでいた時の事です。

ふうきちゃんが興奮した様子で担任の元へ、やって

きました。

 

ふうき:「先生!あのね、あの子がふうちゃんの為

     に、ブロック持ってきてくれたの。」

 

担任:「そっかぁ。ふうちゃんはお友達に優しくし

    てもらって嬉しかったんだね。」

 

ふうき:「うん!優しくしてもらって嬉しいの!」

 

担任:「ふうちゃんの為に持ってきてくれたんだっ

    て思えるふうちゃんも素敵だね。

 

ふうき:「うん!」とにっこり。

 

 初めての登園日で、ドキドキしている中、そんな

風に相手の好意を感じ取れる姿に感心させられた出

来事でした。

 

そして同日。こんな事も。

座っていたイスから立ち上がり、水道へ。そこは空

席に。すると、別の子がその空席へ。

すると、「あの子が座っていたからダメだよ。」と、

隣に座っていた子が守ってくれています。

「でも、ここに座りたい!」「でも、あの子が…。」

と、互いに主張し合っています。

まだ、入園したばかりなので、担任もすぐに間に入り、

互いの気持ちを代弁してあげながら互いの主張の意図

を伝えていきました。

すると、完全な納得とまではいきませんでしたが、状

況の理解には繋がっていったようで、先の子の席を優

先してくれました。

空いた席に座ることは問題ありませんね。

でも、側にいた子が先客に気付き、その子がここに戻

ってくることを予想して対応してくれていることも、

とても素敵です。双方とも間違っていませんね。

担任は、その双方の思いを一つひとつ丁寧に言葉にし

て返していきました。

2人共、しっかりと耳を傾け、状況の理解に少し近づ

いたようです。

 担任は、このような子ども達の姿から、互いの子ど

もの感情の整理をするため、言葉で繋げていき、各々

の子どもの気付きになっていくように意識して関わっ

ています。

 

           

 

これから、仲間の中での生活が続きます。

楽しい経験もいっぱいします。

悲しい出来事も日々起こります。

この経験の全てを、子どもの心と身体の成長に繋げて

いきたいと思っております。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

           ★

 

 

「文字書遊び」の子どもの作品2点を紹介しますね。

 

 

 (年長児:まさかず君)

 

 

年少児:あさひ君

 

 

| 園長先生のコラム | 00:01 | - | - |
園長室便り 4月号

ご進級・ご入園おめでとうございます

 

 新年度が始まりました。

お子さん方との新しい出会いにワクワクしております。

今年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

幼児期の子どもの能力はとても素晴らしいものがあり

ます。

子ども達がその力を発揮出来ます様、保護者の方々と

共に歩んでいけたらと思います。

どうぞ、お力添えを宜しくお願い申し上げます。

              

                  🔴

 

<大人を上回る気配りをする子ども達>

 

 3月の下旬の事でした。

この3月に卒園した子ども達が預かり保育で自分の遊び

を楽しんでいました。

私がペンキ塗りの作業をしていましたら、「何しているの?」

と次々と子ども達が寄ってきます。

幼児期の子どもは何事にも関心を持ちますので、

すぐモーションを掛けて来ます(A)。

そして次には、どの子も「手伝うよ」と、厚意とやりたい気持

ちを表わしてきます(B)。

実は、この(A)と(B)の姿が幼児教育にはとても大切な指

導の視点となりますので、このような

<興味表わした時>と<やりたがる時>の気持ちを、教育

に生かすことをとても大切に考えています。

 でも、今回は、先を急いでいたこともあり、子ども達の厚

意を受け取ってから、丁寧に理由を説明して手伝いを断り

ました。

すると、ゆうとくんは、「分かった。僕がやれることがあった

ら手伝うからいつでも言ってね。」と、去って行きました。

ややしばらくして、まいちゃんも同じく寄って来て、

「私も手伝うよ。」と厚意を示してくれました。

ゆうとくんの時と同じく、きちんと説明して断りました。すると、

「じゃあ、私がやれる事があったら言ってね。その時はお手

伝いします。」と。

そして、少し考えたまいちゃんは、

「あっ!!これなら出来るね。」と、自分の耳カバーをはず

し、子どもサイズから大人サイズに調節して、私の耳を保

護してくれたのです。

この日は、肌寒く、自分の耳を守っていた耳当てを私に提

してくれた、まいちゃんでした。

 自分のやりたい気持ちを押し通すわけでもなく、私に合わ

た気配りを大人と同じ様にやってくれたゆうとくんとまい

ちゃんでした。

 

 

 次に保護者の方のお便りをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 佐藤さんは、引っ越しの為この地区を去られる事と

なりました。その時に頂きましたのが先のお便りです。

このお便りから感じましたのは、

<子ども達が、地域の中でも互いに力を出し、育ち合

っていること>でした。

本当に嬉しい思いでお便りを拝見させて頂きました。

 

            🔴

 

 ここに、相手に合わせた気配りの姿・そして地域で

互いに育ち合う姿をご紹介させて頂きました。

 子ども達は、大人の様に相手の立場に立った考え方・

仲間との心地よい生活の過ごし方など、ちゃんと理解

した上で、自然体で行動に移していました。

この幼い年齢でも、自分で考えて行動がとれるのです。

 そして、運動能力も目を見張るものがあります。

一輪車遊びや自転車遊び。

そして、手先を活用したこま回し遊び等、大人でも真

似するのがとても難しい集中力や仲間とのチーム力を

発揮して、自分で決めた目標達成の為に努力していき

ます。皆、自分の力で実行に移しています。

                 

                 

子ども達との、日々の生活の中から感じます事は、幼

い年齢ながら、その心と身体に秘めている能力の高さ

です。毎年、びっくりする姿に触れさせてもらってい

ます。

 

 今年度も、その力を1つでも多く発揮していけますよう、

お子さん方と関わって参りたいと思います。

    

            🔴

 

 さて、幼児期の子ども達の特徴と、保育する上で

私共が大切にしている点を、少しですがお知らせし

たいと思います。

 幼児期の年齢の子ども達は、年齢的特徴もあり、

自己中心的な考え、行動が中心となります。

ですから皆、自分の思いだけで行動を起こしますの

で、当然そこには、アクシデント・そして、トラブ

ルやケンカが生じてきます。

 幼稚園生活の中では、出来れば避けたい、そのト

ラブルやケンカ・アクシデントがとても良い教材と

なります。

この教材はどの子どもの心にも響きますので、皆、

自分の事として問題を捉えることが出来るからです。

とても悲しい・辛い出来事でも、それらの1つ1つ

に向き合い、問題を解決していく事で、喜びの味わ

いに変化していきます。

そこに至るには、簡単な道のりではありませんが、

避けずに経験を積み重ねていきますと、先にご紹介

しました、相手に合わせた心配りの仕方など自らの

力で獲得していくようになります。

ただ、沢山の経験が必要となりますので、時間もか

かります。でも大丈夫です。その経験は無駄にはな

りません。必ず生かされる時がやってきます。

見守って頂ければと思います。

 

            🔴

 

 さて、平成29年度初め、やまびこ幼稚園の名物

遊具・ジャンボ滑り台の大修理事業を行いました。

滑り心地を試して下さいね。又、昨年度末に新しい一

輪車や自転車を沢山、手配致しました。

子ども達のやりたい気持ちを大きくする環境の充実

も図りました。

 子ども達の心と体を満足させるような機会を沢山

作って参りたいと思っております。

 お子さんの事で、ご心配なことが感じられました

らどうぞ遠慮なく園の方にご相談ください。

 

〜どうぞ、今年度も宜しくお願い致します。〜

 

チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ チューリップ

 

お子さんを守るため、園庭への出入り口の施錠は大

人の手でお願いします。

 

子どもが勝手に手をつけてはいけない場所ですので、

ご配慮をどうぞ宜しくお願い致します。

お子さんが園から外に出ていけない場所でもありま

すので、ご協力下さい。

 

 

〜保護者の皆様へのお知らせ〜

 

行事のとらえ方に関して〜

 

行事は、子どもの日常的な生活に潤いを与え、新し

い興味や関心を深め、より充実した体験を積み重ね

ることができます。

それを、豊かにするために、〔学年や内容・時期〕

を子ども達の成長に合わせて計画を立てたいと考え

ております。

年間計画の中に遠足や、園外活動、畑の活動など明

確化していないものがありますが、日々の子ども達

の成長をみながら計画化して参りたいと考えており

ます。

また、園でちょっとしたものを調理して食べたり、

クラスで近所へお散歩に出かけたりなど、毎日の生

活の中で子ども達と新しい活動の計画が出てきた場

合などは、保護者の方へのご連絡が直前になったり、

子どもさんを通してのお知らせになったりすること

がありますのでご了承下さい。

尚、園児を通してのお知らせに関しましては、充分

に伝わらないことも予想されます。

その場合は、保護者の方への連絡が不十分でも、子ど

もさんが困らないよう配慮を行いますのでご安心下さ

い。

 

保護者の方へ子どもを通しての伝言をする〜

 

先の園行事のところでも述べましたが、子どもを通し

て園からのお知らせ、クラスのお知らせなど、お便り

を通さずに伝言する機会をつくりたいと思います。

「畑の土を柔らかくするためにスコップを持ってく

る。」とか、「おやつを入れるビニール袋を持って

くる」など、お子さんを通して、おうちの方へ伝え

る活動を時々致します。

 

<人の話を理解して聞く>

<理解したことを相手に分かるように話す> 

<忘れずに伝える>

 

など、言葉の発達の上で、大切なことを教育と

て取り入れております。

日常生活の中で、その発達を助ける経験をつく

っていきたいと考えております。

時には、うまく伝言できないことがあるかと思

ます。

また、経験や個人差、年齢などによる発達の違

もありますので、個々の子どもさんに配慮し

つつ徐々に取り上げて参ります。

 

お子さんを通して保護者の方へ伝言を行なう場

は、むしろ、失敗することの方が多いかもし

れませんね。

でも、この失敗感はとても大切なことと

とらえ、失敗した原因を考えたり、失敗か

ら学ぶ体験成功感が味わえるまでに何度も

経験したりする。』などといった配慮をしな

がら、年長の3学期にしっかり行動が取れ

るようにして参りたいと思っおります。

 

以上、重点的なところをお知らせ致しました。

どうぞ、ご理解いただけますよう宜しくお願い

し上げます。

| 園長先生のコラム | 14:05 | - | - |
平成29年度・未就園児の園庭開放について

今年度も下記の通り実施することになりました。
年間計画をお知らせしますので、ご近所の方へもお知らせいただければ幸いです。

平成29年度園庭開放日

平成29年

・4月22日(土) ・5月27日(土)
・6月24日(土)  ・7月29日(土)
・8月26日(土)  ・9月30日(土)
・10月14日(土) ・11月25日(土)
・12月16日(土)

 


平成30年
・1月27日(土) ・2月24日(土)
・3月10日(土)

《 開 放 内 容 》

★ 開放時間 : 9:30〜12:30

★ 開放場所 : 園庭のみ (雨の日はお休みとなります)

★ お知らせ事項

参加者は職員室前で受付をして下さい。
援助者はつきませんので、保護者の方が必ず付き添い、
    お子さんから目を離さない様お願いします。
残念ですが、雨天時はお休みです。

| やまびこ幼稚園より | 14:52 | - | - |
平成29年度・子育て相談日、健康相談日
 今年度も下記の通り実施することになりました。
 年間計画をお知らせしますのでご利用ください。
子ども一人ひとりは、どの子もすばらしい力を秘めています。ただ、その力を発揮できないだけなのです。

 この子育て支援を通して一人ひとりの子どもさんが持っている力を発揮できるようお手伝いさせていただければと思っています。

 下記日程でご都合がつかない場合は、日程の調整を行いますので、ご相談下さい。

子育て相談日
〜 明るく、元気な子どもに育てるための
 お母さんの子育て相談会です 〜

平成29年4月24日(月)  
平成29年5月23日(火)   
平成29年6月26日(月)
平成29年7月13日(木)
平成29年8月30日(水)
平成29年9月25日(月)
平成29年10月23日(月)
平成29年11月20日 (月)
平成29年12月13日(水)
平成30年1月29日(月)
平成30年2月19日(月)
平成30年3月12日(月)

★  友達になじめない
★  お母さんから離れられない
★ 下の子をいじめる
★ 親にいちいち確認をしないと一人で出来ない
★ いつもおどおどしている
★ 親の顔色を見て行動する

子どものことで、気がもめることはありませんか?
       ☆
なぜ、こんなことに…
早くお友達になじんで
自分の力で行動して欲しいのに…
       ☆
では、どうしたらよいのでしょうか?

ご希望の方は、担任を通して
又は、直接園にご連絡下さい。


健康相談日
〜子どもさんの健康のことで
 心配なことはありませんか?〜    

平成29年4月26日(水)
平成29年5月24日(水)
平成29年6月27日(火)
平成29年7月14日(金)
平成29年8月31日(木)
平成29年9月26日(火)
平成29年10月24日(火)
平成29年11月21日(火)
平成29年12月15日(金)
平成30年1月30日(火)
平成30年2月21日 (水)
平成30年3月13日(火)

“急な発熱の時はどうすればいいの?”
“お腹の調子が悪いみたい…”
“肌の乾燥がひどい…”

など、子どもさんやご家族の方、お知り合いの方の健康の事で気になることがございましたら、どんなことでもお気軽にお声がけ下さい。
| やまびこ幼稚園より | 14:48 | - | - |
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