ホームページ募集要項お問合せ電話番号やまびこ幼稚園
やまびこのモットー遊びながら学ぶ園庭紹介やまびこのイベントやまびこの歴史・活動やまびこのQ&A子育てのヒント交通アクセスとバスルート

園長室便り1月号

〜あけまして おめでとうございます

本年も どうぞよろしくお願い致します〜

 

 新しい年が始まりました。

子ども達は更なる力を発揮してくれることで

しょう。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

<仲間意識が強まります>

 

 

 年少児も仲間を集めて自分の出来る精一杯

の事を発表という形でまとめようという姿も

出て参ります。

これまで、上の学年が年少クラスに出張して

「縄跳び発表会」や「ダンスやこま回し発表会」

等を披露してくれていました。

それを吸収した年少児達も仲間を組んで発表

会を開こうとします。

又、プロの方や卒園生のコンサート等の文化

の提供からもエネルギーを吸収して、楽器を

工夫して作ったり、お楽しみ会で上の学年の

劇を見せてもらって自分流の劇ごっこを始め

たりと、仲間とやれる事を楽しもうとします。

 仲間と一緒にやると嬉しいという思いを満

足させながらその中で起こるアクシデントと

向き合ったり、自分の考えと友達の考えの違

いなどを実感しながら、人間関係を学んでい

きます。

 そして、年長児にとっては更に仲間の心の

深い思いまで察することが出来るようになっ

ていきます。

平成29年1月の事です。

ちょうど1年前になります。年長児が年少児に

 自分達で計画した発表会・「ミニお別れ会」

のポスターを持って来てくれました。

でも、ちょうどその時、年少児にアクシデント

が起きていました。

その、クラスの雰囲気に異様な緊張を感じ、

年長児は一歩踏みとどまりその状況を見守って

くれていました。

そこには一人の男の子が悔しさを全身で表し、

立ち尽くしている姿がありました。

その子は文字書きを頑張ったものの、まだ途

中のままの状態で職員室へ持参した結果、

未完成のため、受け入れてもらえず、一生懸

命に書いた紙をビリビリと破き、それを握り

しめ、自分でもどうしたら良いのか分からず

固まっています。

 

その姿を少しお知らせしたいと思います。

 

年長児:「(そーっとその子の表情を見ながら)

     どうしたの?」と心配そうに尋ねて

     くれました。

 

年長児:「大丈夫?泣いていたんだ。」

 

保育者:「実はね、文字書きを頑張ったんだけど、

     紙の種類が変わっていて裏にも書かな

     きゃならないんだ。でも、書ききらな

     いで職員室まで行ったんだけど・・・。」

 

年長児:「それだと全部出来た事にはならないよね。」

     と大切な事には妥協しない年長児。
 

保育者:「うん。でもいつもみたいに表は全部書い

     たから、悔しい気持ちがあると思うんだ。」 

 

年長児:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

     と手にある破れた紙から心情を察してく

     れています。

 

年長児:「うん!私も前に、雑巾をぐちゃぐちゃに

     しちゃったことあるけど、もう一回やり

     直したら園長先生が宝物にしてくれたん

     だよ。だからもう一度頑張ればきっと宝

     物になるよ!」

 

年長児:「破れちゃったら僕ならテープで止めるよ!」

     等と、各々年長児達はこれまで自分達が

     実感した時の思いを振り返り、どうアド

     バイスしたら心が和むかを考えながら親

     身に関わってくれています。

 

年少児は、その場でずっと先輩達の話を聞いていま

     した。そして、ちらっと自分の手に持っ

     ていたバラバラになった文字書きの紙を

     見ています。その姿に気付いた担任は、
 

保育者:「このままやめて違う遊びにする?それと

     も、最後まで諦めない子どもになる?」

     と、気持ちの確認をしてみました。
 

年少児:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」と、大きな声でまっす

     ぐな目で伝えてくれました。

     子ども自身が答えを出した瞬間でした。


保育者:「すごい!最後まで諦めないで頑張るんだ

     ね。頑張るなら私も最後まで頑張るの応

     援したいな。」・・・・
 

このような経緯の中で年少児は前向きの姿勢となっ

て行きました。

年長児の状況を察した的確な援助がその子の心を

ほぐしてくれました。

そして、文字書きを3枚やり切るという、2歩も

3歩もステップアップまでしていたのでした。

 この中で感じましたのは、年少児の先輩に対す

る信頼感の深さと年長児3人が自然体で各々の役

目を果たしてくれた姿でした。

先輩達は常に年少児を支えてくれています。

時には厳しく、そして常に温かく見守ってくれて

いました。

ですから、じっーっと年長児の言葉に耳を傾け、

その思いをしっかりと受け取ってくれたものと

思います。

年長児3人も目の前に突然起きている状況に対

しても、1つの目的のもとに3人各々の立場で

考え、支える事が出来たのでしょう。

皆が慰めるだけでもなく、大事な事は曲げられ

ない事をしっかり伝え、共感し、対策を促すと

いう役割を果たしてくれる子ども達に大人の配

慮を上回るものを感じました。

 

横の年齢の仲間関係と縦の年齢の仲間関係もし

っかりと構築されてきた事を感じました。

そして、この、子ども達の仲間意識は、互いに

意見が合わなかったり、相手の気持ちが理解出

来なかったりと、沢山のアクシデントやトラブ

ルを経る事で深まっていたものと思います。

2学期にいっぱい体験し、その積み重ねが生か

されてきたものと思います。

これからもケンカなども含め、仲間との関わる

体験を沢山経験しながら互いに心地よい仲間関

係を深めて行ってくれることでしょう。

 

 

<難しいこと・新しい事へ挑む好奇心が高まります>

 

 暖かい季節の遊びである自転車や一輪車乗り

等にも、寒さを乗り越えて楽しみ始めます。

雪が降れば除雪し、危険な場所の安全化を図り、

やりたい思いを満足させるためのあらゆる努力

を惜しまずやり通します。

「幼稚園には冬タイヤがないので凍ったところ

や雪の上は使えないけど安全な場所が作れるな

ら自転車や一輪車は遊べるよ。」と、条件を出

しますと、子ども達のやりたい気持ちはとても

強いのですぐ対策を考え、実行に移します。

幼児期の子どもの凄い所は、目的に近づくため

に一途にやり抜こうとする事です。

雪の多い年は毎朝銀世界です。その状況にも、

「あー!!またか!!とがっかりするのでは

なく、「今日も雪かきを頑張って一輪車が出来

る様にするぞ!!」と前向きな姿になるのが幼

児期の子どもです。

その思いを満足させるため、安全な場所を造る

除雪をするのですが、丸一日それに費やせるの

です。そしてやっと安全地帯を確保。

 

でもその時は遊べる時間はもうすでにありませ

ん。でも「明日やれるね!!」と。

そして、次の日の朝もまた一面の雪。また除雪。

と、何日もそれを繰り返します。

練習する時間よりはるかに除雪の時間が多いの

です。

 子ども達はこの除雪を「作業」としては捉え

ておらず、除雪は楽しいという思いを強くし、

遊び化しているのです。

この除雪は仲間と工夫して楽しめるものにもな

っていきますね。

そしてこの「除雪遊び」は子ども達の更なる育

ちになっていきます。

子ども達は、目的を達成する為、自分の力でや

れることを頑張ります。

最後まで諦めずにやり進めるという逞しい気持

ちを持ち続ける姿に育っていきますね。

この様に3学期には心身共に強さが増す時期に

なっていきます。

そして、幸いなことに。もうこの時期には、運

動能力も身に付いてきていますので、練習する

時間が短くとも成功に結び付き易くなっていま

す。これは、自分で考えた事を実行に移し、

頑張って努力すれば成功する!!という事を

短い時間ながら実感出来る機会にもなっていき

ます。

それに仲間意識も強くなってきますので、難し

く、苦労の多い事に関しても仲間達と共にやる

事で楽しさの方が上回り継続しやすい環境にな

っていきます。

 

 

 

この様な育ちが沢山見られる3学期です。

自分のやりたい思いを満足する機会を大切に過

ごせる様支えて参りたいと思います。

保護者の皆様方と共に、お子さんの育ちに力を

注いでいけたらと思っております。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

| 園長先生のコラム | 13:28 | - | - |
園長室便り 冬休み号

お楽しみ会へのご支援を

深く感謝申し上げます

 

大きな集団活動の中で子ども達は、沢山の

体験をしました。

その中で、やはり、アクシデントや失敗の

体験が子ども達を育てましたね。

悲しい思い・辛い思い・自分でもどうした

ら良いか分からなくなってしまった思い等

々、出来れば避けたいところですが、子ど

も達は逃げずに前に進んでいきました。

本当に逞しいです。

 

 そこには仲間の力がありました。

自然体で仲間を支え合っているのです。

悩みや葛藤の内容は個々に皆違います。

でも、子ども達の素晴らしい所は、その仲

間への支え方が皆違っていて個々の子に合

わせてくれていました。

本当によく個々の子の状況に合わせたやり

方を考え、支えてくれていました。

そしてそこにも次のような育ちがありまし

た。それは子ども達の観る目がしっかりし

てきていたのです。

元々、幼児期の子どもは、目に入った物

素直に心に焼き付け、記憶として残すよう

です。

そして今の時期は考えて行動をする

いう成長も下地にありました。

ですから、観たことがより鮮明に心に残っ

ており、さらにそれをしっかりとした言葉

で表現できるようになっていました。

ですから、困っている仲間の支援をする時、

その子のありのままの姿をしっかりと捉え

ることも出来ていました。 

<努力をするが、それが実らずしょんぼり

している姿>・<仲間達が辛そうにしてい

るけれど何とか頑張ろうとしている姿>・

<成果をあげる為に次々と色々な対策を立

てて頑張っている姿>など、一緒に生活し

ている仲間の真の姿をちゃんと把握してい

ました。

その上で子ども達はしっかりとした言葉で

その子に感じた思いをちゃんと伝えていま

した。そのため、困っている仲間達の心に

もしっかりと発信者の思いが届いていたの

でしょう。

 

 さらに子ども達は個々の子がひたすら前

向きな姿で行動している時はおせっかいに

なるような介入は余りしません。

「頑張っているね。」「私も頑張るんだ〜」

等と、互いにエールを送り合う姿は多々見

られております。

そして子ども達は先にあげた様なアクシデ

ントやトラブル等、とても悲しい思いにな

る姿もしっかりと視野に入れていました。

でも、その時どの子もすぐには手を出さず、

しばらくは様子を見守ってくれます。

そして、頃合いを見て援助の手を出してく

れるのです。

本当に細かい配慮が出来る子ども達です。

そして、 今回の様な大きな行事の中でも。

1人の子のアクシデントでもクラス全員が

共有の問題と捉え、全員で支え始めていく

のです。

仲間達が互いの行動をしっかりと観ている

のでそれが出来るのです。

そして、その仲間を支え合う時の言葉のか

け方も、しっかりとよく考えていますので、

真に迫っており、支えてもらう子も、仲間

の支えはすんなりと耳に入っていくようで

す。「いつも頑張っていたのを見ていたよ。

でも諦めなかったもんね。」等と、具体的

な努力の姿をありのまま認めていました。

それを次々と仲間達が各々の言葉で伝えて

くれるのですから、抱いていた不安な思い

も段々と落ち着き余裕も生まれ、それが自

信となり、新たな挑戦をする姿となってい

きました。そして自分の力でやりきった感

を味わい、達成感へと繋がっていきました。

その仲間達の支えが次の様な言葉となって

自分を振り返っていたのでした。

「難しかった(役の表現が)。でも、私が

頑張った事を先生も皆もいっぱい言ってく

れたから、頑張れるような気がする。」と。

仲間達の素直でありのままの支援が個々の

子の逞しい心の成長へと結びついていった

のでしょう。

ですから、今回の「お楽しみ会」は心を強

くするチャンスでもありました。

         ・ 

そして、観る事で「お楽しみ会」に参加し

た年少児の姿にも大きな変化が見られまし

た。その姿を少し紹介しますね。

 年少児達は自分のやりたい遊び・一輪車

や自転車・フラフープ等を楽しんでいます。

仲間達のやる姿を見ては、「自分もやれば

出来るかもしれない」と期待を持って臨み、

頑張り始めています。「私も頑張ったから

大丈夫」と互いに励まし合っています。

そして、上の学年の子ども達がいつも温か

く声を掛けてくれるのです。

あさひくんにもフラフープを失敗してはや

り直し、諦めずにやり続けていました。

それを遠くから見ていた姉が「あさひも頑

張りたいんだよね。」と努力を遠くから認

めてくれていました。

 このような上の学年の温かい思いはいつ

も年少児に届いております。

その憧れの先輩たちが、11月下旬に「お

楽しみ会」の総練習の時に舞台を見せてく

れました。

 約2時間、あこがれの上の学年の演技に

見入っていた子ども達でした。

集中して、真剣に。運動会の時に上の学年の

子ども達が諦めないで頑張っていた姿に直に

触れていた事とも重なり、上の学年の子ども

達の舞台での表現にすっかり魅了されていま

した。

その感動はお家のお母様にもしっかり届けて

いたようでした。

 その模様をお便りでお知らせ頂きましたの

でご紹介しますね。

 

 

 実は総練習を観に行く前に子ども達はこん

な事を呟いていました。

「一生懸命見る事が応援する事だよ!」と見

る事の意味も考えて参加したようです。

年中さんの劇の感想では「魚が色々な色で綺

麗だった。こんな魚がいたらいいな。」と呟

きながら。そして、クラスに戻ってからも。

色々なクレヨンを使って魚を描いていました。

さらに、子ども達は次の様な高度な思いも味

わっていたのでした。

それは、今の自分たちの力では上の学年の様

な力は出せない事を感じていたようでした。

「あんなに長く(セリフ)話せない。覚える

だけでも大変。もっともっと力をつけないと

白帽子さんにはまだなれないね。」等と。

 そしてこんな事も。お楽しみ会の総練習で

年中・長の発表を見せてもらった年少の子ど

も達。事前に劇の元となる本を読んでいたこ

ともあるのですが、年長さんの発するエネル

ギー溢れる表現に、とても引き込まれている

様子でした。

 その刺激は、クラスに戻ってからの遊びの

姿にもダイレクトに影響しておりました。

ふろしきをマントにして「北風になる!」、

茶色のブランケットを体に巻いて「イチョウ

の木になる!」と、“きんのことり”が始ま

ったのです。

「ぺんぎん組のきんのことりが始まります」

マイクで話す子がいたり。

「ぼくの葉っぱを散らしてくれないか」

「本当にいいの?」など年長さんのセリフや

口調そのままにやり取りをしていたりと、年

長さんの姿から、自分達も表現してみたいと

いう気持ちになったのだろうなと感じました。

又、年中さんの劇では「きらきらうろこを分

けてくれてよかったなあと思った」とか、

「タコが恐かった。本物みたいでなんか・・

ごかった。でも本当は優しいたこだなあって

(にじうおにちゃんと教えてくれたから)思っ

た」や「一生懸命泳いでいるのがすてきだった」

と、ドキドキしながらも真剣に劇と向き合う年

中児の気持ちをしっかりと受け取っていた年少

児達でした。

この様に年少児たちは観るだけの参加でしたが、

本当によく味わっていた事を感じております。

年少の子の観る能力も本物であることを。

 

        ☆☆☆

 

 さて、長い2学期もあっという間でしたね。

幼稚園を信頼して頂き、たくさんのご支援を頂

きました。本当にありがとうございました。

 

先の「お楽しみ会」活動の中でも触れましたが、

この2学期は行事だけではなく日常の生活の中

でも、「考えて行動を取る」という体験を沢山

積んできました。

その中では、自分も仲間も困ってしまう事もい

っぱいやってきました。

悪口を言ったり、いじわるもしたり、うそもつ

いたりと。

そのような時は、仲間達も傷つけますが自分も

傷つきます。そして、この「傷つく」という体

験は成長への一歩になります。

それはとても嫌な体験となりますが、どの子も

心で感じる事が出来るからです。

幼児期の子どもは抽象的な理屈で物事を考える

事はとても苦手です。

ですから、この様な体験はとても嫌な体験とな

りますが、このような気づきの機会に繋がり易

いのです。

自分がやったことで相手が傷つき、それを見て

いた他の子ども達もどうしたらよいのかの問題

の解決を図ろうと考え始めます。

ですから、沢山の子どもが育つチャンスになっ

ていきます。

 

 沢山の感動を覚える体験もいっぱいしてきま

した。そして、先にお知らせしました様に皆が

困ってしまう様な体験も沢山積み重ねてきた2

学期でした。

その中で子ども達は「考えて行動を取る」とい

う姿に繋がってきたものと思います。

子ども達の言葉に耳を傾けますと、本当によく

考えて話をしていると思います。

 

 保護者の皆様方、沢山のご支援をありがとう

ざいました。

これまでの子ども達の成長は保護者の皆様方が

支えて下さったお陰です。

心より御礼申し上げます。

これから、冬休みに入りますが、暮れと正月と

忙しい日々が続きますね。

子ども達には、役割を決めて責任を持たせます

と、しっかりとやってくれますよ。大人がやっ

た方が早いかもしれませんが、きっと大人の助

けになる事もあるかと思います。

 少々長い休みに入りますが、ご家族の皆様元

気で正月をお迎えになられますようお祈りして

います。

| - | 17:34 | - | - |
園長室便り12月号

里帰りコンサート

 

卒園生の子ども達による「里帰りコンサート」

が開かれました。

沢山の子ども達が在園中から、又は卒園して

からと個々に楽器の練習をし、楽しみながら

その腕を磨いています。

 そして、時々里帰りをしてコンサートを開

いてくれます。

今年も2回、その機会を頂きましたのでお知

らせしたいと思います。

 

1011 

 ピアノとヴァイオリン・フルートのコンサート

 

  小学1年生の村上舞ちゃん

  小学5年生の中村和ちゃん

  小学6年生の村上華ちゃん、土浦たくみ君、

  中学3年生の村上遼君

 

 曲名

  大きな古時計・バッハのドッペルコンチェルト

  風になりたい等

  他7曲を披露してくれました。

 

1113 

 ドラムのコンサート(ジャズドラム)

 

(残念ながら年長児は時間が取れず

 参加出来ませんでした)

 

 小学校2年生の相田真慧くんです。

 

 曲名

  ルパン3世・マトリックス・デザイヤー等、

  約1時間演奏をしてくれました。

 

 この演奏会を開いてくれた卒業生ですが、

在園中に園内で行われましたプロの方の各種

コンサートや、今回の様な里帰りコンサート

に触れ、同じようにやってみたいと音楽を習

い始めたお子さんもいました。

子ども達は演奏者の奏でる思いに素直な心で

音楽を受け取っているのですね。

 その子ども達の素直な思いをより豊かに育

むためにも里帰りの子ども達も含め、プロの

方の文化的な芸術の提供はとても大切と感じ

ております。

 

 

卒園生による

ピアノとヴァイオリン・フルートのコンサートの様子

 

 

 

 

 

 

卒園生による

ジャスドラムコンサートの様子

第一部 年少鑑賞会

 

 

第二部 年中鑑賞会

 

卒園生の皆さん、素敵な演奏会を開いて頂き

ありがとうございました♪

 

 

 

お楽しみ会

 

園行事・運動会に引き続き、12月開催の

お楽しみ会」の行事でも、子ども達は大きな集

団の中での活動に取り組んでいます。

 園全体・学年全体と幼児期の子ども達にとっ

て集団が大きくなればなる程とても難しい活動

になります。

相手の立場に立って考えたり、全体的な大きな

活動の流れ等を把握したり、と、自分の思いを

しっかり持った上で他の人の立場を考えた行動

を取る事が要求されるからです。

 でも、この難しい活動を経る事で子ども達の

考え方・行動のとり方に積極性が見られてきます。

もちろん、とても難しい課題ですので保育者た

ちの支えがとても大切になってきます。

個々の子どもの成長にどう関わって行ったらい

いのか、日々考えながら行っている所です。

 

 この、大きな集団で活動を行うには、個々の

子どもの育ちが基盤にありませんととても難し

いものがあります。

それは個々の子どもが<考える事を楽しむ>

とか <自らやりたい事は最後までやり切ろ

うという気持ちを持つ>とか 

<自分の事だけではなく他の仲間の事も考え

て行動を取る> 等の意識を持って行動が出

来る様になるという事です。

どの子どももこれらの意識が持てるようにな

りますと、今回の様な大きな集団の中でもそ

の力を発揮することが出来るようになります。

2学期も後半となり子ども達は、これまでの

自分の遊びの中や友だちとの遊びの中で上に

あげた様な育ちを見せてくれるようになりま

した。

まだまだ成長過程の子ども達ですがその下地

は出来ていると感じています。

ですから、今回のお楽しみ会の取り組み中も

子ども達から沢山の感動の姿を味わせてもら

っています。

 

 年長児の姿を少しだけですがご紹介します。

すでにクラス便りや学年だよりでこの行事に

関しての取り組みの様子をお知らせしてあり

ますが、その中から1つ。

 子ども達は昨年までの先輩達の姿がしっか

りと心に残っている様で「お楽しみ会」では

自分達も頑張りたいと劇活動を希望しました。

そして、何をテーマにやりたいのかも沢山の

話し合いで決めていきました。

してテーマや題材が決まったところで配役

の問題が出てきたのです。

何しろ、3クラスで1つの劇に取り組むのです

から、誰がどの役を担うのかを決めるという

事はとても難しいものがありそこからまた新

しい学習が始まります。

ですから1つの役に希望児が偏ってしまうと

いう状況が沢山出て来ます。

子ども達は問題解決の為にはどの様にしたら

良いのかを考え始めます。皆真剣に。

そして、オーディションをしてその中から適

役の子ども達を選んでいくという方法を選び

ました。

ですから、そのやり方に皆集中し始めます。

その様な中で子ども達は表現を大切にす

るという事を強く意識するようになっていき

ます。

 

 年長児は「きんのことり」を劇の題材に選

びました。

その中の北風と黒猫の役も希望者が多くそこ

にメンバーが集中してしまいました。

「どうやって決めるの?」と、とても悩みま

した。

そして、「じゃんけんは嫌だから、後悔しな

いやり方にしようね。だから決めるのも自分

の手でやろう」と子ども達。

そして、オーディションで選ぶ方法に決まっ

たのです。

まさかず君も前から黒猫役に憧れ、やりたい

役と決めていました。

そして、オーディションで決めることになっ

てから、何やらノートに記録を取り始めてい

ました。オーディションでやる表現の内容は

「震える黒猫」と「葉っぱから顔を出す黒猫」

です。

この2つの表現をみんなの前で行うというもの

です。

この課題の元にまさかず君は自分なりの考え

で準備を始めていました。

ノートには「嬉しい猫20」「かなしい猫20」

「葉っぱからとび出す猫20」と3つの場面

毎に練習する回数の記録が書いてありました。

まさかず君の取った行動は選ばれるための対策

を考え、そのために努力するという行為でした。

そして、途中で辞める事無く集中して自分に課

した表現に真剣に取り組んでいたのです。

その姿は周りの仲間達にもしっかりと届いてい

ました。

「まーちゃんすごいね。さっきからずっと頑

張っているね。」

「オーディションで頑張れるように練習して

るんだよね。凄い!」

と次々にエールを送ってくれています。

 

 まさかず君の真剣な姿は仲間達の共感を呼

び、互いに認め合い子ども同士で育ち合って

いたのでした。

でも残念ながらまさかず君の希望は叶いませ

んでした。 

そして、他の子ども達も同様、自分の願いが

叶う事がなく複雑な思いを味わっていました。

まさかず君の様に他の子ども達も自分の方法

で対策を考えオーディションに臨んでいたの

ですが。

でもやはり、皆の前で表現することには、不

安があったり、緊張感を覚えたりと、力が出

せずに終わってしまう事も沢山起きています。

 

 でも、ここからが子どもの素晴らしい所です。

選ばれなかった仲間達に対して、

「堂々とやれていたよ」「よく頑張ったね」と

その場で真剣に表現していた仲間をちゃんと自

分の言葉で認めています。

ですから、願いが叶わなかった子ども達も

「一生懸命頑張ったけどダメだった、でも皆が

頑張れって応援してくれたのは嬉しかった。」

「悔しいし、残念に思う・・」

「自分の考えた事を皆に見せられてよかった。」

「最後まで諦めないでやれてよかった。」

「頑張ったね。凄いね。って言葉をかけてもら

えて嬉しかったし、頑張ったからそう言っても

らえたんだと思う。」と自分の思いを素直に言

葉にして振り返えり、今の自分の事をしっかり

と受け止めていた子ども達です。

ですから、気持ちを切り替えて次の配役へと前

向きになっていたのです。

そして、更に素敵な姿を見せてくれました。

「○○ちゃん、とっても上手だったよ。北風の

子おめでとう!」と、選ばれた仲間にエールを

送ったり、「これから頑張ってね。応援してい

るからね。」と、激励まで。

本当に素直で心優しい子ども達です。

 

 子ども達は、<仲間たちが頑張った姿を認

めてもらったこと><自分もいい加減にで

はなく、自分なりに努力した上での結果であ

る事>を実感し、自分の気持ちと折り合いを

つけて先に進んでいく!!という逞しい姿を

見せてくれたのでしょう。

大人でも難しい「葛藤を乗り越えて先に進む」

という事を子ども達は体験で学んでいるので

した。

 

 お楽しみ会は、舞台上で表現する事はもち

ろんです。が、それだけが目的ではありませ

ん。オーディションの1つの場面の中でも見

られました様に、<問題が目の前に起きた時

の対策の立て方を考えたり、それをクリアす

る為の努力をしたり>又、<仲間と支え合っ

て難しい事も乗り越えていったり> <最後

まで頑張る事>等の成長を常に念頭に置いて

子ども達と関わっております。

それを大きな集団の中で実行に移します。

ですから、とても難しい活動となります。

その難しい活動に子ども達は全力で取り組んで

いる所です。

このように、子ども達が前向きの姿勢で活動に

取り組めるのも保護者の皆様がお家でお子さん

方を支えて下さっているお陰です。

そして、衣裳の製作まで、お子さんの思いをか

なえて下さって、本当に有り難いです。

感謝申し上げます。

 

 さて、年少児です。上の学年の子ども達の表

現活動を鑑賞するという形でこの行事と関わっ

ています。

運動会同様、上の学年の子ども達の真剣な取り

組み方に触れる事で、『頑張る事の意味』

『表現する事の楽しさ』を学んでいます。

そして、こんな事も。

上の学年の手を抜いた表現には厳しい目も注い

でくれています。「ふざけていて分からなかった」

「何をやっているのか分からなかった」等とし

かり見てくれています。これは次年度に繋がっ

いく姿かと思います。

 直接的な活動の参加の仕方ではありませんが、

よく観る目を持っている年少児は上の学年の発

する思いをしっかりと受け止めてくれています。

 

 

お楽しみ会 総練習の様子

年長合唱

年中・年少さんがお客さんとして見に来てくれました。

 

年長劇「きんのことり」

 

 

 

年中総練習 合唱

年長・年少さんがお客さんになってくれました

 

年中劇 「にじいろのさかな」

 

 

劇の練習を見終わった後に年少さんが感想を話してくれました。

 

 

| 園長先生のコラム | 12:24 | - | - |
園長室便り11月号

幼児期の特徴〜素直な思い〜

 

今年6月。

年中の子ども達がドクダミ草の白い可憐な花に

目を止めました。

子ども達は、花としばらく遊んでおりました。

そこで私は、ドクダミ草の加工の仕方について

モーションをかけてみました。

<これはね、美味しいお茶やお薬が作れるんだ>

と。もちろん、即、「やりたい!!作りたい!!」

と実に素直に思いを寄せてくれます。

やる気を起こした所で必要道具や、お茶になる

までには長い事継続しなければならない等子ど

も達と会話を続けながら伝えました。

その事にも、

「大丈夫!!やれる!!」と本当に素直な子ども

達です。

 いよいよスタート。ところがやはり、先の勢い

は徐々に薄れ、7月にはお祭りの活動で忙しい事

もあり、すっかり忘れ去られていました。

この間、私は子ども達と2点に焦点を絞って話し

合いの場を作り、継続の橋渡しをしてきました。

ドクダミ草は乾燥させた上で加工しますので、

<毎日のお世話をいかに続けるか>そしてこの時、

4人のメンバーがいましたので、

<いかにチームで活動するか>の少々高度な課題

です。

この課題は年長児にとってはベターです。でも、

今回の年中児にとってはまだ難しい事もあります

ので、その第一歩として<いかに、この活動の内

容を実感する事ができるのか!!>を考えて子ど

も達と関わりました。

子ども達の実感が伴うチャンス。

それは、失敗やアクシデントを起こした時です!!

 私は子ども達がお世話を忘れたり、面倒になり

避けてしまっていた時を狙っていました。

そのチャンスは沢山ありましたので、その折々を

意識化の機会にして行きました。

でも、その実感と理解はそう簡単には行かない年

齢でもありますので、1学期は忘れ去ってしまう

状況も良しとしました。

失敗体験を沢山する機会としました。

 そして、2学期。1学期にそれなりに頑張ってき

たドクダミ草は風雨にさらされ、行方知れず状態

です。

そして9月。

再スタートのチャンスがやってきました。

子ども達はすっかり忘れていたわけではなくドク

ミ草の事はちゃんと意識に残っておりました。

そこで私は、子どもたちが忘れてしまった現実を確

認した上で、子ども達に謝りました。

<小さい子どもはやりたいと思って手を付けるがす

ぐ忘れたり嫌になったりすることが多い存在である

事>を。

そしてその事を自覚してもらってから

<そのような時こそ、大人が力を貸さなくてはいけ

ないのに、それをしてこなかった私が悪かったので、

ごめんね。>と、その様な内容を子ども達に伝えま

した。

子ども達はちゃんと自分の事を振り返っていました

ので、うんうんと頷いて耳を傾けていました。

そして、これからどうするかを確認してみますと、

もちろん<諦めないでやり直す>と張り切り始めま

した。

この時も子ども達はとても素直に再スタートに意欲

も燃やし始めたのです。

 ところが、再スタートしたものの運動会の活動も

入ったり、自分の遊びが楽しい事もあり、失敗する

ことも度々の状態に。

でも1学期とは違いました。

この時、チームの人数が6人と増えていましたが、

<仲間意識が深まり、一緒に行動をとろうという意

識も深まっていました。>

当初私が意図していた目的に少しずつですが近づい

ていたのです。

でも、「運動会が終了したらお茶づくりしようね。」

と完成間近状態となっていたのですが、また雨ざら

しとなってしまい、また失敗に。

(本当は日陰干しとして、手を掛けずに作成できる

のですが、子どもの手が加わらないと活動の意味が

ありませんので、

<毎日陽に当て、降園時には取り込む>という作業

を毎日とっていたのです。

その取り込む作業を忘れたのです。

 これらの失敗で子ども達は挫けたのでしょうか。

<またやり直せばいい。失敗は成功の基。やり直し

は楽しい。>と明るいのです。

まだ年中児にとっては、失敗やアクシデントに対す

る思いは辛いというより、またやればいいという比

較的軽く受け止め何度でもやり直すという素直な思

いを寄せられるのです。

ですから、今回も近道の成功より遠回りの試行錯誤

をいっぱいする道を優先しました。

 もう何度も失敗していますので、やり直すやり方

も心得たもので、子ども達だけで再スタートをして

いました。

実に素直に何度もやり直しを楽しめる子ども達です。

今年中には完成させ、お茶会を開く予定です。

お茶づくりは、かほちゃん、さほちゃん、のいちゃん、

こうすけくん、えまちゃん、りこちゃんの6人です。

 

幼少期の子ども達はとても素直にアクシデントやトラ

ブルも受け入れて体験を楽しめます。

ですから、この素直な思いに満ち溢れているこの時期

は沢山の体験をしてもらいたいと思っております。

トラブルやアクシデントは決して悪いことではなく、

しっかり向き合って頑張れば必ず乗り越えられるとい

う実感を味わう

何でもやりたいと思った事はやってみようという意

識を持つ

目の前に問題が生じた時は素直に向き合い、色々と

対策を考えてことばにして表わし、考える機会をいっ

ぱい作る等々、沢山の体験がとてもやり易い年齢で

す。この姿は年齢が上がる毎に卒業していきますので

今が一番やり易い時期と言えるのかと思っております。

 

           ☆

 

 さて、又連絡帳をご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 運動会へのご支援ありがとうございました。

運動会もまた、沢山のアクシデントやトラブルが起こ

る度に子ども達は自分達の問題と素直に捉えてきまし

た。そして仲間達と乗り越えてきました。

先のお便りでもお知らせ致しましたが、子ども達はと

ても聡明でした。

運動会は競技が主となりますが、競う為にとても大切

なことに徐々に気づいていきました。

それは1等や2等も大切だが

<1人が抜けてもクラスの力にはならないよ>とか

<運動会当日だけ頑張るのではなく、毎日皆で頑張る

事が大切>とか、とても大切なことに気づいていきま

した。

1人1人がいかに大切な存在であることにとても素直

な思いで感じていたのです。

幼児期の子どもの素直さと心の豊かさにまた感動致し

ました。

 

 

 学校の代休日に先輩達が園に遊びに来ます。

そしてその時、園児達にとっても大切なメッセージを届

けてくれます。

次のメッセージは、中学3年生の村上りょうくんのもの

です。すみれ組の子ども達と一緒に過ごした後に

<3つの大事な事を伝えたい!!>と言葉を選びなが

ら、心を込めて伝えてくれたものです。

 

 〜村上りょうくんの言葉〜

 

 )椶鬚い辰僂て匹鵑撚爾気ぁ

ぼくは、幼稚園の時、本を読まなくて読む姿勢が出来て

いなくて国語の授業の音読で困りました。

幼稚園にいい本がたくさんあると思うので、本をいっぱ

い読んで下さい。

 

 

◆,竿咾鬚い辰僂たべて下さい

お母さんが作るご飯には栄養があります。

丈夫な体を作るためにいっぱい食べて下さい。

 

 

 いっぱい遊んで下さい。

小学校に行っても遊べるけど、勉強があるので、幼稚園

うちにいっぱい遊んで下さいね。

 

 

 

★ 嬉しいお知らせです ★

 

10月17日(火)に宮城県私立幼稚園PTAバレー大会が

行われました。

運動会での子ども達の姿から力をもらい、子ども達に負

けないように!と、メンバーの方々の素晴らしいチーム

ワークで見事!!「準優勝」を果たしました。

おめでとうございます!!

| 園長先生のコラム | 17:47 | - | - |
11月1日の入園受付について

11月1日(水)9時より入園受付を開始します。

12時まで受付を行っておりますが、定員に達しま

したら受付終了となります。

 

園門が開くのは朝7時30分です。

それより前には園に入れませんので、時間前に正門

前に並ぶことはできません。

 

また、ご近所の方や通行する方のご迷惑となります

ので、路上駐車は絶対になさらないようご協力お願

い致します。

 

 

何かご不明な点がございましたら、園の方までお問

い合わせ下さい。

 

筺。娃横押檻横苅機檻横横苅

やまびこ幼稚園

 

| やまびこ幼稚園より | 18:57 | - | - |
園長室便り10月号

〜良いことも悪いことも全て体験から〜

 

一輪車遊びを懸命にやっていた年長さん。

その日はとても暑い日で暑さ対策もしっかり

実行していました。

ところが、帽子もすぐにカラカラの乾燥状態に。

 

そこで再び帽子を濡らす為水道に出向きました。

さすが年長さんです。暑さから身を守る為、しっ

かりと対策を練っています。

そして、一輪車はどうしたでしょうか。

水道まで75m位の距離がありますので一輪車を

の隅の方へ置いて行きました。

そこへ年少児が首を傾げながら一輪車を抱えて

練習場へやってきました。

しばらく持参した一輪車と格闘。

実は乗り心地が良くない一輪車でした。

すると、先の年長児が置きっぱなしにしていった

一輪車が目に入ったのです。

それは昨日も使った物で、小さい体にもピッタリ

合っていたものです。

にっこり笑って一輪車を交換し、気合いを入れな

おして再び練習へ。

置きっぱなしのものは当然使われてしまいますね。

 そこへ先の年長児が戻ってきてびっくり。

自分が置いて行った物と違う物が置いてあるので

キョロキョロと辺りを見回しています。

するとすぐ目に入りました。

「私の物を勝手に使わないで!!」と少々声も荒

げて。

その様子に気付いたちひろちゃんは、自分から年

長児の方に近づき、「どうしたの?」と声を掛けて

います。

すると、年長児は声を荒げて

「これ私が使っていたのに、何で勝手に使ったの?」

とちひろちゃんに伝えていました。

ちひろ「え、でも これ ここに置いてあったから使っ

たの。だって自分で使った自転車とかは自分で片づ

けなきゃいけないでしょ。だからこれ、ただここに置

いてあったから使ったの!」

そのようにちひろちゃんが切り返すと、年長児はとて

も悔しく、悲しくなり泣きじゃくり、

「ちょっと置いておいただけだったのに…」と近くにい

た年長児にそのことを訴えていました。

「そうなんだ。黙って使ってごめんね。」と、ちひろちゃ

んは自分からそのことを謝りました。

そしてさらに「でも、そういう時は近くにいるお友達に

一輪車を預かっていてもらえばいいんだよ。私も自転

車とか途中の時、預かってもらうんだよ」と、自分の体

験を踏まえた話を年長児相手にしたのです。

その後、気持ちの落ち着いた年長児は年少児の傍に

寄り、「ちゃんと分かるように誰かに頼んでいけばよか

ったと思う。ごめんね。」と年少児にしっかりと謝ってい

ました。この年長児の行為も勇気のいる事ですね。

ちひろちゃんも「使っていいかちゃんと確かめてから使

うようにする」「貸して!と言えばよかった」等の事に気

づき、互いに握手し、クラスに戻りました。

そしてその出来事を担任はクラスの皆で話し合う機会

に致しました。

 

                                  ●

 

 年長児が一輪車を置きっぱなしにして次の行動に移

ったのは私の視野にも入っておりました。

トラブルが生まれるチャンスかなと感じ、推移を見守る

ことにし、そのことを年少の担任に伝えておきました。

案の定、とても素晴らしい体験になりましたね。

口や手を出さず見守ってよかったと思いました。

年少担任も子ども達の傍に寄り様子を見守っただけで

した。全て子ども達だけで解決したのです。

 この体験はこの2人だけではなく、周りにいた子ども

達全員の体験となりました。

解決の途中では勇気が必要だったり、相手に伝わる

言葉の表現が必要だったりと、短い時間の中でどうし

たらよいかを考え、そして、実行に移していかなけれ

ばなりません。その事に気づくチャンスが今回のトラ

ブルの中には沢山ありました。

そして、年少担任はその場に居合わせなかった他の

子ども達にも仮の体験ではありますがそれを提供す

ることにしました。当事者のちひろちゃんが実感した

ことですので、その体験をみんなに伝える事は、他の

子ども達にとっても沢山の気づきのチャンスとなりま

した。下の学年の子ども達はこの様な仮想体験の中

でも沢山の気づきに繋がっていきます。

 

                              ☆  ☆

 

9月中旬にもこんな事がありました。

2学期に入り、子ども達の心と体が逞しくなってきまし

た。先の年少児の様に一輪車に挑戦する子や自転

車乗りを張り切る子も沢山。

手足の協応力や手の握力等、徐々に力がついてき

ていますので、その力を生かす遊びに目が向いて行

っています。

 年少児のけいすけくんが自転車を片付けようと倉庫

に向かう途中にアクシデントが起きました。

遠くにいる私の姿が目に入ったのでしょう。

私を大きい声で呼んでいます。

駆けつけてみますと、自転車の補助輪ががテントの支

柱に引っかかり、いくら引っ張っても動かない状態でした。

「何か困ったことがあったの?」

「子どもが困ってる時大人に助けて貰う事はとても大事な

事だもんね。それで私を呼んだのね。けいすけくんはそれ

が出来る子どもで私は嬉しいな。」と声を掛けますと、

「これ動かないの!」とけいすけくん。

「そうだね、本当に動かないね。引っ張ってもだめだね。」

「なぜ動かないのだろうね?」と投げかけてみました。

するとしばらく考えたけいすけくんは

「ここに引っかかってる!」と原因を突き止めました。

「よく気づいたね。ちゃんと頭を使ってよく考えたんだね。」

と頭をなでながら「自転車が前に進まない原因を考えたの

は誰?」と尋ねると、「けいすけ!!(自分の事)」

「そうだね、けいすけくんは自分の力でちゃんと引っかかっ

た原因を考えたんだよね。大人の力ではなく、自分の力で

ね。」「じゃあ、今度は引っかかった車(補助輪)を外して自

転車を運ぶにはどうしたらいいかな〜?」と対策も探って

もらいました。

「あ!!そうか!!」と呟きながらけいすけくんは自転車を

バックさせたり左右に動かしてみたりしながら外し方に挑み、

やっと成功。

「やったね!!誰がこの自転車を動かせるようにしたの?」

と再び尋ねると、「けいすけ!!」 

「そうだね、けいすけくんが自分の力だけで頑張ったものね。

大人は手を出さなかったから、けいすけくんが自分の力で

やったんだよ。すごいよ!!」と伝えますと、にっこりして自

転車を先に進めます。

が、また少し先にはテントの支柱が。

けいすけくんの視界にはそれが入っているらしく避ける努力

をしていました。

ところが、完全には引っかかりはしませんでしたが、ぶつかっ

た状態で、年少児の力では動きませんでした。

でもけいすけくんは傍にいる私を頼ることはせず、自転車を

ずらしながら自力で解決して、倉庫に収める事が出来まし

た。ほんの小さな小さなアクシデントでした。

でも、その小さな体験の中にも子ども達の育ちを育む要素が

たくさんありました。

 

                                   ☆   ☆

 

9月上旬。年少児たちは、「おじいちゃん、おばあちゃん」へ

お手紙を作り、初めての園外活動を行いました。

クラスの仲間と近くのポストへ投函するためです。

そこには団体行動をとる!!という大きな課題があります。

お母さんと2人でポストへ投函する楽しさとは違い、仲間の

持ちが意識に入らないと出来ない行為です。

路上に出、狭い歩道から飛び出す事無く安全に行動でき

ませんと外へ連れ出す活動は許容できません。

上の学年にとっては何でもない事ですが、年少児にとって

高い課題です。

仲間への意識より自分の思いが強い年少の子ども達です。

少々不安もありました。でも、大丈夫でした。

実は1学期の後半より、仲間と共に過ごす事の喜びや、状

況によっては自分の思いを押さえて仲間の思いにも耳を

けて行動する喜びも味わえる様になっていました。

このように仲間の思いに共感出来るには、個々の子が自

の生活に満足感を味わうという個の生活の充実感が基

にないと仲間の思いに寄り添えません。

その意味で、個々の子どもの生活も安定してきたことを感

ています。

そのような中での集団の園外活動でした。

事故対策を十分に練ったお陰で皆、安全に帰園出来まし

た。

そして、園外活動は豊富な体験を味わう機会にもなりまし

た。

年少の子ども達にとってクラスの仲間と皆で外出するという

行為は、強い冒険心をくすぐられた様でやり切った思いに強

い満足感を得た様です。

園に戻った瞬間はもとより、次の日も活動を振り返りどの子

もその喜びを口にしていました。

「楽しかった」「疲れたけどまた行きたい」等と。

豊かな言葉で表現していたわけではありませんが、その言

葉の奥の心の思いが喜びで満ちあふれていました。

傍でその思いに触れるだけで、先生たちも心が温かくなる

思いを味わっていました。

大人が感じる以上にこの非日常的な体験は子ども達の心

に強く残った様です。

保護者の方からも沢山のお便りをいただきその子ども達

の思いに共感してくださいました。とてもありがたいです。

                                                               

                                     

 

次の絵はこの園外活動の時の思いを家で描いてきてくれ

た中の1枚です。

これは、私が子ども達の行動に車で伴走した時の様子を

描いてくれたものです。

担任が散歩の時に車を描いてくれた理由を尋ねました。

 

ゆうた「これは園長先生の車」

担任 「どうして、園長先生の車描いてみたの?」

ゆうた「だって、(描かないと忘れて)悲しくなるから」                     
担任「そうだったんだ。ゆうたくんは昨日ポストへ行く時、

園長先生が皆の事守ってくれていたのをしっかり見てい

たんだね。園長先生、車に乗りながら皆の安全守ってく

れていたね。忘れると悲しくなっちゃうから、ゆうたくんは

絵に描いたんだね。」

ゆうた「うん!!」                       

何て!!素敵なのでしょう!!ね。

ポストの場所は自由が丘団地のお店屋さんにあります。

そこまでは往復約50分。

行きは下りでしたが、帰宅はずっと登りです。

集団で歩きますので結構きついです。

皆、楽しさを味わいながら息も切らし、それでも歩き通し

ました。決して楽な道のりではありません。

どの子も精一杯の心と体で行動していました。決して大

げさではありません。自力でやり切ったのです。

そしてその様な限界の状態でも、車で伴走していた私へ

の気配りもちゃんとしていてくれたのですね。

本当に嬉しいです。

さらに、この絵を担任に渡す時のやり方にも感動が。

ゆうたくんは表彰式の時に賞状を渡す時のように両手

で、しかも深々と頭を下げ、本当に丁寧に担任に渡して

くれた様です。

そのやり方は大人から指導されたわけではありません

でした。

実は誕生会の時に私は子ども達に誕生カードを渡す時

意識して丁寧なやり方をしていました。

その時、特に年長児は受け取るときに両手で丁寧に頭

下げて受け取ってくれていました。

誕生カードはお家の方と担任が心を込めて作ってあると

ても貴重なもの。ですから、私もその思いを込めて手渡し

することを意識していました。

受け取り方についても、

「このようにするのよ。大切なものだから」などと指導はし

ておりません。

ただ、「素敵な受け取り方で嬉しいね」などと個々の子ど

もの行動に共感の言葉は投げかけておりました。

 誕生会は220人が一同に会する集団の場です。

決して年少児に合わせたやり方でもなく、ことば遣いで

ありません。むしろ大人に話すような言葉や内容を伝

える事もあります。年少児には難しいと思いつつも大人

の話し方をしています。

今回の絵の渡し方にも表われていますように、難しい中

も年少の子ども達もしっかりと大切なことは取り入れ、

そして、視野に入れ、自分の力として取り込んでいること

を感じています。

 よく見て!!よく聞いて!!と仲間や他者への意識が

まっている事を感じています。

この育ちが2学期早々の集団で行う園外活動もやりこな

力となったのかと思っております。

 話が方々に飛んでしまいましたが、この絵から子ども

の沢山の育ちを感じました。

 

<〜ゆうたくんの絵〜>

 

 

(この絵に対する担任のコメントも鉛筆書きで入っています。)

 

 

                                               ☆  ☆  ☆

 

ちょっとした不注意や考えずに行動した結果のトラブルや

アクシデント等、園生活の中では毎日このような姿が沢山

展開されています。

そして、その1つ1つの小さな体験がとても大切な事か

な!!と日々実感しております。  

その一瞬一瞬の言動を捉え子ども達に返していきますと、

自分が行った行為の意味とか、大切な事は何か?どういう

ところがまずかったか?等理解できる機会にも繋がってい

きますね。そして、その積み重ねは無理なく子どもの知恵

や知識に結びついて行っている事感じております。

小さな小さな体験の積み重ねをいっぱい見逃さず拾ってい

きたいなと考えています。

 

| - | 12:29 | - | - |
園長室便り8月・9月号

いよいよ、充実の時期が始まります。

 

不順な天候の夏でしたが、お身体の具合は

いかがでしたか。

いよいよ、2学期がスタート致しました。

子ども達の力が一段と増す時期です。

まだ、私共大人の目には映っていない沢山

の秘めた力が宿っている子ども達です。

その、秘めている力を1つ1つ引き出せる

様、力を注いで参りたいと思っております。

1学期同様、保護者の方と力を合わせてい

けましたらとっても有り難いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

        ☆

 

さて、夏休み中にも子ども達の力の凄さに

触れる機会がありました。

それは、卒園した子ども達でした。

5年前に卒園した今5年生の子ども達が企画

運営した同窓会の開催でした。

全国に散っていった70%の子ども達がやま

びこに集ったのです。

ほとんどの子ども達は地元の学校で学んで

おりますが、県外からも沢山。遠くは北海

道からも。

会の開催にあたり、園から出した条件は、

保護者の方の送迎付きでした。

その中で実施された同窓会でした。

 発起人は、かほちゃんとすずちゃんの

2人。そこにゆきねちゃんやだいきくん

の協力者も加わり、見事に自主運営を成

し遂げた1日でした。

会の開催の動機は、幼稚園の頃に行った

運動会のリレー競技のリベンジを果たし

たいというものでした。

幼稚園の頃、子ども達は、運動会をやり

たいのかそうでないのかを決めるところ

から行事の取り組み方について沢山の相

談を重ねていきました。

先輩たちの姿に憧れを持っていた子ども

達はもちろん、やりたい!!の強い思い

があったのです。

もちろん、リレーもやりたい!!と。

ところが、「リレー」の言葉は知ってい

るものの、内容と言えば「走る事」=

「リレー」でした。ひたすら走る。

でも、子ども達は個々にバラバラに行動

を起こしますので、リレーとは程遠い日

が続きました。

でも、子ども達の凄い所は、1カ所にとど

まる事はせずに、必ず次のステップに進む

のです。この、子ども達のやりたいという、

「走ることに満足する姿」を待ってあげま

すと、子ども達はより難しいものを求めて

きます。この時もやっと、ルールの必要性

にも必ず気が付いて来ました。

そこからは何度も競技の失格や失敗を重ね、

やっと「リレー」というものの理解に辿り

着いて行きました。

そして、そこには、新たな課題も。

リレーは全員参加型ですので、個々の能力

の違いに迷い始めるのです。

 その様な中でも子ども達の素晴らしい事

は、力の違いを責めたりせず、どうしたら

個々の能力を認めながら、クラスが上位を

目指せるか!!そこに大きなエネルギーを

注ぎ込めるのです。

個々の練習に力を貸したり、走者順を考え

たりと、何度も相談を重ねて問題を解決し

ていった子ども達でした。

 そして同窓会当日。3度のリレー競技を

実施した子ども達でした。

走る姿は真剣そのもの。ロンドンで行われ

た世界陸上での日本代表選手が全力を出し

切って銅メダルを獲得した姿と同じでした。

この子たちの幼稚園の頃の姿とも重なりま

した。子ども達に感動をいっぱいもらった

瞬間でした。それを目にしたお迎えの保護

者の方の目にも涙が。

同窓会では、幼児の頃に自分たちで創り上

げていった時の姿の再現がありました。

自主的で、何事にも真剣に取り組む姿勢な

ど、どの子も見せてくれました。

成長した分、遠慮や恥ずかしさを表現しな

がらも幼稚園の頃よりも、さらに力をつけ

ていましたね。

やはり、企画・運営出来る総合力を子ども

達は持ち合わせているのです。

 

          

 

さて、その時、もう1つ感動したことがあ

りました。

実は幼稚園の頃、「こま回し1000回」を目

指していたものの、700回くらいでストップ

していたももちゃんの再チャレンジした姿で

した。

ももちゃんは、今回の同窓会というチャンス

に再びやる気を燃やし、指に豆を出しながら、

残り300回を一気に続け、当日、1000回の記

録ノートを持参してくれたのです。

5年間温めていた目標を達成した瞬間でした。

よく、ノートも残していてくれましたね。

中途になっていたことも頭の片隅に残してい

たのでしょう。

一部記録をコピーしますので、見て下さいね。

このノートは幼稚園の宝物です。

「自分の手でやり通す事」の大切さ!!をま

た、子ども達から学ばせてもらいました。

 

 


                     ☆☆☆

 

 

さて、2学期は沢山の行事があります。

その中でも大きなものはやはり運動会でしょ

う。

先にご案内しましたこの先輩達が残した精神

は受け継がれていくことでしょう。

リレー競技もやると思います。

先輩達と同じく、大人から教え込まれ、指導

される運動会ではありません。

1つ1つの経験を自分達で積み重ね、試行錯

誤を経ながら『チームとして大切な事は何か』

を考えながら自分達の運動会を創り上げてい

く事でしょう。

幼い頭をフル回転させ、喧嘩やトラブルも沢山

経験して、自分達も応援して下さる方々も皆さ

んが納得する運動会を考えて行くことでしょう。

結果を急がずそれらを支えながら、「考える力」

や「問題を解決する力」・「努力や頑張るって

どういうことなのか?」・「本当の仲間とは?」

等の大切な事を実感して行く力を引き出して参り

たいと思っております。

保護者の方々が子ども達、そして園を支えて下さ

いますので千人力です。

どうぞ今学期も宜しくお願い申し上げます。

 

         ☆☆☆

 

 1学期にこお君のお母様から頂きました

「おやつ・グミの作り方」のレシピをご紹介させ

て頂きます。

 休み前、子ども達は、梅や桑の実のジャムづく

りを体験しました。

年中・こお君も同じ様に、熟した梅の実を収穫し、

鍋や砂糖などの道具材料を持参して、ジャムを作

りました。ところがジャムが、完成したものの、

それを入れる容器を忘れてしまい、「持ち帰り方」

に3時間悩み続けました。

結論は鍋に入れたまま、バスの職員の協力も取り付

け、無事持ち帰ることが出来ました。

作り方より、持ち帰り方に大きなエネルギーを注い

だこお君はもちろん満足感を味わっていました。

そして、このこお君の努力は更なる力を生みました。

それは、お母さまのお力でした。

ジャムづくりにプラスして、グミづくりの新たなエ

ネルギーを発揮出来るチャンスを作ってくださいま

した。とっても酸っぱい梅ジャムがグミとして美味

しいおやつとなりとっても美味しいものでした。

2学期、このレシピはきっと皆さまにも役に立つか

と思いますので、ご紹介したいと思いました。

どうぞ、チャンスがありましたらお子さんと共にや

ってみて下さい。

 

 

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 13:22 | - | - |
園長室便り 7月号

【先輩の活躍】

 

 

5月24日の事です。

4月末から、年長児のみさきちゃんは年中

新入児のはすみちゃんに補助なし自転車乗

りの手ほどきをずーっと続けてくれていま

した。はじめはつきっきりで。少し上達す

ると途中から手を離し、はすみちゃんが自

力で漕げる場を作ったり、と細かい配慮を

しながらの援助をしてくれていました。

みさきちゃんは自転車を支えている途中で

手を離しはすみちゃんが2・3メートル走

るとその出来た瞬間を担任に報告してくれ、

はすみちゃんの努力を認めてくれています。

みさきちゃんは年中の時、自分も担任から

「私も最後までやってもらったから」と、

自分の味わった心地よい実感を今度は新入

児の友だちにその思いを注いでくれていま

した。

その後もその援助は20日程続きました。

そして、はすみちゃんが自力で漕ぐまでに

なりました。

この日はすみちゃんは自転車コースを何周

も自分の力で運転をし、カーブでぐらつき

はしますが、ほぼ運転が可能まで上達して

いました。あと少しで合格です。

そして、その頃からみさきちゃんは自分の

やりたい一輪車にじっくり関わるようにな

りました。

これまでははすみちゃんの方を優先し、自

分の方を少々後回しにしてくれたみさきち

ゃんでした。

一輪車はまだ初歩の段階のみさきちゃんで

すが、はすみちゃんと「一緒に頑張ろうね」

と励まし合いながら一輪車と向き合ってい

ました。

そして、はすみちゃんは5月24日に見事、

自転車乗りが合格したのです。

 

5月24日の事です。

先輩、特に年長児は新入児のお世話に力を

注いでくれていました。

やまとくんは毎朝、年少児3人をクラスま

で送迎してくれていました。この日も。

たける君が部屋に入るまで見守り、そして

ゆうきくんへも。「途中まで送ったけど、

(ベランダの)階段からちょっと離れてい

る所で手を離したんだ。でもそこは

(クラスが)近いから、ゆうきくんは

(すぐ入れるから)安心だと思う。」とその子に

合わせた配慮をしてくれています。

そして、3人目のゆうとくんにはクラスのベランダ

から5メートルくらい離れた所でゆうとくんの姿を

目で追っています。

どうやら無事にクラスに入れるか心配だった様です。

「大丈夫そうだけど心配になってきたから、先生に

言おうと思う。でも今、お部屋に入ったから大丈夫

だと思う。」とゆうとくんの動きを確認し、責任を

果たしたやまとくんでした。

ところが、まだそこから動こうとしないやまとくん。

「どうしたの?」と確認すると「今日は全日保育だ

から、(長い保育時間になったばかりだから)心配

だから、声かけに行こうと思う。困った時に助けた

いから。」と細かいところまで心配してくれている

やまとくん。「やまとくん!今、ゆうとくんはお部

屋に入ったばかりだから、大丈夫だと思うよ。ゆう

とくんの手伝いはやまとくんもゆり組に行って、着

替えた後でもいいんじゃない?カバンを置いておい

で。ゆうとくんに言う時に私も力を貸すよ」と私。

そして、身支度に戻って行ったやまとくんでした。

もちろん、その後、すぐ、ゆうとくんに「困った事

があった時は力貸すからね」と伝えに行ったやまと

くんでした。

        ●

 

 もう7月です。新入児も自分の力で園生活

を送れるようになりました。

 

ここに来るまで先輩達の力がたくさん注がれ

ました。先輩の子ども達に感謝したいですね。

 

        ☆

 

 

いつも 嬉しいお便り、ありがとうございます。

 

 年中 たかひろ君のお母さまのお便り

 

 

 

 

〜子ども達からのお便りも嬉しいですね。〜

 私は、子ども達からお願いされ、サツマイモ

の苗の手配をしました。

子ども達はそのお礼を様々な形で表現してくれ

ました。ここで紹介しますのは、手紙を書くこ

とがとても楽しくなってきたゆなちゃんのお礼

状です。

一生懸命、そして、丁寧に書き、心がこもった

お便りです。

 

 

 

 

| 園長先生のコラム | 18:32 | - | - |
園長室便り 6月号

先日、10日間に渡る家庭訪問も無事終了致し

ました。お忙しい中お時間を割いていただき、

本当にありがとうございました。

各担任が、じっくりとお家の方とお話させてい

ただいたことを、全職員で今後の保育に生かし

て参りたいと思っております。

 

 

〜泣くことの意味〜

 

1番手軽で簡単な表現手段

=泣くこと=

 

年度当初は、特に泣く姿が多く見られます。

新入児だけではなく進級児もしかりです。

全てが新しい環境からのスタートですので、当

然の事です。

新しい環境はその楽しさはあるものの、不安や

心配の方が大きく感じますので、それを解消し

ようと子どもなりに考えた手段の1つが

“泣くこと”かと思います。

 毎朝泣いて登園したり、家でも思い出しては

泣いたりと、親御さんに心配をかけているので

はないですか。泣く行為ではなく、言葉で表現

してくれれば、お子さんの心の思いもすぐに伝

わり、手のかけ方も容易となりますが、ただ泣

かれても、何が不安なのかが伝わらず親御さん

の心配も膨らむばかりですね。

それも毎日となるとイライラもしてしまいます。

 

 さて、“泣く”行為ですが、大人は表立って

は泣けなくなってきますが、幼児は思い切り泣

けますね。周りを気にせずに。

ですから、幼児期の子どもにとってとてもやり

易い表現方法が“泣く”行為とも言えます。

そして、泣くこと事態が多くは声を出しますので、

心の発散にも繋がっていき、泣くことで何だか

気持ちが楽になる事があります。

子ども達を見ていますと、泣く行為は決してマ

イナスではなく、むしろプラスになっているこ

とに気づきます。

 

入園当初によくみられるのは、「泣くと叱られる」

・「泣くこと=いけないこと」と認識している

姿です。状況によってはそれが必要なこともあり

ますが、幼児期の子どもにとっては、泣くことを

制限されると、不安感がより一層増したり、自分

で課題を乗り越えようとするエネルギーがわかな

い場合が多く見られます。

ですから、園では「泣くことは決して悪いことで

はないから、辛かったり悲しかったりしたら、思

い切り泣いていいからね。」と、許容することか

ら始めるようにしています。

すると、子どもは安心感を覚えるようで、落ち着

いた頃、泣いた時の思いを口にしてくれます。

泣く原因がはっきりせず、ひたすら泣きたい時も

ありますので、その時はその思いを受け止めるだ

けにしています。

「なんだか、はっきりしないけど泣きたくなっち

ゃうこともあるものね。」等と。

 泣きたい思いを吐き出し、それを受け止めても

らうと、子どもは自分の思いを先へ進めます。

そして、泣く原因を自覚出来たら、その対策を考

えたり“泣く行為”だけでは自分の気持ちが伝わ

らないことに気づく機会になったりもします。

さらに問題解決の仕方も覚えていきます。

“泣くこと”は、結構学びも大きいのです。

 

ですから、この“泣く”という行為を奪ってしま

うと、いつまでも“泣く”行為から抜けられず長

引いてしまいますね。

子どもは、「泣いてダメ!」と言われても、必死

で探した表現方法ですので、泣けてしまうようです。

別の表現手段を考えて乗り越えるエネルギーがわ

いてこず、「ダメ!」と言われた方法でしか表現

出来なくなっています。

いつまでも、泣く手段から抜け出せず、そこにし

がみつくことしか考えられなくなって辛く、悲し

い状況が続いていきますね。

“泣くこと”で表現する方法から、“別の方法で

乗り切る”という新たな方法・手段を考えて、成

長していくという事が遅れてしまいます。

年齢的にも、思い切り泣ける時期ですので、その

子の表現手段を許容した方が乗り越えるチャンス

を沢山つかむことが出来ます。

子ども自ら新たなやり方を自らの手で探り出せる

力にもなっていくので泣くことはとても大切なこ

とかと子ども達の姿を見ていて感じます。

 

*************************************

 

「悲しいのかな?ママと離れて寂しいのかな?

でも、幼稚園は、泣いてもいいんだよね。

泣きたい時は、泣いて良いんだよね。」と、進級児。

 

これは、今頃の時期に毎年見られる光景です。

入園当初は、泣いて登園する子が沢山。

今日も涙顔で登園してきた新入児です。

涙がとめどなく溢れ、とうとう床に座り込んで

まいました。

担任も傍で気持ちを共感しています。

その気配に子ども達は直接声を掛ける行動はと

ませんでした。

付かず離れずの距離感で見守っています。

そして、進級児はそっと担任の傍に寄り、上の

葉で仲間の事を心配してくれていました。

 

先輩たちも“泣くこと”を許容し、感情を表に

すことを受け入れてくれていました。

1年前にやってもらった様に。

 

 ★   ★   ★   ★   ★   ★

 

〜これからたくさん起こるトラブル〜

 

☆勝手に仲間入りして叱られた

☆自転車遊びの途中で別の遊びへ。戻ってみたら

 他の子が使っていた

☆自分が座りたいイスに他の子が座ったのでギリ

 ギリお尻で押したら押され 返されて尻もちを

 ついた

☆自分の虫かごに、側にいた子が捕まえた虫を勝

 手に入れた等々…。

 

         ●

 

けんちゃんはくみちゃんと、手作りの果物を使って

「隠して遊ぼう!」と、“色々な場所に隠しては見

つけ出す”という遊びを楽しんでいました。

とても楽しそうに!!側では、さとしくんが面白そ

う、一緒にやりたい!!と、仲間入りしたい気持ち

、ジーっと見つめていました。

けんちゃんが道具箱に果物を隠し、くみちゃんがあ

ちこっち探していた時です。

隠した場所を見ていたさとしくんが、

「ここだよ。この中だよ!」と、“隠した場所を教える”

という形で仲間入りをしてしまいました。

当然、“隠しっこ”を楽しんでいた2人は、遊びを

邪魔されたと、とても不快な思いになりますね。

やはり、「やめて」・「勝手にしないで!」と、ト

ラブルとなりました。

楽しそうだからやったのにと、叱られたさとしくん

面白くありません。怒っています!!

 

           ●

 

こうじくんは、自転車に乗って楽しんでおりました

が、虫探しをしている子どもが目に入り、楽しそう

だと寄っていきました。自転車は庭に置き去りに。

そこへ、その自転車に憧れを持っていたまことくん。

それが目に入り、側にいた担任に「あれに乗りたい!」

と意思表示。

「誰も乗っていない自転車だね。使っていないので、

どうぞ。」と同意。

ルンルンと去って行ったまことくんでした。

しばらくすると、先のこうじくんが戻ってきました。

ところが自転車は置いた場所にはなく、あたりを

キョロキョロと。まことくんの姿を見つけると、

「僕のだ!」と、声高に。

まことくんは、しょんぼりし「自転車とられた〜。」

と担任へ。

このような、トラブルがこれから沢山起きますね。

でも、5月中旬頃までは、このようなトラブルは

あまりありませんでした。

仲間への意識がまだ薄かったからです。

でも、仲間の存在が楽しくなり、関わりも深くなっ

てきますと、その分沢山のくい違い・勘違いが生じ、

トラブルが生じてきます。

“叩かれた・いじわるされた・仲間に入れてもらえ

ない・自分がやりたかったのに…。”

等と、仲間と関われば関わるほど、思うようになら

ない現実に悩む事が増えてきます。

子ども達は、人と人と関わるスタートラインに立っ

たことになりますね。

広場5号の中でもお伝え致しましたが、このトラブ

ルが起きるたびに育ちのチャンスとなるよう、関わ

って参りたいと思っております。

 

           ●

 

さて、けんちゃん・くみちゃん・さとしくんのトラ

ブルでは、双方が各々感じた思いを言葉で伝えられ

るよう、担任が橋渡しをしました。

さとしくんは、けんちゃんとくみちゃんがやってい

た“隠しっこ”がとても楽しそうでやってみたくな

った気持ちを。

そして、けんちゃんとくみちゃんは、“隠しっこ”

を楽しんでいたのに勝手に教えられてしまった不快

な思いを。

それぞれの思いを口にして相手に伝えました。

やっと相手の思いに少しですが気付きます。

そして、トラブルには互いに理由がある事が分かっ

ていきます。

 

子ども達は現場で、このような共通の経験をいっぱ

いしていきますので、徐々に各々の思いが伝わるよ

うになっていきますね。

ですから、トラブルの原因にも気付きますし、どう

したら互いに不快にならないで遊べるかの問題解決

も子ども達で探し出す機会ともなっていきます。

そして、言葉が足りないと、相手には自分の思いが

伝わらないという、とても大切なことを学ぶ機会に

もなります。

 幼児期の子どもは、どの子も自分の思いだけで、

すぐ行動に移してしまいます。

相手の思いを考える余裕はなく、ひたすら自分の思

いだけを優先して、しゃべったり、行動を起こしま

すので、トラブルは当然の結果かと思います。

 

 この年齢の子ども達は、この言葉の使い方がまだ

まだ未熟ですのでその結果のトラブルをたくさん起

こします。

ですから、その度に一呼吸を置き、言葉の使い方を

経験で学んでいけるようにしていきますと、

<頭の中でしっかりと考え、言葉を組み立てて、相

手に伝わる言葉を巧みに使う事>が出来る様になり

ます。そして、その時<相手の立場まで考えられる

思いやりの心>も共に育ちますので、心も豊かにし

てくれますね。

 

 6月にも入りますと、小さなトラブルが沢山起こ

ります。そこから学ぶ大切な時期ともなりますが、

親御さんにとってはご心配なことも沢山出て来るか

と思いますので、その時は遠慮なさらず、園の方に

声を掛けて下さい。

      

           ●

 

ピンク帽子(満3歳から進級した年少児)さんと年

長さんの素敵な姿をお知らせしますね!!

 

<5月16日の事です。>

 

年少組のさわちゃんとゆうきくんは、昨日“文字書

き遊び”をし、書いた用紙を理事長の所へ持ってき

ました。

ところが、理事長は外出中でおらず、文字書きの頑

張りの印の折り紙を手にすることが出来ませんでし

た。そこへ、同じように文字書きの用紙を手に年長

の先輩こうたくんもやってきました。

すぐにこの状況を判断したこうたくんは、

「静子先生がいない時はプレゼントを勝手に持って

いけないから、静子先生の机に(用紙を)置いてお

くといいよ。」とアドバイスをしてあげていました。

年少児は、残念な思いを残しながらも、理事長の机

の上に頑張った文字書きの用紙を置いてクラスへ戻

って行きました。

 

 そして、次の日。

再び2人は理事長の所へやってきて、昨日の事を言

葉を選びながらしっかりと自分の言葉で伝えてくれ

たのです。少々、言葉は足りませんが、平成28年

12月前後に入園してきて、まだ4ヶ月程の生活経

験ですが、しっかりと言葉の使い方を学んでいました。

 

ゆうき:「昨日出しましたから、(文字書の用紙)

     静子先生はいませんでしたから、プレゼ

     ントはもらえませんでした。」

 

さわ:「静子先生が、いなかったから、プレゼント

    がもらえませんでした。」

 

と、しっかと目的を果たした2人でした。

 

 

<5月17日の事です。>

 

 年長児のひかりちゃんは毎朝、菅原先生と一輪車

の練習をしています。

始めたばかりでまだ、上手に出来るはずもなく、日

々自分の心と葛藤しながら挑んでいました。

その姿をお知らせしたいと思います。

 

 白帽子になって、毎日練習に励んでいるひかりち

ゃん。朝いちばんにやることは、バーにつかまりな

がら行ったり来たりを繰り返してパワーをためる事

です。パワーがたまると今度は地面に引かれている

黄色の線を目標に前に進む練習に移ります。その時に口にするのが、「自分でちゃんと出来るって思わないと…。」という言葉です。それを口にすると本当にひかりちゃんの目が変わります!!

“転んだら…”・“手を離すのが恐い…”という気持ちがまだ大きいようですが、勇気を出して挑戦をします。上手くいくと、「出来るって思っていたから出来た!」上手く出来ないと、「今のは一輪車が前を向いていなかったからだ!」と結果を自分で分析している姿があります。また、前に進むまでの時間(バーから手を離すまでの時間)が長くなってくると「勇気がなくなってきちゃったから行ったり来たりして(バーに掴まりながら往復する事)パワーをためて来る!!」と、自分で頑張る力を取り戻そうとする姿が見られています。

 

 ひかりちゃんはとても難しい一輪車乗りで、自分の心と日々葛藤をしながらも毎日楽しんでいます。

                             ―記・菅原―

 

                 ●

 

年長児は、自分の意志で体のコントロールも可能となってきていますので、自己実現への手ごたえも感じてきていますね。ですから、遊びをより楽しく、そして、課題も上げて自分んで自分を磨こうとしています。

 

| - | 17:16 | - | - |
園長室便り 5月号

新年度がスタートして、20日程経ちました!!

 

保護者の皆様方、お子さんを園の方に送り

出して頂きましてありがとうございます。

進級児といえども新しい環境です。

不安感をいだきながらの日々が続いたこと

でしょう。

そして、新入児の子ども達も。

初めての親離れで大泣きする子どもも沢山。

又、初めは楽しいと通っていたものの、疲

れや思うようにいかない現実に、悲しい思

いでシクシク涙したりと。日々葛藤してい

ました。

お家でだだをこねたりしていませんでした

か?保護者の方も不安な事が沢山あった事

と思います。

でも、子ども達は、感情を思い切りに表に

出してくれました。そのお陰もあって、

徐々に園の生活に馴染んできました。

まだまだ、細かい心配りが必要な日々が続

く事かと思いますが、これからの1年がと

ても楽しみです。

               

        ●

 

さて、園の集団は、常に仲間が側で生活し

ている場所です。

それも同じ年齢の子ども達が沢山。

この幼児期の子ども達は、どの子も自分の

主張を押し通すことを優先します。

それも自分本意の主張です。

相手のことを考える余裕などはなく、ひた

すら自分の思いだけを相手にぶつけます。

【自己を抑えて、相手に合わせた行動を

とる】のが、とても苦手な年齢です。

ですから、当然そこにはトラブルが生じ

すね。そして、このトラブルは、自分も辛

い思いをしますし、相手にとっても悲しい

思いになりますので、子ども同士で現実を

味わうことになります。

この、子ども同士で味わう現実は、実感を

伴いますので、幼児期の子どもでも、事の

善し悪しの理解につながっていきます。

ですから、このトラブルが生じた瞬間を大

切に生かし、子どもの育ちへ結びつけてい

きたいと思っております。

大人が「相手のことを考えなさい。」

「自分勝手なことを言っても、お友だちに

伝わらないでしょう。」と、正論を言葉で

指導するよりも、トラブルの中で実感を味

わった時に<どういう思いでトラブルにな

ったのか?>

<相手の友だちはどう感じたのか?>

<自分の気持ちも、そして相手の気持ちも

すっきりするには、どうしたら良いのか?>

等と、その都度、原因を探ったり、対策を

立てたりする機会にした方が、子ども自身

も自分の事と感じ向き合う姿勢になってい

きます。

初めはなかなか思うようにいきませんが、

事が起こる度に、子ども達の心の思いに耳

を傾けていきますと、子ども同士で問題解

決を図るようになっていきます。

(まだまだ先のことですが。)ですから、

このトラブルの経験は子ども達を大きく育

てていく事になります。

 

同じことの繰り返しになりますが、幼児期

の子ども達にとって、とても難しい

【相手に合わせた行動がとれるようになる】

には、このトラブルの経験が大きな力とな

っていくことになりますね。

トラブルは、他人事ではなく当事者が自分

ですので、全て自分の事として捉える事が

出来ますから。ですから、この、実感に残

る瞬間を逃さず子ども達と関わっていきた

いと思っております。

決して【幼いからまだ分からない】ではあ

りません。この年齢の子ども達は、経験を

一つひとつ積み重ねていきますと、大人以

上の精神力(逞しさ・集中力)や仲間との

協調性を発揮することが、子ども達の姿か

ら実感しています。

楽しい経験、そしてアクシデント・トラブ

ルの経験も含めた、実感が持てる機会を逃

さず、成長に結びつけて参りたいと思いま

す。

 

         

 

さて、年少児の

【1年の経験の中で、育った姿】と、

【入園ほやほやの姿】をお知らせしたいと

思います。

 

≪平成29年2月の事です≫

 

 年少・さくと君は、文字書き遊び(マス

目を、文字やといった印で全部埋め

ると、頑張りを認められて理事長より様々

な折り紙を手に入れることが出来る遊び)

をしていました。

実はこの頃、文字書き用紙の様式が変わり

ました。片面に216のマス目がある用紙から、

片面に104のマス目がある、裏表一体となっ

た用紙になりました。

その事を知らなかったさくと君は、表面を終

了し、完成の喜びを胸いっぱいに込めて担任

へ報告。

やはり、裏面にもマス目があることに気が付

いていません。

担任は、言葉を選んで、裏面の存在と、もう

少し頑張ると、本当の完成になる事を伝えま

した。でも、納得まではいかず、

“職員室の理事長の所へ用紙を持参する。”と

いう判断をしました。

“そうだよね。頑張って書いてきたんだもんね。”

と担任はもう1ステップの必要性を感じて、

さくと君を職員室へ送り出しました。

そして、さくと君が戻ってきました。

うなだれて…。

さくと:「・・・。」

手にはびりびりに破かれた文字書きの紙が握

られていました。

どうやら裏面が完成していないことを理事長

から伝えられたようです。

担任:「おかえり、さっくん。そっか、悔し

    かったね。泣いても大丈夫だよ。」

と、悔しい心情を受け止めることに。

すると、その場で、大泣きするさくと君。

書いたのが不完全だったのは自分でも分かっ

ていたものの、自分は表を書ききったからと、

見せたかったようです。

そんなさくと君の気持ちが痛いほど伝わって

きました。

 

担任:「さっくんが頑張っているのを見てい

    たから、泣きたい気持ちすごく分か

    るな。今日無理しなくてもいいし、

    明日とか、またさっくんがやりたく

    なった時にできるよ。」

 

と、一呼吸置いた方が良いのかと思い言葉を

かけてみました。

ところが、さくと君は大きく首を振りました。

 

担任:「もう一度やってみる?破れた所テープ

    で貼ってみる?」

 

さくと:「・・・。」

 

破れた紙を見ると、

再び涙が溢れてきたさくと君。

その姿から、担任は事を急がせすぎた事や、

今さくと君自身が自分の気持ちに向き合お

うとしており、どうしたらいいか分からな

い状況で涙が止まらない事に気がきました。

担任は、“いつでも続きが出来ること”や

“テープで補強することが出来ること”を

提案し、今はさくと君の気持ちに寄り添い、

落ち着くまで見守り、「悔しかったね。

大丈夫。待ってるね。」と、言葉を掛ける

ことにしました。

すると、その時うさぎ組に年長児のひまわ

り組の子どもが3人やってきました。

 

子ども:「お邪魔します!ミニお別れ会の

     ポスターを書いてきました!!」

 

と、意気揚々と部屋に入ってきました。が、

すぐになんだかいつもと様子が違うことを

感じ取った年長児。

 

あきな:「(そ〜っとさくと君の表情を見

     ながら)どうしたの?」

 

と、心配そうに尋ねてくれました。

 

たくま:「大丈夫?泣いてたんだ。」

 

担任:「実はね、さくと君文字書きを頑張っ

    ていたんだけど、紙の種類が変わっ

    て裏にも書かなきゃならないんだ。で

    も、書ききらないで職員室まで行った

    んだけど・・・」

 

れみ:「それだと全部出来たことにならないよね。」

 

担任:「うん。でもいつもみたいに表は全部書

    いたから、さくと君も悔しい気持ちが

    あるんだと思うんだ。」

 

れみ:「嫌な気持ちになって破くこともあるよ!」

 

あきな:「うん!あきなも前に、雑巾をぐちゃ

     ぐちゃにしちゃったことあるけど、

     もう一回やり直したら園長先生が宝

     物にしてくれたんだよ。だから、

     さくと君も、もう一度頑張ればきっ

     と宝物になるよ。」

 

たくま:「破れちゃったら僕ならテープでとめるよ!」

 

あきな:「うん!あきなもそうするな!テープの

     上は鉛筆だと書けないからペンで書く

     といいよ!」

 

ひまわり組の子ども達が、言葉を掛けてくれてい

る間にすっかり涙が乾いたさくと君は、その場で

ずっと先輩の話を聞いておりました。

 

担任:「ありがとう。いっぱいさくと君のために

    考えてくれて。」

 

年長児:「いいえ!頑張ってね!」

 

担任:「さっくん。白帽子さんからいっぱい色ん

    なこと教えてもらったね。お部屋にテー

    プもあるし、私テープの上からも書ける

    油性ペン持ってるよ!」

 

さくと君は、ちらっと自分の手に持っていたバラ

バラになった文字書きの紙を見ました。

もう、さくと君の中では、“やってみたい”気持

ちが芽生えているはずだと思えました。

でも、一度涙を流し、どうにもこうにも自分の気

持ちが整わない時間が続いたさくと君。

その葛藤を乗り越えて、困難に向き合い“できた!”

という達成感を掴んで貰いたいと思い、モーション

を掛けてみることにしました。

 

担任:「さっくん。このままやめて違う遊びにする?

    それとも、最後まで諦めない子どもになる?」

 

さくと:「最後まで諦めない子どもになりたい!

     テープで貼る!」

 

と、大きな声でまっすぐな目で気持ちを伝えてく

れました。

 

担任:「すごい!さっくん。最後まで諦めないで

    頑張るんだね。さっくんが頑張っている

    から、私も最後まで応援するね。」

 

そして、早速テープで破れた所を貼り、鉛筆やペ

ンで書き進めるさくと君。終始笑顔で!

 

さくと:「ここはペンで書く!“へ”っていっぱ

     い書く!」

 

と、あっという間に残りのマスも書き終えて、笑

顔で職員室に向かいました。

そして、部屋に戻ってくるなり「もう一回やる!」

と、その日は結局3の文字書きをして楽しみまし

た。

 

先輩達の力も借りて、辛く、悲しい事を乗り越え

たさくと君は、更なるやる気へ繋がっていきまし

た。

 

 

(さくと君が頑張って仕上げた『文字書き』遊びです♪)

 

 

 

≪平成29年4月17日・新入児初登園日の事です≫

 

 ブロックを繋げて遊んでいた時の事です。

ふうきちゃんが興奮した様子で担任の元へ、やって

きました。

 

ふうき:「先生!あのね、あの子がふうちゃんの為

     に、ブロック持ってきてくれたの。」

 

担任:「そっかぁ。ふうちゃんはお友達に優しくし

    てもらって嬉しかったんだね。」

 

ふうき:「うん!優しくしてもらって嬉しいの!」

 

担任:「ふうちゃんの為に持ってきてくれたんだっ

    て思えるふうちゃんも素敵だね。

 

ふうき:「うん!」とにっこり。

 

 初めての登園日で、ドキドキしている中、そんな

風に相手の好意を感じ取れる姿に感心させられた出

来事でした。

 

そして同日。こんな事も。

座っていたイスから立ち上がり、水道へ。そこは空

席に。すると、別の子がその空席へ。

すると、「あの子が座っていたからダメだよ。」と、

隣に座っていた子が守ってくれています。

「でも、ここに座りたい!」「でも、あの子が…。」

と、互いに主張し合っています。

まだ、入園したばかりなので、担任もすぐに間に入り、

互いの気持ちを代弁してあげながら互いの主張の意図

を伝えていきました。

すると、完全な納得とまではいきませんでしたが、状

況の理解には繋がっていったようで、先の子の席を優

先してくれました。

空いた席に座ることは問題ありませんね。

でも、側にいた子が先客に気付き、その子がここに戻

ってくることを予想して対応してくれていることも、

とても素敵です。双方とも間違っていませんね。

担任は、その双方の思いを一つひとつ丁寧に言葉にし

て返していきました。

2人共、しっかりと耳を傾け、状況の理解に少し近づ

いたようです。

 担任は、このような子ども達の姿から、互いの子ど

もの感情の整理をするため、言葉で繋げていき、各々

の子どもの気付きになっていくように意識して関わっ

ています。

 

           

 

これから、仲間の中での生活が続きます。

楽しい経験もいっぱいします。

悲しい出来事も日々起こります。

この経験の全てを、子どもの心と身体の成長に繋げて

いきたいと思っております。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

           ★

 

 

「文字書遊び」の子どもの作品2点を紹介しますね。

 

 

 (年長児:まさかず君)

 

 

年少児:あさひ君

 

 

| 園長先生のコラム | 00:01 | - | - |
| 1/13PAGES | >>

HOME|募集要項|園長室だより|子ども達の風景|幼稚園に入るということは

やまびこのモットー|遊びながら学ぶ|園庭紹介|イベント|歴史・活動|Q&A|子育てのヒント|アクセス&バスルート

Copyright(C) 学校法人旗立学園 やまびこ幼稚園 〒982-0215 仙台市太白区旗立3-8-30 電話 022-245-2248